毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「賃金アップを〝忘れてた″オフィス」No.1787

2016-11-01 22:05:31 | 中国事情


今日はいろいろありました。

プライベートレッスンを「寒くて億劫だったから」とサボった子に

「プライベートレッスンの意味、分かっているんですか」と叱ったり

(でも、それを通訳する韋彤さんも分かっていないような)、

プリンターをインストールしてある宿舎のデスクトップのモニターが

突如「No Signal」表示が出て、印刷できなくなったり、

日本から持参したノートパソコンにプリンターを接続して使おうとしたら、

古すぎる機種のせいで苦労してインストールしても、

いざ印刷しようとしたら全く無反応だったり・・・・・・。

(プリンターはHPLasterJet1020です。1022からは一覧に載っていたんだけど( ;∀;))

 

しかし、今日一番の大事は、何と言っても給料の話です。

昨年9月から一年契約でこの大学で働き、ぼちぼち終わりに近づいた5月頃、

二年目もここで働いてほしいとオファーがありました(それ自身はありがたいことです)。

「一年間、私はベストを尽くしましたが、ベースアップもボーナスもないんですか。」

と聞いた私に、外国人教師の給料を取り仕切るミスター張は

「毎年500元アップできる。しかし、最大月給は6000元までだ。」

と回答しました。

「O.K.その条件で働きましょう。」

と私は満足して合意したのです。

 

10月15日に9月分の給料(契約更新後初めての給料)を受け取って、

これ前年度と同じじゃない?と気づいたのは、後で数えてみてのことでした。

(中国の紙幣は100元が最大金額なので、何十枚も数えるのがめんどくさくて、

つい、その場は確認もせず鞄に放り込むのが常なのです)。

後になって届いた新契約書を見ると、やっぱり賃金欄は5000元、昨年のまんまです。

一体これはどういうことなのか、理解不能でした。

(あの賃金交渉は何だったんだ?どこかよその学校の話?)とか、

(まさか、だましたんじゃあるめいな?)とか、

疑心暗鬼で、同僚のフィリピン人の先生に聞くと、

「この大学はベースアップとかボーナスなんか全然ないよ。」とのことでした。

私はすっかりやる気をなくし、もうここでの仕事を辞めようと思いました。

でも、黙って辞めるのも私のスタイルではありません。

で、あの交渉はなんだったのかミスター張に確認したところ、

「ああ、すっかり忘れてた~~。」

ですよ。

だから来月からアップするって、あなた、そんないい加減なことってある??

何でこんな超基本的なことを忘れるんですかね。

 

でも、中国全部がこうでは決してありません。

前任校は毎年、次年度のオファー時に条件を提示して契約書もきちんと渡してくれたし、

毎月の給料も決まった日に滞りなく支給されました(ここはめちゃくちゃ)。 

これは菏澤方式、或いは、ミスター張方式とでもいうのでしょうか。

なんか、脱力の一日でした・・・・・。

 

↓向こうに大学の正門があります。多くの大学では正門を入ったところに

モニュメントを設置しているのですが、

超大雑把な植え方の薔薇園まであるのがこの大学らしいところです。

薔薇たちが寒さに耐え、今年最後の一咲きをしています。

  

 

 

 

 

 

 

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