スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

’死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠中間域全記録’6

2007-11-23 01:26:34 | ◆退行催眠・中間域の記録2
’死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」―退行催眠中間域全記録’
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死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠下で語られる魂の世界と
転生、数々の体験事例に基づくさらに詳細なケース・スタディ (単行本)
マイケル ニュートン (著), Michael Newton (原著), 三山 一 (翻訳)
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内容(「MARC」データベースより)
死後の世界は秩序正しく、魂はガイドに導かれ、転生をくり返す。私たちがこの
世で体験することもすべて、魂の「気づき」と「成長」のためのプログラムで
ある。死後はもちろん、今生きていることを納得するための知恵を解説。


○第六章 長老会議
●魂はみずからのスピリットグループに戻るとまもなく、賢者の集まりに召還されます。
ガイドよりもさらに1~2段格上にあたるこれらの魂は、いまだ流転を重ねている被験者
がスピリットの世界で見かける霊体の中で、もっとも高等で身元もわかる存在です。その
呼び名はいろいろありますが、多くは会議および長老という表現がされます。

・魂を評価するための情景
●被験者が会議に臨むのは、人生が終わった直後だそうですが、生まれ変わる直前に再度
そこに訪れると語る被験者も少なくありません。しかし二回の会合を比べてみると、一回
目のほうが大きな衝撃を魂に与えるようです。この会合中には、生き終えたばかりの人生
でなした主要な選択を、共に振り返ります。その中での行動やカルマの道の大きな節目で
とった行為に対する説明責任を、慎重に評価していくのです。

●一回目の会議では、自分の過ちにはっきりと気づかされます。特に他人を傷つけてしま
った場合にはなおさらです。一方、輪廻転生の時期が迫ったころの二回目の再訪の機会が
ある場合には、来世の選択、機会、予想といった議題を、もっと開放的な雰囲気の中で、
論じ合います。

●会議に出席すべきときが来た、とガイドから知らされると、こうした長老のいる部屋へ
と送り届けられます。会の形式や手続きについて語られる内容は、催眠療法を受ける人の
あいだにまずほとんど矛盾はありません。この部屋は、ドーム天井で囲まれています。こ
れは、議事進行中、高等な大存在が光エネルギーをずっと上から効果的に当てられるよう
に設計されているようです。その部屋の中には、両端が丸く、カーブを描く細長い机があ
り、そこに長老たちがいます。その前に被験者が臨み、特に一回目の会合では、ガイドは
被験者の左後ろに控えるようです。ガイドはこの会議では大きな役割を果たしているよう
には感じませんが、主任教師にして代弁者のような理解し尽くしている立場で付き添うよ
うです。

●ガイドが何故、左側にいるのかについては、高等な被験者は次のように説明しています
。スピリットの世界に戻ってきた魂は、未だに人体のイメージを保ちつづけているそうで
す。そして人体の場合の脳は、右側よりも左側の融通がきかず、思念が左側から漏れるの
を防ぐために、ガイドが背板の役を果たすそうです。

●会合をリサーチし始めて解ったことですが、長老たちが被験者に問う質問の内容は、定
まったものでありながら、情け深いものでもあるのです。長老とは、愛はあるが堅物の親
、専務取締役、励ましてくれる先生、それに行動療法のカウンセラーをすべて備えたよう
な存在です。魂が会議にどういう思いを抱くのかというと、それは尊敬です。もっとも手
厳しい批評家は、自分自身なのです。

●会議を前にした被験者の魂には、高次元の視野から眺められるようになるのを楽しみに
しているものもおります。現世の法廷などと比べ明白な違いは、スピリットの世界では、
隠し事ができず、前回の人生でなした行いや選択を、何から何まで、真実をすべて把握さ
れていることです。将来のプランをきちんと立てられるように、私たちが自分の行動の招
いた結果、とくに他人に対する行動の結果をすっかり理解しきっている、という点を長老
は確認したいのです。
               
●会議では、望ましい行動だったか、そうでなかったかを論じ合います。同じ間違いを何
回し続けているのか、人生航路で何遍しくじったかということにはこだわりません。また
評議員は非常に我慢強く、もし査問会議が厳しい追求のものであったならば、二度と転生
しようとは考えられないでしょう。魂には、転生を拒む自由意志があるのですから。

●具体的な会議の内容としては、
*宿った身体が発達にどう役立ったか、あるいは妨げたか?
*もう一度肉体をまとうことをこちらがどう感じているか?
*霊魂が人の脳とどうインターフェイスしたか?
*生身の卑しい性質や負の感情を抑えたか?(脅迫、錯覚、愛着などは言い訳にならない)
*魂の内なる不滅の性格がまとまりを保っていたのか?
*現身(うつしみ)に埋没してしまったのか?
*身体を通じて輝いたのか?
*魂が脳のパートナーとして効果的に融合し、ひとつの調和のとれた外面的な人格と化し
たのか?
*権力の振るい方について・・・その影響はプラスのものだったのか?それとも、他人を
支配したいという欲求のせいで、そこなわれてしまったのか?
*他人の確信に引きずられて個性的な力をなんら発揮しなかったか?それても、またとな
い貢献をなしたのか?

