スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

’死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠中間域全記録’3

2007-10-12 16:57:00 | ◆退行催眠・中間域の記録2
’死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」―退行催眠中間域全記録’
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死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠下で語られる魂の世界と
転生、数々の体験事例に基づくさらに詳細なケース・スタディ (単行本)
マイケル ニュートン (著), Michael Newton (原著), 三山 一 (翻訳)
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内容(「MARC」データベースより)
死後の世界は秩序正しく、魂はガイドに導かれ、転生をくり返す。私たちがこの
世で体験することもすべて、魂の「気づき」と「成長」のためのプログラムで
ある。死後はもちろん、今生きていることを納得するための知恵を解説。

○第三章 この世のスピリット
・アストラル界
●催眠療法を受ける被験者たちが、昇天してスピリットの世界へ入る様子を’ぼやけた半透明の光の層を
昇って通りぬける’と表現しますが、東洋の精神哲学の教える階段構造をなす七つの存在界をまったく見ては
いません。どのようなレベルの魂も関係なく、魂は世のアストラル界を厚くおおう光の大気を通過すると、
口をそろえて言います。また、トンネル効果を話題にする人も少なからずいます。その後、この世から帰って
きた魂はみんなすばやく移動して、スピリットの世界の明るい光を浴びます。ここはエーテルからなる一空間
で、まわりにゾーンやバリヤはありません。

●魂が出入りできるいわゆる空間とか場所についても、被験者の言うことは、ほぼ一致しています。例えば、
東洋思想でいうアカシャ記録は、私の被験者には、’生の書’と呼ばれています。そして、精神世界の他の
ところの近辺に見られる、象徴的な図書館に所蔵されているそうです。

●被験者によると、この世を取り巻くアストラル界面の内側では、別の現実とか共存する現実とかいうものも
、私たちの物質界の一部をなすそうです。また中間的な次元にあたる球層も無数にあって、スピリットの世界
から来た魂が訓練やレクリエーションに使うそうです。

・自然の精
●ある女性がブドウ畑で、身長50~60cmで耳はとがり、だぶだぶのズボンをはいていた小妖精と出会い
ました。そのうち会話ができるようになり、そのブドウ畑に適している肥料の助言などをしてくれるように
なりました。女性の脳波を調べると、五感を刺激すると常人よりもはるかに高いエネルギーが出せる部位が
あるとわかりました。

●もし、X線視覚で地球を見られたら、透き通ったプラスチックの地形図のシートを何枚も重ねた状態に似て
いるかもしれません。そして、こうした波動性のエネルギーの密度が層ごとにいろいろと異なるということこそ、
別の現実があるというしるしなのです。一部の才能に恵まれた人ならば、こうした各層の中を覗き込むこともで
きるかもしれません。

●民間伝承もほとんどは、魂が有形無形の別世界で経験したことについての記憶に由来するものだと思います。
こうした体験をめぐる魂の催眠療法中の情報は、世の神話や伝説ともいくつかの点で内容が一致しているの
です。これには、草木の精はもちろんのこと、空気や水や火の元素とのつながりも含まれています。

・幽霊
●結論的にいえば、幽霊となる魂はごく一部にすぎません。それは、亡くなった者は、通常、この世を離れる
前の調整期間の方が長くかかるからです。たとえ無念で世を離れたくない魂でも、その自由意志は、尊重され
ます。スピリットの世界に引っ張られる感覚は、死の直後は緩やかで、世を離れるにつれてだんだんゆったりと
一定したものになっていきます。とはいえ、ガイドからスピリットの世界に入るよう強制されるようなことは、
ありません。また、スピリットの世界では時間に意味がありません。ある幽霊が、400年間出没した末にスピリ
ットの世界に帰ったとしても、精神時間にすれば、40時間にしかならないと感じているかもしれません。

●幽霊は’自分が死んでいることも、そうした状況を脱する方法も知らない’と思われていますが、それは、
物理的な妨害にあっているというよりも、精神が邪魔されている状態です。ある一定の限られたアストラル界
ならば魂も道に迷いませんし、現在の人生からそれ以外の状況へ移ったこともちゃんと解っています。幽霊が
混乱してしまうのは、場所や人や出来事にいちずにこだわって、手放せないのです。

●幽霊は、比較的未熟で、世の不浄と縁を切るのに四苦八苦しているスピリットです。その理由は、様々で
人生が不意に果てたり、ひどいトラウマを持っていたり、気にかかる相手を危険から守ってあげたいという
場合もあるでしょう。魂が取り乱した場合を調べてみると、予定していたカルマの成り行きが急に変わって
しまい、そのことを意外であるばかりか、不当とも見なしているのです。一般的な幽霊の事例には、生前、
別の人物に殺されたり、悪さをされたりした魂が出てくるようです。

