スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

’死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠中間域全記録’2

2007-10-12 16:55:45 | ◆退行催眠・中間域の記録2
’死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」―退行催眠中間域全記録’
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死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠下で語られる魂の世界と
転生、数々の体験事例に基づくさらに詳細なケース・スタディ (単行本)
マイケル ニュートン (著), Michael Newton (原著), 三山 一 (翻訳)
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内容(「MARC」データベースより)
死後の世界は秩序正しく、魂はガイドに導かれ、転生をくり返す。私たちがこの
世で体験することもすべて、魂の「気づき」と「成長」のためのプログラムで
ある。死後はもちろん、今生きていることを納得するための知恵を解説。

○第二章 死と悲しみと慰めと

・否定と受容
●愛する人を亡くしてからも生きていく、というのは人生最大の試練のひとつです。その悲しみを乗り
越える過程を順を追ってみてゆくと、まずショックを味わい、事態を否定したり、怒ったり、ふさぎ
こんだりしたりするのを何とかした末に、ある種の受け入れ状態に行き着く、ということはよく知られ
ています。一方、魂のほうは、スピリットの世界で新しい人生の準備をするときには、次回のこの世で
の大舞台劇のリハーサルをやるのを楽しみにしています。役柄はすべて仮のものにすぎないと、魂は皆
知っているのです。

●多くの人は、死と面と向き合わざるおえなくなると、当事者であれ第三者であれ、悲痛な恐ろしい
感じを覚えます。健常者は死を話題にしたがりませんし、重病人もたいていはそうです。そのため死は
忌み嫌われるのです。二十世紀には、死後の生についての世論も多くの点で変わりました。前半には、
人生は一度きりだ、という昔ながらの意見をたいていの人が奉じていました。ところが末の三十年あまり
になると、アメリカでは約四割が輪廻を信ずるとされるにいたりました。このような世論が変わった
おかげで、前よりも精神に深みを増し、死んだら忘れ去られてしまう、という考えから脱却しつつある
人々は、死を少し楽に受け入れるようになったのです。

●スピリットの世界の研究作業を行うもっとも有意義な面のひとつとして、死ぬというのはどういう
感じのものであるとか、魂がどうやって遺族を慰めようとするのか、という問題を亡くなった魂の観点
から学び取れる、ということも挙げられます。

●魂の分身能力についてー生まれ変わった後も、エネルギーの一部はスピリットの世界に残されます。
このエネルギーこそ、帰ってくる魂と合一するために分割されたものなのです。実際、リサーチして
明らかになった大事な点のひとつとして、ソウルメイトは本当はけっして離れ離れにならない、と
知ったということもあるのです。

・魂の用いる療法
●たいていの魂は、スピリットの世界へ早く赴きたい気持ちを持ちながらも、自分を偲んで悲嘆に
くれる相手を慰めるべくある種の行動をとるまで、世のアストラル界を去りはしないでしょう。
それは、スピリットの世界からからだへエネルギーを投射します。エネルギーの濃縮されて領域で
ビーム効果を使い、愛に満ちたエネルギーを投じるのです。

・スピリットが生者とつながる方法
*からだの触れあい
●生者を慰めようと舞い戻ってきている魂は、チャクラのツボだけに限らず、自分のエネルギーに対する
感受性のもっとも高いところを探すのです。さらにそのエネルギーパターンが治療に効き目をふるいだ
すのは、テレパシー交信で橋が架かり、送り手と受け手の心と心がつながったときです。

●投じられたエネルギーにより、ある一定の情緒反応を引き出し、景色や音、味、匂いなどの五感によって
自分の存在を知らせる事ができます。それは、愛する相手はまだ生きている、と悲しみに暮れる人に確信させ、
遺族に自分の人生を前向きに歩ませるためです。

*夢による認知
●亡くなってまもない魂が近親者のもとへ行き着くために使う主な方法しては、夢を利用するものも挙げられ
ます。悲しみに暮れる中、たとえうつらうつら眠っているような状態でも、無意識の感受性は高まります。
ただ、メッセージの込められた夢から醒めても、睡眠中に見たイメージやシンボルに意味を持たせず、記憶
から消えるがままにしておくことが多いのです。続けざまに見た夢や故人と一緒にいる夢を見ても、希望的
観測ということで塗りつぶされてしまします。

