スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

霊的な成長方法5

2010-08-25 00:00:01 | ◆スピリチュアリズム考察
’スピリチュアリズム考察’カテゴリーからの投稿です。

霊界からの良い働きかけを受け取るために受信感度を上げたり、積極的な中庸維持
の精神状態を目指す手法にはどんなものがあるでしょうか?私の知る範囲で列記し
ていきたいと思います。

スピリチュアリズムの考え方が深く入り込んで、より魂の琴線に触れるようになる
と、現世での生き方や考え方も変化してきます。死後も残る自分の魂の形成には、
どのような精神や思考のレベルが有効なのかを考慮するとき、ならば現世で、どう
生きる事が大切なのかというスピリチュアリズム価値観に沿って生きるようになっ
ていきます。
また、このようなスピリチュアリズムに沿った価値観を基盤として生きていくこと
により、今までの価値観が大幅に見直され、それまで湧き上がっていた不安や取り
越し苦労、ネガティブな思考が減っていきます。

しかしながら、この世で生きていく間にはいろいろな出来事があります。たとえス
ピリチュアリズムの価値観が根付いたとしても、ストレスや人間関係、苦労や悩み、
嫌な思いをしたり、眠れない日々を送る事もあるでしょう。スピリチュアリズムの
観点からは、それらの労苦もまた各々の魂の成長に必要なものだとは理解できてい
ても・・・。

ネガティブ思考の延長線上には、神経症、不安障害、うつ、パニック障害、強迫性
障害等の心の病がありますが、ここでは取り上げません。が、その療法の多くは、
中庸維持の精神状態を目指す手法として応用できそうです。「メンタルトレーニン
グ」や「右脳開発」なども効果があるように思えるのですが、私はよく知りません。
「催眠療法」も良さそうですね。しかし、いずれにしてもコストが高そうです。

もっともポピュラーで簡単に行う事のできる方法としては、「自己催眠」の「自律
訓練法」が挙げられると思います。手足が重い~手足が暖かい~お腹が暖かい~額
が涼しい~など、身体的な感覚に意識を集中させるというものです。さらに同じよ
うな方法として、「ヴィパッサナー瞑想」という瞑想法があります。これは、「物
事をあるがままに見る」「今という瞬間に完全に注意を集中する」というもので、
例えば歩いていているときに、左足が上がった、左足が地面に付いた、右足が上が
った、右足が地面に付いた、など、自分の動作を一つ一つ意識していくという方法
です。私は、眠れない時や、感情が高ぶっている時、考えても仕方のないことなど
が頭から離れない時などに実践しています。
また、心身の爽快感をもたらすといわれる、脳内物質のセロトニンを増やすために
、20~30分のリズム運動(ウォーキングなど)や、丹田腹式呼吸法なども併用
して行っています。これらの方法は、私的には、思考のリセット、切り替え、気晴
らし等、執着方向転換には、とても有効だと感じています。

五感や行動に集中することにより、思考が暴走しそうになった時や堂々巡りの思考
状態に陥った時に、思考の連鎖を切り離すことができます。これは考え煮詰めてい
ると何も浮かばないのに、投げ出した後に、ふっとよい考えが浮かぶのにも似てい
ます。私たちは、直感や第六感を引き寄せるべく(霊界からの良い働きかけを受け
取るべく)、頭をからっぽにしておく事も大事なのかも知れません。

霊的な成長方法4

2010-08-18 00:43:07 | ◆スピリチュアリズム考察
’スピリチュアリズム考察’カテゴリーからの投稿です。

次に嗜好品などについてです。これらも肉類摂取と同様に、常用、執着、依存する
(中毒)とアストラル体の振動数が下がるとされています。
下記にシルバーバーチの霊訓から「アルコール」「タバコ」「麻薬」がキーワード
となっている箇所を抜粋します。
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強引にあの世へ追いやられた霊による憑依現象があります。地上の波長に近いため
すぐに戻ってきて誰かに憑依しようとするのも確かに事実です。憑依される人間は
それなりの弱点をもっているとも言えます。もともとその人間に潜在的な弱点があ
る、つまりれいによって身体と精神と霊の関係が調和を欠いているのです。邪霊をひ
きつける何らかの条件があるということです。アルコールの摂りすぎである場合も
ありましょう。薬物中毒である場合もありましょう。度を越した虚栄心、ないしは
利己心が要因となることもあります。そうした要素が媒体となって、地上世界の欲
望を今一度満たしたがっている霊を引きつけます。意識的に取り憑く霊もいますし
、無意識のうちに憑っている場合もあります。
(霊訓6 P151-2)

