一般にはオペラ座 [l'Opéra)と呼ばれている、パリのガルニエ宮 [Palais Garnier] は、外観も内装もたくさんの彫刻で飾られています。
これは、1875年の落成時に正面右端にあった、当時を代表する彫刻家ジャン=バティスト・カルポー [Jean-Baptiste Carpeaux] 作の “ダンス”[La Danse / The Dance] です。
実はこれはレプリカで、フランスを代表する俳優のジャン=ポール・ベルモンドの父親ポール・ベルモンドによって、1964年に製作されました。
現在オリジナルは、オルセー美術館に収蔵されています。
タンバリンを手に妖艶に舞う天使と、その周りで踊る4人のニンフたちの姿は、躍動感に満ち溢れています。
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