●夢には、一日中脳の回路に負担をかけ過ぎたせいで沸いた、つまらない単に寄せ集めだけの意味のない夢
もありますが、なにか未来のことについて予感を与えられる夢や精神状態を変えられる夢もあります。

●このような霊夢には、ガイドや教師の魂、それにメッセンジャーとしてやって来て、問題の解決に手を貸す
ソウルメイトが出てきたりします。また、この霊夢に紛れてスピリットの世界を含む世界の記憶も蘇ります。
宙を飛んだり、水面下を泳いだりすることのできる夢を見た経験のある被験者には、知能を備えた飛ぶ生き物
や水の生き物として他の惑星で暮らしていた情報が、こうした神秘的な記憶に込められているとわかることも
あります。また、続きものの夢から、それとなく手がかりが得られ、これまでの転生と今の人生との比較へと
つながる道が開かれることもよくあります。

●転生する前にスピリットの世界で受ける予備講習(未来に遭遇する人々や事件を知る知識)も夢と関係が
あります。特に人生で主要なソウルメイトを失ったときなどは、この予備講習の記憶が夢で蘇り、絶望の闇
に明かりが灯されるかもしれません。
(夢とは抑圧された願いや恐れを如実に表すものであるが、同時にまた、幻覚や妄想でない、逃れがたき
真理も表現しているかもしれないーユング)

●夢を利用して、近親者へメッセージを伝えようとする魂には、二つの方法があるようです。
1.夢の改変
既存の進行中の夢の中身をところどころ変え、スムーズに溶け込ませてメッセージを伝える。
2.夢の独創
新しい夢を一から創造して、メッセージを伝える。

●夢のシンボリズムは心の多くのレベルで活躍しますが、その中には抽象的なものあれば、感情をくすぐる
ものもあります。続きものの夢を心に作り出したり、夢と夢を関連付けたり、隠していたものを夢の中で
見せ、現実でそれを見つけさせたりという技術も駆使します。

*天使などの天の軍勢
●宗教心の強い近親者などの場合には、悲しみに暮れる日常の中に、天使を思い描きます。その力を貸して
くれる天使は、自分のガイドであったり、故人の霊であったりする場合があります。退行催眠の被験者たちは、
天使だと思い込むことは判っていても、その近親者が癒されるのであれば、方法はどうあれ、それで良い
と感じているようです。何よりも、その近親者が立ち直れ、救われる事を一番に考えます。

*魂の情緒の回復と遺族
●魂はスピリットの世界で純粋なエネルギーの状態に再度戻ると、もはや憎しみ、怒り、うらやみ、嫉妬
といった負の感情は覚えません。たしかに、ある感情のトラウマの刻印を過去世から次回の人生へ引き継いで
いくということもあるかもしれませんが、あらたに転生するまでは、この状況も一時中断の状態にあります。

●しかしながら、魂には、二種類の負の感情が潜んでいるということがわかりました。一つは、現世において
非常にまずい選択をしたことによる罪業、特にこうした行為によって人を傷つけてしまった場合には、よく
当てはまります。もう一つは、大源泉に到達したいという悲願です。これは、どの魂にも、同じ理由で、発達
レベルに関係なく当てはまる願いです。ですから、もしも魂に悲しみの痕が認められたら、その不滅の特性に
存する要素を欠いている、ということになります。(まだ完全な魂ではない状態)

●以上のように、遺族にとって、重要なことは、魂にとっては、亡くなった後に現世に対して、負の感情を
持つのではないという事です。しかし、生前不正行為に悩まされたあげく、いくぶん解決を見るまで死後も
現世を離れたがらないというケースも、まれにはあります。この現象については、幽霊の問題のくだりで
もっと詳しく論じましょう。

*愛する人とまた結ばれて
●スピリットの世界に入り、ソウルメイトやガイド、また自分の置いてきた一部のエネルギーなどにより、
その人生を切り出す前の様態に修復されますが、プラトンの言葉を借りると、’魂はひとたび身体から
解放されるや、真理をはっきりと見ることができる。前よりも純粋になり、以前に知っていた純粋な理想を
思い出すからである’ということになります。

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