スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

なぜ人は生まれ、そして死ぬのか(大門正幸著)

2016-11-27 17:24:42 | ◆スピリチュアリズム・本

 

 

題名から察すると割と軽い感じかなと思いましたが、内容は近代スピリチュアリズムをまとめた
情報が詰まっていました。

私自身も、スピリチュアリズムを知るきっかけは、シルバー・バーチの霊訓を読んでからですが、
同時にこの本に登場する、イアン・スティーヴンソン博士の「前世を記憶する子供たち」、
マイヤーズ、稲垣 勝巳の「前世療法の探究」、最近では、池川医師の「子どもは親を選んで生まれてくる」、
ジル・ボルト・テイラー博士の「奇跡の脳」、エベン・アレグザンダー医師の「プルーフ・オブ・ヘヴン」
も興味深く読んでいました。

下記に覚書として記しておきます。

●退行催眠中にクライアントが語った異言を詳細に分析した研究はイアン・スティーヴンソン博士による
二例のみで、里沙さんの事例は、世界で三番目の研究となった。

こちらに関しては、
真性異言(過去世の外国語で会話する)の実例がテレビ「アンビリバボー」で紹介されました。

●「生者の幻影」
100年以上も前にエドマンド・ガーニー、フレデリック・マイヤーズ、フランク・ボドモア・・・
心霊研究協会の主要メンバーによる。
・死亡時刻の確認
・目撃者が死者を見た時刻の確認
・目撃者が死者を見たことの確認
上記の分析結果
受信者(見た側、聞いた側)>男42%、女58%
発信者(見られた側、聞かれた側)>男63.3%、女36.7%

上記の受信者と発信者の男女の割合が面白いですね。この世で受けるのは女性の方が多く、
あの世からアプローチしてくるのは男性の方が多いという事ですね。

●コールド・リーディングとは、
偽ミディアムがクライアントから巧妙に言葉や言葉以外の反応を引き出し、あたかもクライアントしか
知らないような情報を知っているかのように見せかける技術。

相手の事を事前に調べておくのはホット・リーディングというそうです。

●「認定ミディアム」(ウィンドブリッジ研究所)
怪しげなミディアムが横行する中、研究所による実験で力が認められ、さまざまなトレーニング
(グリーフ・ケア含む)を積んだミディアムであれば、安心してリーディングが受けられる。

日本においては、(財)日本心霊科学協会の霊能者さんなどはどうなのでしょうね。

●ミディアムが故人と交信しているという考え方に反対する研究者が持ち出すアカシック・レコード説が
あるが、アカシック・レコードが存在するとして、そこに記録される内容は単なる情報ではなく人間の
感情や性格・才能、そして意志まで含んだものにならざるを得ない。それはもはや故人が消滅せずに生き
ているのと同じことなのではないか。

●34ヶ国の人達の「生まれ変わり」に関する見解・・・「絶対ある」+「多分ある」は
トルコ 89%
台湾 59.8%
フィリピン 52.1%
メキシコ 45.6%
南アフリカ 45.2%
ドミニカ共和国 43.9%
チリ 43.4%
日本 42.6%

●イアン・スティーヴンソン博士
父は英国日刊新聞タイムズのオタワ在住主任特派員、現実主義的な父に対して、神智学に興味のあった母親は、
超常現象に関する書籍をたくさん集めていた。

「生まれ変わり」論文筆頭の事例は「勝五郎」の事例だった。当代随一の国学者・平田篤胤の「勝五郎再生記聞」。
しかし半世紀あまり日本人の事例がなかった。池川先生からトモくんを紹介され、日本人児童の事例を発表。

「子どもは親を選んで生まれてくる」池川 明 (著) >こちらで紹介しました。

●筆者は2013.3~2014.3 バージニア大学医学部精神行動科学知覚研究所で研究。内容は

・臨死体験が人生に及ぼす影響
・過去生を語る子供達~データの分析
・心臓発作時に生じる輪生体験
・てんかん発作時の神秘体験
・死者と交信できると語るミディアム(霊媒)の研究
・歴史的に見たミディアム(霊媒)現象と人格かい離

ネット調査(3~12歳の子どもを持つ日本人女性1000人対象)子どもさんの
過去生記憶 3.8%
中間生記憶 15.3%
胎内記憶 86.4%
誕生時記憶 40.7%

