平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

フジコ・ヘミングの時間

2024年05月28日 23時59分44秒 | 映画・ドラマ・アニメ
日曜日、伏見ミリオン座で観た2本目の映画は、「フジコ・ヘミングの時間」です。
最初は別な映画を観る予定でしたが、先日彼女が亡くなったため急遽上映が切ったようで、
この映画は観たことがなかったし、ドキュメンタリー映画なので観ることに決めました。
彼女のコンサートは、アイプラザ豊橋で開催された時に、こんなところにフジコ・ヘミングが
来るなら、これは行かなくてはと聴きにいった覚えがあります。素晴らしいコンサートでした。


内容は、60代になってから世界に見いだされたピアニスト、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー。
日本人ピアニストの母とロシア系スウェーデン人のデザイナーである父との間に生まれ、
母の手ほどきによって5歳からピアノを習いはじめたフジコ。やがて演奏家として高い評価を
受けるようになるが、大事なリサイタルの前に聴力を失うという大きなアクシデントに見舞われるなど、
数奇な人生を歩んできた。1999年にNHKで放送されたドキュメント番組によって日本でも
広く知られるようになったフジコの、初のドキュメンタリー映画となる今作では、ワールドツアーで
世界を巡って演奏する姿や、自宅で愛する猫に囲まれて過ごす時間など、公私にわたるフジコの素顔に密着。
父との別離、厳しい母のレッスン、ハーフへの差別、貧しい留学生活や聴力喪失など、
数々の苦難に見舞われても、夢をあきらめずに進んだフジコの人間性と音楽に迫る。 


ドキュメンタリーでも、彼女について変わる変わるインタビューが出て来るのではなく、
彼女自身に密着しながら、彼女の本音や考えを喋っている構成なので、とても興味深い。
彼女のモノの考え方や演奏に対する思い等が、ストレートに伝わってきて、とても良いです。
もちろん、音楽は彼女の演奏なので素晴らしいの一言ですよ。彼女のお洒落な姿は、
パリの街にマッチしますね。彼女はパリに住んでいたんですね。あと世界各地に家があるのは、
驚きました。日本だけでも、東京と京都。また売れるまでは苦労の多い人生だったせいか、
華やかな最先端なモノよりも、伝統なモノがお好きだったのかなあとか思ったりしました。
いや~、若い頃は大変でしたが、豊かな人生を生きていらっしゃったんだなあと感じました。







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コメント (2)
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