・スピリットの分身能力
●第一章でもふれましたが、魂には分身能力があり、エネルギーを分けて一度にふたつ以上の人生を送ること
ができ、また、この世に生きている間にも、エネルギーの一部は、通例けっしてスピリットの世界を離れません。
分身能力を考慮すると、幽霊とは、魂の抜け殻とする説には同意しかねます。このような分身能力は備えて
いますが、未熟な魂などは、エネルギーを使って一体化する作業をたいてい自分ひとりですることはできません。


・この世を訪れる故人
●現世にはツーリストとして来るだけで、人と化した経験は一度もないという霊体もいます。かなりの数の
被験者によると、死んでからこの世に生まれ変わるまでのあいだには、故人として別世界へ旅立ち、私たち
の次元を出たり入ったりするそうです。そして、その中で、他の無形の霊体も見かけるようです。

・デーモン・デーヴァ
●被験者によると、悪魔やデーモンめいたスピリットがこの世をあちこち漂う姿を見たことはありません。
そのようなものとして、魂の感じるものは、怒りや憎しみや恐れといった激情が作り出す人間の負のエネルギ
ーのようです。さらにこうした思考パターンが別のところでマイナスのことを考えている人の意識のもとへ
吸い寄せられたあげく、一段と多くの不和が集合離散を重ねます。このように漂う闇のエネルギーはどれも
みんな、この世のプラスの叡智を損なうように作用するのです。


●長年魂を研究対象にしてきましたが、別のスピリットに取り憑かれた被験者にも出会ったことがありません。
意識の上では魔力の存在を信じてやってきた被験者も、わが身をスピリットと見なしたときには、こういう
存在を皆、否定します。また、異次元の霊体とかある種の意地悪なスピリットとかに取り憑かれたと思い込ん
で相談に来たり、なにか過去世での行動が災いして呪いをかけられたと思っている相談者もいます。退行催眠
中にこうした人の超意識へと移ってみると、通例は次の三つの状態のいずれかに当てはまります。

1.十中八九の場合、その怖れは根も葉もないものだと判別します。

2.友好的なスピリット(亡くなった親戚という場合も多い)がやって来ようとしている場合ありますが、
相談者が取り乱して、このスピリットの意図を誤解しているのです。相互の意志の疎通を欠いてしまっている
のです。

3.ごくまれに、非常に若いスピリットが取り乱して接触してくる場合もあります。これは、なにか未解決の
カルマの問題をこの世で抱えているためです。

さらに超常現象の研究家によると、

4.子どもの頃、心身に受けた虐待。それにより、虐待する側の大人はすべてを支配する悪の力を表す、
という思いが芽生えるからです。

5.多重人格者の場合。

6.地球の周囲の電磁場の活動が、周期的に盛んになる事。それだけで十分、障害者の脳の活動は乱されて
しまうからです。

●魂には怪物などはおりません。生まれたときには、皆悪人ではないのです。むしろ、暮らす社会のせいで、
腐敗してゆくのです。悪さをすれば、腐った人格の欲求は満たされるからです。これは、人の脳に起因する
現象です。サイコパスの研究から、他人に思い切り痛みを負わせると、興奮のあまり心のむなしさが埋められ
る、ということも解ってきました。また、悪は遺伝するわけではなく、過去に子どもへ暴力や虐待をくわえて
きた家族の場合には、こうした行為が学習された行動として世代から世代へ伝わってしまうということは
よくあります。

●診療中に気づいたのは、悩みのある時期には魂のエネルギーが肉体から乖離してしまうかもしれない、と
いうことです。魂の自己と人の自己が反発しあって対立してしまったり、脳の異常な化学作用やホルモンの
アンバランスが中枢神経系に変化をもたらし、魂を汚染することがことがあるかもしれません。また、身を
もって発達すべく転生を重ねる中での対立や葛藤も要因になりえます。虐待のトラウマに対する防衛として
としての心の在り方となっているケースもあります。

●退行催眠中の人たちを何年も研究対象にしていますが、ウォークイン式の魂とは、一度も出会ったことは
ありません。(ウォークイン理論とは、今この惑星にいる何千という魂のうちで、何十個かは生まれた子供
になるという通常の過程を経ずに、肉体へそのまま宿ってしまうという説)これは、いわゆる憑依であると
考えられます。

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