肝心な事は、自分を立ち直らせる勇気があり、最終的に強くなったかどうかという事です。

・会議の見かけと構成
●会議に出席する高等な存在は、年配の男性(長老)に見立てられることが多いようです
。これは、知恵と年齢は結びつけて考えられていますし、女性よりも男性の方がよく見受
けられるのも、世の権威ある地位は男性が占める割合が大きいという長い歴史があるため
だと思われます。これは、来世に戻ったばかりのその魂の現世での経験や概念の影響や、
退行中の記憶を想起すると、それに伴って上書きのプロセス(今日の人生での影響)も生
じるからです。

●私の検討する会議は、普通、過去十何世紀かの前世と前世の合間に開かれるものですが
、被験者の心に浮かんだスピリットの世界の場面のリアリティを評価するときには、必ず
タイムラインも考慮に入れることにしています。但し、中程度の魂の進歩した被験者は、
評議員を両性具有と見なし、長老は性の無いようにも、中性のようにも見えると報告して
います。一方、ガイドの方は、等しく男性とも女性とも認識しているようです。

●地球に五回未満しか行ったことのない、非常に若い魂の心に描く会議の様子は、とても
子どもっぽい表現で説明します。転生を二回から五回ほど重ねるうちに会議の場面の様子
が格式ばってくるように変わっていきます。

●査問会議で目にされる委員の数は、通例三人から七人です。ただ進歩した魂には、七人
から十一人の長老が付くかもしれません。これは、魂が発達を重ねて複雑になってゆくに
つれて、その会議にも、より多くの専門家の出席を求めるらしいのです。

●会議の席順に関しては、委員は一列に並ぶものの、積極的に発言しないしないほうの参
加者は、端に位置し、議長はまず決まって、中央の魂の前で対面します。魂はグループは
同じでも、出る会議は普通別々です。これは、各々の魂の特性や発達の具合が異なるせい
なのでしょうが、被験者は説明できません。

●没したあと、各目標にどんな優先順位の付け方をしたのかを個人ガイドが振り返り、そ
の各段階を分析するようなところでは、長老たちももっと総括的な質問をします。前回の
過去生のことなどは、まるで聞かれません。とはいえ、その問いかけの方向は、過去のす
べての転生の骨子が縦横にタドラレ、自己実現に向けた進歩のことも、大局的に扱われる
のです。それは、ひとりひとりの長老が、魂の特性、強み、弱点、興味の的、目的といっ
たものに同化するようにさえ思えます。しかし、催眠下にある被験者の大多数は、会議に
出ている長老には、尊崇の気持ちはあるものの、ガイドに対して示すような、深い愛慕の
念は抱かないようです。

●ガイドも会議のメンバーも、まとう衣装は、まず決まってローブです。これは、被験者
の相手に対する威厳や歴史的感覚などにより連想されたものと思われます。ロープの色は
、長老にある種の地位や階級を示すと思われていましたが、そうではなく、魂レベルによ
り、捕らえ方が違うようです。例えば白というのは初心者を受け入れてくれるエネルギー
でありながら、練達の念の送り手が何かを伝えたり、介入したことを示す色でもあります
。若手の魂の白いエネルギーは、自浄と刷新が絶えず行われている最中であることを示す
ものです。一方、もっと進歩した魂の場合には、純潔や明晰を意味します。また、白いロ
ーブの評議員やスピリットの世界の門口にいるガイドも白く報告されるのは、ここでの白
は、知識や知恵が伝達されたことを表すのです。さらに白いエネルギーのローブとか、開
けた存在の頭上にハローのオーラが浮かんでいるのは、思念と万有エネルギーとの調和や
調整がとれていることを意味します。

●紫は知恵と深い理解の色です。会議のメンバーが紫とすみれ色のローブをまとうのも、
出頭してきた魂の努めを豊富な経験に基づく慈悲心や愛で統べることができる、という反
映です。長老のローブにも反映されているこのエネルギーの色は、完璧という理想の質を
帯びています。なお、黒いローブはけっして見受けられません。

●たとえ被験者が、前世で生涯、慈善団体寄付し続けていようと、そういった事柄だけで
なく、被験者が全く忘れているような、小さな親切行為さえも評議員からすると、評価の
対象になります。記録に残らないような行為などないのです。

●査問会議での色の解釈法は、魂各々各様の見方によって微妙に異なります。査問会議の
メンバーの着ている服は、ある教科をマスターしたことになります。また種々の形で表現
する色も、審議中の話題と関連があります。

・記号とシンボル
●被験者の約半数が、会議でひとりないしそれ以上の長老の首から、大きなメダルがぶら
さがっているのを見ています。あとの半分は、物体を全く目にしません。率直に言って、
このふたつの被験者グループのつながりを見ても、魂の発達具合も含めて、相関関係は、
皆無です。さらに、メダルを目にした被験者のうちの約85%が、丸いデザインを思い浮
かべています。残りの被験者は四角形、長方形、三角形や星のようなデザインを見かける
かもしれませんし、ひいては高さや厚みのある例も見受けられます。こういうメダルの形
は、描かれたデザインとの関連でいずれも重要なもので、進化する魂にとっては、スピリ
ットが道徳的にも精神的にも連続していることを表します。メダルは通例、鎖とか、ただ
のコードに通されているようです。金属盤は普通金製ですが、銀か銅で作られていること
もあります。大抵の被験者は、会議でひとつのメダルにしか焦点をあてません。しかもま
ず決まって魂の目の前に位置する代表格の長老のものです。

