平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

やったぜ!じいちゃん

2023年04月06日 23時59分16秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先々週の週末は、土日共に伏見ミリオン座でのTBSドキュメンタリー映画祭2023の
上映作品をずっと観ていあしたが、日曜日最後に観たのは、「やったぜ!じいちゃん」。
この作品は、TBS系の名古屋の放送局CBCが作作成したドキュメンタリーで
「2022年日本民間放送連盟賞」の準グランプリに選ばれたもので、それにさらに
映像を加えて、今回映画となり名古屋会場のみだけの上映となりました。


内容は、愛知県の一宮市に住む舟橋一男さんの日常をつぶさに追ったドキュメンタリー作品。
一男さんは、生まれつき脳性麻痺で身体が不自由な75歳。日常生活に妻・瑞枝さん、介護ヘルパーの
サポートは欠かせないが、今も現役で印刷工を続ける元気なおじいちゃんだ。2人の娘さんに恵まれ、
孫も1人いる。瑞枝さんによると、一男さんの人生を語る上で、母・雪子さんの存在が何より
大きかったという。そして、実は一男さん、今から50年前にもカメラが撮っていたというのだ――。
舟橋さんご夫妻が会話を交わす場面が繰り返し出てくるので、是非ともご注目、ご傾聴を。
そして、2016年に起こった痛ましい事件に意見する一男さんの魂の叫びを、心に刻んでほしい。


20歳までの命と宣告されるも、75歳になった今も元気に生きてるのが凄い。母親の雪子さんが、
家においておくのではなく、普通の子供と同じように、あっちこっちに連れて行ったとのこと、
当時は今よりも障碍者に対する風当たりは強く、バリアフリーでもなかったが、そういったことが、
一男さんの人間形成にも役立っているのであろう。あとは奥さんの瑞穂さん。初めて会った時から
一男さんが何を言っているかわかったというから、もう運命の人だったのか。そして障害があるので、
五体満足の人と結婚なんてという一男さんの家族・親族の声もあったが、二人は結婚。仲睦まじく、
今でもは一男さんは瑞穂さんのことが大好きなのが、普段の会話からも伝わってきます。障害をもち
ながら、自分で意見を言う事で、周りを変えてきた一男さん。そんな彼にとって2016年の相模原市の
知的障害者施設「津久井やまゆり園」事件はショッキングであった。さらに報道で被害者である
障碍者の氏名が伏せられたことに対して、「障がい者が隠される存在であることは残念であると同時に
恐ろしささえ感じています」「両親は障がいを持つ私を世間から隠すことなく、反対に積極的に外へ
出るように働きかけて育ててくれました」と言っているのを聞いて、障碍者のプライバシーに考慮して
の報道と受け止めていましたが、確かに普通被害者の名前が伏せられることってないですもんね。
こういうことは当事者じゃないと、気付かないことかもしれません。まだまだ元気に夫婦で過ごして
いって欲しいですね。




舞台挨拶は、仲尾義晴監督。お子さんお孫さんも急遽参加

日常の色んなお話も聞けて良かったですよ。









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