平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

めくらやなぎと眠る女(「読み解く会」付き)

2024年08月03日 23時59分51秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、センチェリーシネマに「めくらやなぎと眠る女」を観に行きました。子週末も、
観る映画は、この1本のみ。最近ドキュメンタリーや事実に基づく映画の上映が少ないので
観る本数がグッと減ってきている。今回の映画も実は、ドキュメンタリーでも事実に
基づく映画でもないのだが、原作が村上春樹で、それを海外の映画監督がアニメしたというので
興味がそそられて観ることにしたのであった。また上映回が、日本語版翻訳巨協力をした
柴田元幸さんを招いての読み解く会が開かれる回だったというのもあり、さらに楽しみでした。



内容は、音楽家・アニメーション作家のピエール・フォルデスが監督・脚本を手がけ、
村上春樹の6つの短編小説「かえるくん、東京を救う」「バースデイ・ガール」
「かいつぶり」「ねじまき鳥と火曜日の女たち」「UFOが釧路に降りる」「めくらやなぎと、
眠る女」を翻案して描いたアニメーション映画。
2011年、東日本大震災から5日後の東京。テレビで震災の被害を伝えるニュースを見続けたキョウコは、
夫・小村に置き手紙を残して姿を消す。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、ひょんなことから
中身の知れない小箱を、ある女性に届けるため北海道へ向かうことになる。同じ頃、
小村の同僚・片桐が帰宅すると2本脚で立ってしゃべる巨大なカエルが待ち受けていた。
「かえるくん」と名乗るその生き物は、次の地震から東京を救うために片桐のもとにやってきたという。
大地震の余波は遠い記憶や夢に姿を変えながら、小村やキョウコ、片桐の心に忍び込んでいく。 


村上春樹の大ファンということもないので、原作となった小説はいずれも呼んでませんでしたが、
アニメということで、観やすかったです。内容的には、なるほど村上春樹の世界観だと感じました。
なんとなく、短編を繋ぎ合わせた感は出てますが、うまいこと1つの作品となっているなあと思う。
同じ村上春樹ワールドなので、案外違和感がないのかも。全部が示されてなくて、
肝心なところをこちらで考えさせられる感じがします。村上春樹の作品は。同じ作品でも
それぞれでも、観る環境やその時の気持でも違う感じ方をするような気がします。
「読み解く会」では、この映画は村上春樹作品をそのまま映画にしたのではなく、
村上春樹作品を読んだ監督が感じたモノを映画にしたのであると言う事だった。
なので原作と比べ細かいところが違うというのは、お門違いだと。色々と興味深い話が
聴けたし、実は作品にちょこっと出てるこや朗読を聴かせていただいたりと内容が濃かった。


思った以上に時間もあって、良かったです。それもあってか、また観たいなあとか思ってます。









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コメント (2)
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