●このメダルに刻まれた紋様(シンボル)には、被験者へのメッセージが込められていま
す。催眠療法の時間に、被験者にこのメッセージを読み取らせて被験者の現在の人生で利
用することができるセラピーは、努力のしがいがあります。シンボルには、ピューマ、鷲
、ブドウ、鳥とアザミ、白鳥、魚などが見られます。人の姿はめったに見られません。

●たとえば、今世でカップルの場合、各々のカルマの道があるので、お互いに預かり知ら
ない問題に巻き込まれることもあるでしょう。とりわけ、同じグループ出身の魂が一緒に
人生を歩くことに同意すると、こういう問題はしょっちゅう絡み合います。

●様々な生まれつきの原因で若くして死んでしまう可能性の身体を配偶者が故意に選び、
独りになった相手がもっと健全な形で悲しみを再び味わうがままにしておく、とうケース
もありますが、自殺はこの選択肢に含まれません。身体の丈夫な若者の自殺など、誰に対
してもカルマの選択肢として事前に用意されていないのです。自殺はしなくても、ある種
の事故で若死にするケースはあると思われます。

●メダルを心に描いた被験者の中で、ヘリぎわの二つの外側の輪に挟まれた不思議なシン
ボル(ヒエログリフ、楔形文字の銘、ルーン文字、数学、絵、表意文字など))を解読で
きる人はいませんでした。これは、被験者となんの関係もないものかもしれません。ある
被験者は、長老が自らの目標をかなえるために解読しなけらばならないのかもしれないと
述べています。

●また、査問会議での内容の大半も再現できません。催眠中の人でも、精神生活の出来事
をすべて正しく説明できるとは限りませんし、コミュニケーションをとって内容を訳して
も、人の脳を通じて処理しなければならない以上、限界もあるからです。

●エンブレム(メダル)の柄は大きく二分できます。一つは、生物や自然物(宝石や鉱物
も含む)、もう一つは、円や直線といった幾何学的なデザインです。メダル類は、査問会
議に臨んだ魂の痛みと目的、勝利と短所を象徴しています。宝石の色は、長老にもその魂
にも関係があります。メダル全体のデザインには、魂の属性や成し遂げた内容、それに目
標も絡んできます。

●幾何学デザインの線描の意味を解き明かすのは複雑です。家紋のようなものとも違い、
魂のグループのメンバーが、各々の査問会議でそっくり同じ柄のメダルを示されるという
ことはなさそうです。渦巻きや同心円の柄が浮かんだら、その意味は普通、魂が命脈に内
在していることと関係があります。この記号には、精神的保護、という含みも暗に投影さ
れているのです。月日星のシンボルもありますが、この中でも三日月の柄がよく見られま
す。一般に三日月は、成長中の月のシンボルとして用いられ、現世の魂の力がだんだんと
増していっていることを表します。とはいえ、これらの多種多様な記号やシンボルを分類
するのは不可能です。何故なら、それは一つとして同じではない魂に関わるものだからで
す。

●加速のついた魂について。ある被験者は、人に宿ってから五百年しか経っていませんが
、その進歩ぶりを考えると、これは非常に短い期間です。その被験者は、過去の転生にお
いて、健康な身体をまるで受け付けていません。その被験者が言うには、メダルには、は
じめ宝石は付いていませんでした。それが転生を重ねるにつれ琥珀(弱者や病人の介護を
表す色)が現れ、それがエメラルド(癒しや同情を表す色)に変わっていっています。ま
たレベルⅤの被験者は、長老のメダルには五つの宝石(ダイアモンド、ルビー、琥珀、エ
メラルド、サファイア)がついていると話します。これは、宝石それ自体ではなく、その
宝石がどんな達成内容を示す色を持っているかということに意義があります。これは、現
世の伝承と似ているところがあるようです。

●査問会議で視覚化中の被験者が心像を示されて、その色を解釈してみても、誰にとって
も意味がまったく同じ、という具合にはいきません。とはいえ、トランス状態の人々にと
って、魂の記憶を介して示された記号やシンボルは、今の人生で少し抑制したいと思って
いる効力と関係があります。催眠療法の時間が終わってからも、自分を表す宝石に敏感に
なり、自らのカルマの道を思い出すほどの影響力を与えます。

・大存在
●レベルⅤの被験者とのケース。個人ガイドという課業がすんだら長老会議の一員に指名
されるのかーまだ、化身中の身ですから、名教師になって、若手の先生の指導をします。
それを終えた後にも、専攻の候補は他にかなりあります。もし評議会に出るようになった
として、それから次に魂として一体何処へ行くかー大存在、聖なるもの、新しい魂を創造
する者たちが、ある一定の機能をつかさどる光エネルギーをかたどるところです。

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