筆者による研究所の生まれ変わり事例2030例分析・事例報告40ヶ国、うち20例以上あるのは、
インド、スリランカ、タイ、トルコ、ナイジェリア、ビルマ(ミャンマー)、レバノン、アメリカ、カナダの9ヶ国。

子供が過去生について語り始める平均年齢は2歳10ヶ月。
自分から話さなくなる平均年齢は7歳4ヶ月。
過去生の死から次の誕生までの平均年月は4年5ヶ月。

同じ宗教内での生まれ変わりが多いが、キリスト教徒が仏教徒に、またその逆の例もある。

生まれ変わり性転換事例は、レバノンでは皆無、トルコでもほとんど見つからず。

過去生の人物が見つかった例は72.9%

北米のネイティブ・アメリカンの事例とナイジェリアの事例は全て同一家族か近親者間での生まれ変わり。

過去生で非業の死を遂げた事例が67.4%を占める。本来働くべき忘却のメカニズムが衝撃的な死によって
働かなかったという解釈が可能。その他の要因として「やり残した仕事がある」「同じ家族のところにもう一度
生まれてきたいという願望」「経験で、瞑想する習慣がある」が考えられる。

生まれ変わりによって、経済的環境や社会的地位が向上する場合もあれば、逆の場合も、変化しない場合もあり、
一定の法則性は見つからない。

過去生で悪いことをしたから、今、身体に障害がある、と語る事例はまれ(4例)。

「前世を記憶する子供たち」に関しては、2007年にこちらでまとめました。


●ハーバード大学、132人の学生に対して、貧しい人々の世話をするマザー・テレサの映像と第二次世界大戦の
ドイツ軍の残虐行為を見せたところ、前者の映像を見た時のほうが唾液中の免疫抗体の量が増加することを実証している。

●カルフォルニア州1973人の高齢者を対象に行った調査では、二つ以上のボランティア活動をする人は全くしない人より
死亡率が63%も低いことがわかった。

●マイヤーズらは、脳の役割を一種の濾過装置、あるいは圧縮弁のようなものと考えた。

人間はどの瞬間においても自分の身に生じたことをすべて記憶することができるし、宇宙のすべてのところで生じる
ことはすべて知覚することができる。脳および神経系の機能は、ほとんどが無益で無関係なこの巨大な量の知識のために
押し潰されないように、大部分を閉め出し、僅かな量の、日常的に有効そうなものだけを特別に選び取っている。
チャリー・ブロード

シロシビン摂取時の体験と脳活動の関係を脳の活動を視覚化するfMRIを使って調べた最新研究では、神秘体験をしている時の
脳は暴走状態にあるのではなく、むしろ活動が抑制されていることがわかった。この実験結果は、脳を濾過装置と考えてよい
のではないか。

ジル・ボルト・テイラー博士の体験から、宇宙と一体感のような悟りの体験をするためには、少なくとも左脳の活動を抑制
させる必要があると思われる。

●光子を検出する機械を用いての実験では、霊が部屋に入っていたとされる時間のほうが、検出された光の量は、それ以外の
時間帯よりもずっと多かった。このことから、霊は少なくとも光子と強く関係した存在である。

●我々の脳は受信機だともいえる。
受信周波数が「AM」=「この世の情報の受信周波数」、「FM」=「あの世の情報の受信周波数」だと仮定すると、
生まれたての赤ん坊、すなわち脳の未発達な段階では、FM放送を受信していたが、脳が発達するにつれてAM放送を
受信するようになる。受信の中心がFM放送からAM放送に変わるのは7歳くらいだと考えられる。
この時期は7年周期による教育を訴えたルドルフ・シュタイナーの最初の周期が終わる時期でもある。
脳の機能が弱まる「老い」はAM放送からFM放送受信への移行だとも言える。
古来より、人は子どもと老人に対して「あの世」に最も近い存在として、畏敬の念をもって接してきた。


●多くの医師と同じように「臨死体験」について調べようともしてこなかった。疑り深く見えている人々の大多数は実際の
ところ、ほんとうの懐疑論者ではない。真に疑うのであれば、それを真剣に取り上げて吟味しなくてはならない。
エベン・アレグザンダー医師

プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界 エベン アレグザンダーに関してはこちらで投稿しています。