困ったことに、麻薬類は地上と接した幽界の最下層の波長に合った心霊中枢を開か
せるのです。それに感応してやってくる霊はその若者と同程度のもの、往々にして
地上で麻薬中毒あるいはアルコール中毒だった者で、その状態から一歩も脱出でき
ずに、相変わらずその種の満足を求めているのです。地縛状態から解放されていな
いのです。
(霊訓8 P175-6)

(霊能者がタバコを吸いすぎたりアルコールを飲みすぎたり、そのほか生活面で真
理に忠実ではなく品行に問題がある場合は、それが霊能にも悪い影響を及ぼすか)

もちろんです。いかなる霊媒能力、とくに精神的霊能について言えることは、その
霊能者の質が高ければ高いほど通信の内容も質が高いということです。身体と精神
の質を落とすようなことは霊にとっても同じ影響が及びます。
忘れてならないのは、身体と精神と霊とは一体関係にあることです。緊密な相互関
係があり、絶えずエネルギーや感情が行き交じっております。霊の世界と物質の世
界は実は一つの実在の二つの側面なのであり、お互いに影響し合っております。両
者は融合し合っていて、はっきりとした境界線というものはないのです。
そのことを理解なされば、物的身体に悪いものは霊的身体にも悪く、精神に良くな
いものは霊にとっても良くなく、したがって霊の宮(からだ)を汚すようなことは
必ずその持ち主を通過して届けられる通信の質を汚すことになることがお分かりに
なると思います。
理想を言えば完全であるに越したことはありません。そうすれば完全な通信が得ら
れることでしょう。が、所詮、私たちが扱っているのは物質の世界に住む人間味た
っぷりの道具です。アルコールもタバコもほどほどにたしなむのであれば大した害
にはなりません。
ただし、霊能者は常に理想を目指していなければなりません。
(霊訓9 P235-6)
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「麻薬類は地上と接した幽界の最下層の波長に合った心霊中枢を開かせる」とあり
ますから、心身ともに非常に危険でしょう。
「アルコールもタバコもほどほどにたしなむのであれば大した害にはなりません。」
とありますね。個人的には、有り難いお言葉です(笑)まあ、こういう風に感じる
事自体、私の魂の状態もまだまだなのでしょう。

アルコールやタバコだけでなく肉欲、食欲なども、度を越して、依存・執着・中毒
の域に達してしまうことは危険なのでしょう。どんな物事もそうですが、中庸を維
持することが大事です。

なぜ、依存・執着・中毒の状態は良くないのでしょうか。上記の霊訓には邪霊をひ
きつけ、霊となっても相変わらずその種の満足を求める状態になると語られていま
す。つまり、霊となっても、そのような精神の状態は変わらないのであり、(霊と
なった方が、依存・執着・中毒の度合いは増幅されると思われる)その精神の状態
からの脱却は至難の業だと思われます。また、度を越した虚栄心、ないしは利己心
も要因だと語られています。

とすると、私たちは、「囚われる事の無い中庸を維持した精神の状態」に近づくよ
うな生き方を目指せばよいのでしょう。

「霊界からの良い働きかけ」を受け取るために、「心構え」「精神統一・瞑想」
「祈り」、そしてアストラル体の振動数を上げる為の「飲食物」「依存・執着・
中毒の回避」と見てきたわけですが、更に霊界からの良い働きかけを受け取る受信
感度を上げたり、積極的な中庸維持の精神状態を目指す手法はあるのでしょうか?
次回はそのあたりに焦点を合わせてみたいと思います。

