スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

1.条件(1)

2011-12-19 08:18:35 | ◆いかにして超感覚的世界認識を獲得するか
条件

どんな人間の中にも、感覚的世界を超えて、より高次の諸世界まで認識を拡げることのできる能力がまどろんでいる。

●神秘学徒の出発点(畏敬の小道)

○まず第一に畏敬の念を思想生活の中に受け容れること。

自分の意識の中にある不遜な、破廉恥な思考内容や軽蔑的な批判の傾向によく留意し、まさに畏敬という思考内容を育てることから始めなければならない。

われわれの文明生活は尊敬したり、献身的に崇拝したりするよりも、批判したり、裁いたり、酷評したりする方に傾きがちである。しかしどんな批判も、どんな裁きも魂の中の高次の認識力を失わせる。それに反してどんな献身畏敬もこの力を育てる。

生まれつき畏敬の感情をもっている人、もしくは幸運にも教育によってこの感情を育てることのできた人は、後に高次の認識への通路を求めるときの用意がすでにかなりできているといえる。このような用意ができていない人は、自分で今、畏敬の気分を育てようと努力しなければならない。われわれの時代にはこの点に特別の注意を払うことが非常に重要なのである。

太古の人たちは、霊能力を携えていたと言われます。現代と違い、自然の中で生き抜いていくためには、五官以上の能力を要求されたでしょうし、元々持っていた感覚であるとも言われます。それが科学や文明の発達に伴い、五官中心の生活となり、その能力は退化していったと思われます。
人間の人知を超えたもの(神、大いなる存在、源泉、神聖なる知能・・呼び名はいろいろ)に対する畏敬の念・・・・それはかつては宗教の役割でもあったでしょうし、土着の自然崇拝や、神事の中にも見出せました。仏壇に手を合わせる、神棚に手を合わせるというご先祖様や神仏を拝む行為は生活に溶け込んでいました。誰も見ていなくとも、お天道様が見ていますよ、という戒めもありました。このような時代背景や形式的慣習から、さらに深い洞察がなされているスピリチュアリズムの訓えや知識が、自分の精神(魂)に浸透していれば、より「畏敬の念」の気分や「祈り」の本質も理解できるでしょう。

まえがきから

2011-12-14 12:17:57 | ◆いかにして超感覚的世界認識を獲得するか
いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか
(ルドルフ・シュタイナー)をスピリチュアリズムと対比させながら・・・


霊学からの発言の根底にある諸事実を吟味しようとする人は自力で超感覚的な認識を獲得しなければならない。本書は そのための道 を記述しようとしている。

超感覚的な認識というと霊媒や霊能者を思い浮かべます。その能力獲得の為には、独自の霊能者育成プログラムや、秘教伝授・修行、クリアヨガ、モンロー研・・他にも自己啓発系やニューエイジ系の中などにも各々の手法があるのでしょう。そのような手法のベースには、変性意識状態や瞑想などが多いのではないかと思われますが、この本は、ちょっと違った側面(思考や感情のコントロール)からのアプローチが書かれているように思います。果たして思考や感情のコントロール等で超感覚的な認識が得られるのでしょうか?とても楽しみです^^

超感覚的世界の認識内容を人生に正しく適用するとき、それは非実用的どころか、最高の意味で有用なものとなる。

個人的認識に至らなくとも、スピリチュアリズムの訓え(例えばシルバーバーチの霊訓など)を知れば、それがいかに今生の世界を生き抜くために有用かは認識されていることだと思います。個人的認識に至れば、更に生き抜く力を増大させることでしょう。

現在の霊的諸条件から見れば、霊的修行者にとって師の人格との関係よりも、客観的な霊界との直接的な関係の方がはるかに大切である。今後ますます師は、近代人の意識にふさわしく、単なる助言者としての地位に留まるようになるであろう。

この記述は、1914年に書かれています。「あるヨギの自叙伝」パラマハンサ・ヨガナンダ(1893-1952)には、師弟関係の記述が多いのですが、その時代にこの上記の記述がされていることには驚かされます。ある程度霊的にも進化されつつあるこれからの時代を見通しているように感じてなりません。

生まれ変わりの村①②③

2011-12-11 10:18:29 | ◆スピリチュアリズム・本
●生まれ変わりの村1 [単行本] 森田 健著 
単行本: 203ページ 出版社: 河出書房新社 (2008/6/24)

内容(「BOOK」データベースより)
前世を記憶する人が集中する「生まれ変わりの村」。中国奥地に実在するこの村で、
森田健が84人を徹底調査。死んで生まれ変わった本人や前世での家族まで追跡取材し、
人間がどうやって生まれ変わったのかを一切の脚色なく収録した本の第一巻。

●生まれ変わりの村2 [単行本] 森田 健著
単行本: 225ページ 出版社: 河出書房新社 (2009/6/4)