私はそれまで、自分は心理学の分野について、十分に勉強していると思い込んでいた。この分野の研究や文献資料が図書館には
こんなにたくさんあるのに、ほとんどの人はそれを知らないのだ。どの証拠も、圧倒的に輪廻転生の存在を支持するものだった。
ブライアン・ワイズ

●映画「かみさまとのやくそく」
この映画が広く受け入れられた理由のひとつは、「お空からおかあさんをみつけて選んだ」「死後「悪いことをしてしまった」と
気づくと、自分で反省部屋に入って反省するまで出てこない」「今度の人生では傷つけた人を喜ばせようと生まれてきた」
といった話を、まるで学校であった日常の出来事のように語る姿が印象的だからだろう。

●ジェームズくんへの質問
誰もが生まれ変わってくるの?
「ううん、選ぶんだ。戻ってこなくてもいいよ。戻ってこれるけど、戻ってこなくてもいいんだ。」

●死は(見方によっては)全ての人間が必ず遭遇する「究極の災害」です。にも関わらず、それに対する制度的な備えは、あまりに
お粗末なように思われる。いずれ来るべき死へのよき準備として、またよりよい生への導きとして、死後の生命や生まれ変わりに
関する知識をもっておくことは何よりも重要ではないか。


さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール著)

2016-09-14 15:51:16 | ◆スピリチュアリズム・本

さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール著)

 

今年の2月、某会に出席した時に、この本を教えて頂きました。ちょうど年明けからヴィパッサナー瞑想にチカラを入れていた

ので実にタイムリーでした。出逢いとは本当に不思議なものです。

もし、紹介されなければ、この題名を見て、まず手に取らないだろうと思います。「さとりをひらく」が非常に安易に使われて、

私の今までの蓄積された先入観では、「かるい」としか思えないからです。

しかし、内容は実に濃く、分かり易く、スゴイ本でした。

(但し、この本に関してのamazonのカスタマーレビューを見ると意見も様々です。 知人からはこの本は「初心者には猛毒」

だと意見をもらっています。私的には、エレメンタルの研究→ヴィパッサナー瞑想(マインドフルネス)から縁があって、

この本に出逢った感想です。)

覚書として、内容の一部を自分の言葉で抜粋しておきます。

 

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ブッダの定義
悟りとは、苦しみの終わりである。
悟りの正体は自分自身でで見つけ出すべきものである。

この本での「悟り」とは、
完全に強烈に「いま」という時に集中していれば「大いなる存在」を感じる事ができ、
「大いなる存在が、自分とともにある」という感覚を保ち続ける事が「悟り」である。

「大いなる存在」こそが「人間の本質」である。

自分の思考は、「本当の自分」ではない。
思考の騒音、暴走は不安や苦しみをこしらえる「にせの自分」をでっち上げる。

悟りを開くと、思考をコントロールできるようになり、思考に振り回されなくなる。
思考すると、レッテル、決めつけなどの歪んだ形で世界を眺めてしまう。
自分自身さえも、そのように眺めてしまう。自分を病気にさえしてしまう。

「思考」に振り回されるのではなく、「思考」を使いこなす。
「思考」は問題を抱えたがる。
「思考」のオンオフスイッチを持つ。
「思考」を客観的に眺める。
「思考」は意見する、推測する、判断を下す、比較をする、文句を言う、好き嫌いを言う、
といった事を休みなく行っている。
「思考」は過去というものさしを使って物事を判断し、現実を歪める。

思考を客観的に眺める、頭の中の声に耳を傾ける、思考を見張る。
すると、それを観察する本当の自分が居ると分かるようになる。

思考がおしゃべりを止めると「無心状態」が生まれる。心の平安を実感する。
経験を積めば積むほど平安の度合いは深まり、この度合いには限界はない。
この「無心状態」(無我の境地)=「大いなる存在との一体感」なのである。

「思考を客観的に眺める」以外にも、「意識を100%「いま」に集中させて、思考回路を
遮断する」無心状態を作る方法がある。(ヴィパッサナー瞑想・マインドフルネス)

「思考」を「ほんとうの自分」とみなすことを止める。
「思考」と「思考」の間に隙間を作る。
「思考力」は、あくまで「道具」である。
「道具」は仕事をするために使うものであり、仕事が終わったら片付ける。
しかし、人の思考活動は80~90%が堂々巡り、無駄、ネガティブな性質、快楽
の為にむしろ有害である。

