スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

遠野へ

2011-09-25 10:05:50 | ◆スピリチュアリズムを小脇に抱えて
2011.9.22~25 遠野市被災地支援ネットワーク参加の為、遠野へ出かけました。




2009.8岩手~秋田周辺

遠野物語(柳田国男)

この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり。昨明治42年の2月ごろより始めて夜分
折々訪ね来たりこの話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手にはあらざれども誠実
なる人なり。自分もまた一字一句をも加減せず感じたるままを書きたり。柳田国男

柳田国男は幼少年時に不思議な体験をしている。数え年4歳の時と11歳の時に神隠しの体験
をしている。さらに14歳の春の日、隣家が祀っていた石の祠の中を見たくなって、誰もいな
いのを確かめてから扉を開けたところ、こぶし大の綺麗な蠟石の珠がおさまっていた。何と
も言えない妙な気持になり、しゃがんだまま、よく晴れた昼間の青空を見上げると、そこに
数十の星が見えた。すると、突然高い空でヒヨドリがピーと鳴いた。その拍子に身がギュっと
引きしまって、人心地がついた。人一倍感受性の強い子供であったようである。by 解説

また、柳田国男と交流のあった南方熊楠も幽体離脱や幻覚などをたびたび見ていたため、死後
自分の脳を調べてもらうよう要望していた。MRIで調べたところ右側頭葉奥の海馬に萎縮があ
り、それが幻覚の元になった可能性があるといわれる。(熊楠の脳は大阪大学医学部にホルマ
リン漬けとして保存されている)by wiki



新釈遠野物語(井上ひさし)

「遠野物語」が山の神や里の神、天狗、山男山女、河童、あるいは猿や狼や熊、狐などと人間たちとの
交流と交感を実にリアルに描き出したのと同じように、「新釈遠野物語」におさめられた物語も山男、
河童、動物、魚などと人間との交流を「犬伏老人」の体験談、実見談という形で描かれている。



以前から、「とおの」の言葉になにやら惹かれるものがありましたが、どちらの本も読ん
でみて解りました。
神隠し、超意識・霊視、幽霊、テレパシー、幽体離脱、霊耳、遠隔視、千里眼、占い、魔法、
占星術、空中浮揚、霊能、白昼夢、自然霊、精霊、憑霊、超常現象、臨死体験・・・・・・
それは、まさに私の好みの分野だったということです(爆笑

さらに、遠野物語の解説を読んで、「民俗学」に関して、全く異なった理解が得られ、今まで
点と点だったものが一つの線で結びついたことは、個人的に大きな収穫でした。

「遠野物語」は、時代を超え、地域を越えて、全国各地に伝わる現代の民話を集めた
「現代民話考 松谷 みよ子著・12巻」へと受け継がれます。

1.河童・天狗・神隠し
2.軍隊・徴兵検査 新兵のころ
3.偽汽車・船・自動車の笑いと怪談
4.夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂
5.死の知らせ・あの世へ行った話
6.銃後・思想弾圧・空襲・沖縄戦
7.学校・笑いと怪談・学童疎開
8.ラジオ・テレビ局の笑いと怪談
9.木霊・蛇・木の精霊・戦争と木
10.狼・山犬・猫
11.狸・むじな
12.写真の怪・文明開化

また、今どきでは、ネット上に、これらの個人体験などが沢山書かれています。
「スピリチュアリズム・ブログ」では、「2ちゃんねるのスピリチュアリズム」のカテゴリーが
あって、これはと思われるものが掲載されていますので、興味のある方はどうぞ♪


「おとぎ話は空想ではない。おとぎ話に比べれば、ほかの一切のものの方が空想的である」


光の彼方に

2011-09-20 10:01:48 | ◆スピリチュアリズム・本
最近読んだ本の紹介です。



光の彼方に―死後の世界を垣間みた人々
レイモンド・A.,Jr. ムーディ (著), 笠原 敏雄 (翻訳), 河口 慶子 (翻訳)

単行本: 256ページ 出版社: 阪急コミュニケーションズ 発売日: 1990/05

国際的ベストセラー『かいまみた死後の世界』の著者、レイモンド・ムーディの新作。
人間は死んだら、どうなるのか…。長いトンネルをぬけると、そこは愛と調和に満ちあ
ふれた光り輝く世界が広がっている。臨死体験者が語る、死後の世界。

内容(「BOOK」データベースよりby amazon)



先にご紹介した、「天国からの手紙」は、大韓航空機爆破事件で亡くなられた方のご遺族
が書かれた本ですが、この本の訳者のひとりの河口恵子さんは、日航ジャンボジェット機
墜落事故で亡くなられたご主人の奥さまです。

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訳者あとがきより

主人は1985年8月の日航ジャンボ機の事故で、この世の命を終えております。主人が機内で
私どもに宛てて遺しました「走り書き」には、「どうか神様助けてください」という一行が
ございましたが、生前は、「人間は死んだらどうなると思う」という私の再三の問いにいつも、
「なんにもなくなるさ」と答えておりました。

でもやはり、死んでみてそうではないことを知り、私にこの本の翻訳をさせて、みなさまに
読んでいただきたいと思ったのではないかという気がいたします。(・・・ムーディ博士の
第一作「かいまみた死後の世界」は出版当初に読んでおり、亡き主人が私に望んでいる仕事
かもしれないと思い、翻訳させていただくことにいたしました。)

主人の事故後忌明けの折に一緒にお届けしました、私の気持ちのささえになっておりました本
をご覧になって、私のこういいう方面への関心を出版社の方がお知りになり、この仕事をさせて
くださいました。

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上記の気持ちのささえになっておりました本とは、「古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より」
だそうです。



シルバーバーチ (Silver Birch) は、1920年にイギリスにおいてイギリス人青年モーリス・
バーバネル(Maurice Barbanell、1902-1981、当時18歳)に憑依して語った霊とされている
ものの名である。英語でシラカンバの意味。1924年、モーリス・バーバネルはイギリス人
ジャーナリストハンネン・スワッファーと出会い、以後イギリスのロンドンにある彼の自宅で
霊交会を行うようになる。この霊交会をハンネン・スワッファー・ホームサークルと名づけ、
モーリス・バーバネルに憑依するシルバーバーチはこの霊交会において指導霊
としての地位を築き、以後60年間に渡って近代心霊主義的教訓を説いた。by wiki