内容(「BOOK」データベースより)
中国奥地に実在する「生まれ変わりの村」での徹底調査の結果から、「死は別れでは
ない」こと、「あの世に裁きはない」ことを日本に初めて紹介したベストセラー、
待望の続編!今作では、第一巻で明らかにされなかった「あの世」の構造についての
新たな証言を取材。読む者の善悪の価値観、死生観を揺さぶる内容に、あなたはどう
対処するか。

●生まれ変わりの村3 [単行本] 森田 健著 
単行本: 226ページ 出版社: 河出書房新社 (2010/7/6)

内容(「BOOK」データベースより)
15年の月日をかけて中国奥地で取材した「生まれ変わりの村」シリーズの最終巻!
「あの世にもお金がある」「あの世には天国も地獄もない」「自殺しても来世に何の
影響もない」…など、これまでの常識を覆す数々の新事実を発見。果たして、死と生
の間には何があるのか?人類最大の疑問に迫ります。                        by amazon

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映画化の予定もあるようです。ネットで調べたら、千葉・鋸南町で、あの世から来世に
生まれ変わりたい人達が集まっている場所。生まれ変わりのスープ飲み場のシーン撮影
がされるようです。

お気楽に読もうと思えば読める本です。

・あの世に行くと、「忘却のスープ」があって、それを飲まずに拒否すると、前世を記憶
 したまま生まれ変わる。

・あの世では、長いワンピースのようなものを着ている。

・あの世?で、妊婦さんを見ると、いきなりその妊婦さんの赤ちゃんになって、次の人生
 がはじまる。

・前世を思い出すと、病気になる。

・赤ちゃんのときから、前世を記憶している。(赤ちゃんらしくなく大人の心をもったまま?)

などの証言が複数の人のインタビューから紹介されています。



ただ、すぐに生まれ変わってくるケースが多いので、あの世の情報は乏しいです。更に、
太陽が無いのに明るいとか、食べものはあまり味がないとか、いわゆる現世感覚的(五官情報)な
情報にこだわりが見られ、私的には、あまり「霊界」の情報だとは思わないほうがよいように思い
ますね。

生まれ変わり事例を研究された、イアン スティーヴンソン博士の「前世を記憶する子供たち」の
データと対比させると面白いかもしれません。

しかし、いずれも、これらの情報から、あの世の全てが解る訳ではなく、私的には、このような
前世を記憶する人たちの情報は、「幽界」レベルに留まるのではないかと思います。



「忘却のスープ」というのは、面白いですね。閉鎖的な村で、昔から語り継がれている「忘却の
スープ」は、潜在意識に記憶され、脈々と受け継がれているのかもしれません。



生まれ変わりの村①②③を読みながら、あーだ、こーだと、自分の認識や知識を総動員でき、結構
楽しめました^^

生きがいの創造 IV

2011-12-10 10:16:52 | ◆スピリチュアリズム・本
最近読んだ本の紹介です。

生きがいの創造 IV [単行本] 飯田 史彦 (著)

単行本: 256ページ 出版社: PHP研究所 (2011/10/27)

内容紹介
本書はこう始まる。「私は、瓦礫に埋もれてしまった、かつては住宅街であったはずの地域を
歩いていました…瓦礫のどこかから、語りかけてくる声が聞こえます…その声は、『肉体の
生命を失ったにもかかわらず、かつて自分がいた場所に、そのまま留まっている存在』が発する
声でした」―――福島在住の著者は、自ら被災し、放射能の脅威に晒されながらも、津波で被害
を受けた被災地を巡り「魂の救援活動」を続けている。本書は、思いがけず津波の被害にあった
魂たちを「光の世界」に送り届けるまでの対話、そして、東日本大震災の意味をスピリチュルな
観点から考察し、日本と人類が進むべき「光の方向」について示している。by amazon

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瓦礫のどこかから、語りかけてくる声、それは、数日前まで女性として生きていたであろう存在
でした。その存在との対話が110ページほど書かれています。驚かされたのは、彼女の霊に震災
を免れた1歳*ヶ月の娘さんが反応するという事、そして、生後すぐに亡くなってしまった彼女の
亡き息子さんがご主人の寿命を延ばす役割を果たしていた事。軽いタッチで書かれているものの、
その霊的な壮大なドラマを前に、目頭が熱くなりました。

更に続く「光」との対話。

大震災はなぜ起きたのか?

人間が物質界に生まれてくる目的は?・・・・・「信じることに挑戦すること」

命に関わるものの経営においては、効率性は捨てるということ

国に参加するということ

深い悲しみの渦中におられる方には、論理的な説明や人生論など何の効果もない・・そのような
方々を救う方法は、その御方の「心の同伴者」になってあげること、説明しようとするのではなく
共有しなさい、導こうとするのではなく寄り添いなさい・・・

挑戦しなさい・・・・・

私的には、著者の文体や言い回しに違和感を持つところがありますが(hpの視覚的印象も)、
一つの情報としての判断においては、高次の霊からのたくさんの有益な情報が含まれているように
感じられました。