霊的な成長方法3

2010-08-11 04:53:15 | ◆スピリチュアリズム考察
’スピリチュアリズム考察’カテゴリーからの投稿です。

先に食物摂取に関して投稿しましたが、摂取量が極めて少ない方や、全く摂取し
ないヨギの情報を載せておきます。

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森鍼灸院の森美智代さんは、不治の病といわれた「脊髄小脳変性症」だったので
すが、小食療法で治しました。その後1日1杯の青汁で十数年、元気に過ごして
いるそうです。森さんを調べた方によると、森さんの腸内細菌は、草食動物に近
い細菌構成になっているそうです。最初から腸内細菌がこうだったわけではなく、
断食と少食を続けているうちにこうなったようです。
また、パプアニューギニアの高地に住む先住民も、森さんと同じような腸内細菌
で、イモ類など植物性食品しか摂らないのに、体格が良く元気なようです。
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私も以前に10日間、1日1リットル程度の水のみの断食を経験したことがあり
ます。体験談は下記に載せてあります。
http://blog.goo.ne.jp/birch99/e/500a506f1d6c76b6c57850fc636cd923
続いて、’あるヨギの自叙伝’ パラマハンサ・ヨガナンダ (著)からの引用です。
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ギリバラさん
この女ヨギは、あるヨガの技法により、エーテルと日光と空気から宇宙エネルギ
ーを直接吸収して肉体生命を維持している。彼女は言う「私は、睡眠もほんの少
ししか取りません。私にとっては、起きていても眠っていても別に変わりはあり
ませんから」

私は12歳四ヶ月の時から68歳の今に至るまで、つまり56年以上の間、食べ
物も飲み物もいっさい口にしておりません。十歳には、空気や日光の霊妙なエネ
ルギー、延髄から流入する宇宙エネルギーから栄養をとっている。

私にとっては、眠ることも働くことも同じです。夜は瞑想し、昼は家の仕事をし
ています。私は、季節ごとの気候の変化をほとんど感じません。病気にかかった
ことも、からだのぐあいが悪いと思ったことも、一度もありません。ときたま怪
我をしたとき、少しいたいと思うことはありますが。
排泄物は全くありません。私は、心臓の鼓動と呼吸を制御することができます。
私はちょいちょい、自分の師や、他の大師たちのお姿を幻に見ることがあります。

私は先生(師)から、この秘密を漏らすこと(食べずに生きられる方法)を固く
禁じられております。創造に関するこ神様のご計画にむやみに干渉することは、
先生のお望みにならないことです。もし私が、食べずに生きる方法を人々に教え
たら、お百姓たちはさぞ私を恨むことでしょうし、おいしい果物も、地面に落ち
てむだに腐るばかりです。不幸や飢えや病気は、私たちに人生の真の意義を探求
させるための、カルマのむちではないでしょうか。

私が何も食べずに生きていけるのは、人間が霊であることを証明することです。
人間は、霊的に向上するにつれて、しだいに、食べ物ではなく、「永遠の光」に
よって生きられるようになるということを証明するためでございます。
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続いて、東京中日スポーツ新聞 2010.5.12より抜粋です。
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聖人はプララド・ジャニさん(82)。ジャニさんの断食を「いんちき」とする報
道もあるが、国防省は謎が解明できれば、飲食なしに兵士が生き延びる方法など
に応用できると期待している。彼は一度も飲食せずに70年以上生活してきたと
主張している。

ジャニさんは西部グジャラート州の病院に4月下旬から国防省の調査のため15
日間入院。約30人の特別医師団が24時間態勢で観察、ジャニさんはこの間、一滴
の水も飲まず、トイレにも行かなかった。さまざまな検査をしたが、身体の異常
も見つからなかった。

医師団は「日光をエネルギー源にしているのでは」と仮説を披露したが、検査結
果に驚くばかりで神秘の解明にはまだ時間がかかるとしている。

ジャニさんは8歳の時、目の前に現れたヒンズー教の女神に舌を触られて以来、
食欲を失い、食物をとらないでも生きられるようになったという。
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人間の三大欲である食欲。そして五感の中の味覚。私たちは、「食べる事」を楽
しむことも大事なのではないでしょうか。「欲」と折り合いをつけ、五感を楽し
むことも、この世に転生してきた目的なのかもしれません。

