ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

仙塩尾根 二日目

2010-08-11 | 山のはなし

前日夜 京都発(高速バス)
1日目 甲府駅→広河原→北沢峠(ここまでバス)
    (やっと歩き)北沢峠→馬ノ背ヒュッテ(泊)
2日目 馬ノ背ヒュッテ→仙丈ヶ岳→両俣小屋キャンプ場(泊)
3日目 両俣小屋→三峰岳→間ノ岳往復→熊ノ平キャンプ場(泊)
4日目 熊ノ平→塩見岳→三伏峠キャンプ場(泊)
5日目 三伏峠キャンプ場→鳥倉林道登山口(京都まで延々とバスと電車に乗る)

馬ノ背ヒュッテの外のベンチで
ご来光に沸く人々の横で
ラーメンを食し、荷造りをして出発です。
前夜、私の隣の寝床にいた単独の女性は相当健脚な方で
この日は私と同じ行程で両俣小屋まで行くと言っていました。
「お昼前には着いちゃうわねえ」と余裕の構え。
私なんかは「あの両俣小屋に行く」ということだけで
歩く前から緊張していましたが、
この心強い女性の存在ですっと緊張感が無くなり、
精神的に楽になったと思います。


仙丈ヶ岳山頂と仙丈小屋が見えてきました


花は盛りを過ぎていたようです。
仙丈ヶ岳から大仙丈ヶ岳の間が比較的花が多かったです


大仙丈ヶ岳へ向かう。未踏のルートに踏み出す


3000メートルから2000メートルに向かって。
大仙丈ヶ岳からは標高をぐんと下げていきます


高望池。50メートル下ると水場があるようです。
倒木、苔むした登山道…。
親近感を覚えるのは、大峰山脈にどこか似ているからかも


両俣小屋に到着したらかわいい子たちのお出迎えを受けました。
小屋のおかみさんが猫好きだとか


歩き終わってみると、穏やかな稜線、樹林帯が続き
決して派手さはないけれど、心に深く残る旅でした。

けれども、翌日はまた3000メートルまで標高を上げなければなりません。
そう思うと、なかなか熟睡できずに何回も寝返りをうつのでした。