しかし、長い長い進化の果てには、上記のように菜食→少食→食物摂取不要とな
るのかもしれませんね。

霊的な成長方法2

2010-08-04 12:16:00 | ◆スピリチュアリズム考察
’スピリチュアリズム考察’カテゴリーからの投稿です。

では、まず「飲食物」について検討してみましょう。
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「地上生活中に、人は宮居を建設しています。先ず第一に、日々の食物と呼吸する
空気とで肉体をつくります。同時に、日常の欲求・情緒・好みによって幽体を建設
します。その思想・想像・祈り・向上心・真我の直観を通じて、霊体を建設してい
ます。」
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ホワイト・イーグルの霊言集には上記のように語られています。またシルバーバー
チは霊訓で下記のように語っています。

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私が常づね申し上げているのは、’殺害’の観念がつきまとう食糧品はなるべくな
ら摂取しない方がよいということです。
(霊訓8 P189)

霊的向上を望む者は、いかなる犠牲を払っても大自然の摂理と調和して生きる覚悟
ができていなければなりません。その摂理は霊的なのです。霊が発揮すべき側面は
いつの時代も同じです。愛と慈悲と寛容と同情と協調です。こうした原理にしたが
って考えれば、食すべきものを食し、飲むべきものを飲み、正しい生き方に導かれ
ます。しかし、最終的に選択するのはあなた自身です。そのために神は自由意志と
いうものをお与えになっているのです。
(霊訓8 P190)

――動物を殺して食べるということについてはどうでしょうか。

動物を殺して食べるということに罪の意識を覚える段階まで魂が進化した人間であ
れば、いけないことと知りつつやることは何事であれ許されないことですから、や
はりそれなりの報いは受けます。その段階まで進化しておらず、いけないとも何と
も感じない人は、別に罰は受けません。知識にはかならず代償が伴います。責任と
いう代償です。
(シルバーバーチは語る 著者A.W.オースチン(編)・近藤千雄(訳))
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上記の通信から、動物肉類は食べない方がよいという事になるのでしょうけれど、
一方、私たちには自由意志があり、しかし知識には責任という代償が伴うと語られ
ています。

ハリーエドワーズのような強力な心霊治療能力を発揮された山村幸夫さんは、日頃
は菜食だったようですが、用意された料理(肉類も含む)は、全て食されたようで
す。彼は、次のように語っています。
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一番大切なのは感謝の気持ちです。食物への感謝の気持ちです。皆さんが頂く動物
、植物、果物も、魚もそうです。それらには進化の違いこそあれ、みな霊が宿って
います。生命があります。それを頂かなければ生きていけないのが人間なのです。
ですから、皆さんが言う「いただきます」の言葉の中で、彼らの根源である霊に対
し、生命に対して、ほんとうに感謝して下さい。
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動物肉類を食べなくても、人間はバランスよく栄養を摂取して生きていけるのかも
しれませんが、おそらく個人個人の最適な精神的状態は、「もう食べたくない」「
食べる必要がない」と感じる時からでしょう。これは各々の霊的な成長の程度に関
わる問題かもしれませんが、もし、「食べたくてしょうがない」のに我慢している
状態では、動物肉類摂取の執着は消えず、肉体レベルは別として霊的なレベルでは
、あまり意味がないように思います。

ただ、動物肉類には、恐れ、悲しみ、怒り、恨みなどネガティブな念があるとも言
われていますし、そのエネルギーも好戦的、闘争的だとも言われます。

動物肉類摂取に関しては、動物愛護、人種的差異、地球環境、菜食主義、更には、
各々の霊的成長の程度等、様々な問題を含んでおりますので、これ以上は触れませ
ん。

ただ、食物摂取と人に関する霊的な事例がありますので、次回紹介いたします。

つづく