「コントロールできない思考」は、中毒症状の一種である。

人は、思考力によって自分のアイデンティティを確立している。自分の存在価値を
測る尺度にしている。

「にせの自分」(エゴ)は、思考活動があることで、その存在が成り立っている。
エゴには、「いま、この瞬間」という時はない。
エゴにとっては、過去と未来が全てである。
エゴはいつでも、過去というメガネを通して、現在を眺めている。
それが原因で、現実をひどく歪めている。

思考は意識活動の中のひとつの側面である。意識は存在するために思考を必要としない。
悟りを開いてからでも、必要な時には、もちろん思考を使う。
悟りを開いた人は、目的がある時にだけ、思考を使う。
思考状態、無心状態を交互に経験しなければ、真に創造的なアイディアを着想する事はできない。
思考力は、基本的には、人間にとって情報収集、保管、分析、さらには他の思考に対する防御や
攻撃などの「サバイバルのための道具」である。


感情は思考の状態に応じた、からだの反応である。

思考と感情にギャップがある場合、思考が「ウソ」で感情が「ほんもの」である。
その時の感情は、その時点での本音である。表面的な思考と潜在意識の食い違いは多々ある。
感情の観察の仕方は、思考を客観的に眺める方法と基本的には同じだが、感情はからだの
多くの部分と密接に結びついているために、主にからだで感じられる。

感情を観察する事も思考を観察する事と同じぐらい大切である。
「いま、この瞬間、わたしの心で、何が起こっているのだろう?」と自問する習慣をつける。
分析せずに観察するだけでよい。感情は、たいてい思考がエネルギーによって膨れ上がり
表面化したものである。

感情は私たちを支配したがり、ほとんどの場合、それに成功する。ただし、自分が感情を
追い払えるだけ、「いまに在る」なら、話は別である。

思考の主な仕事は、感情的な「痛み」と闘い、それを取り除くことである。これが休む暇も
なく活動している理由のひとつである。
ところが皮肉なことに、思考が、「痛み」を取り除こうと奮闘すればするほど、傷口は広がる
一方である。
なぜなら、そもそも思考そのものが、「痛み」をこしらえている「張本人」だからである。
思考とひとつになり、それを「ほんとうの自分」だと思い込むのを止めない限り、「痛み」
から解放されることはない。

感情を超えた本物の「愛」「喜び」「平和」は、「大いなる存在」と繋がっている状態の三本柱である。
悟りを開いていない人が体験する「喜びのようなもの」は、永遠にうつり変わる「痛みー快楽」
サイクルのうちの、つかのまに「快楽」であることがほとんどである。
「喜び」は、自分の内面から湧き出るものであるが、「快楽」は自分の外側からもたらされた
ものである。


幸福の探求(マチウ・リカール著)

2016-09-10 16:52:08 | ◆スピリチュアリズム・本

幸福の探求(マチウ・リカール著)

スゴイ本でした。

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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)によると、

1946年フランス生まれ。チベット仏教僧。パストゥール研究所のノーベル医学賞受賞者フランソワ・ジャコブ教授の指導の下、

分子生物学の国家博士号を取得後、チベット語を学び、仏教修行の道に入る。チベット仏教の文献を欧米に翻訳・紹介、

ダライ・ラマ14世のフランス語通訳も務める。フランスにおいて細胞遺伝子の分野で将来を嘱望された研究者の経歴を放棄し、

ヒマラヤ山間で仏教僧として35年間修行に専心。現在は著述家、翻訳家、写真家としても活躍するほか、瞑想の脳に及ぼす効果に

関して展開中の科学研究にも参加。チベットとネパールを生活の拠点として人道的プロジェクトに従事。 

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幸福とは何か?以前、某会の議題にとなって、

食べるのに困らない状態、戦争の無い平和な世の中で暮らすこと、健康であること、心の平安な状態などなど・・・・物質的な事柄

から心の状態まで様々な意見が出ました。で、ふと、この本を思い出しました。

以前、知人の薦めでこの本を購入していたのですが、ずっと本棚で眠っていました。内容がスピリチュアリズムとは、あまり関係が

無さそうだと思っていたからです。実際、「第23章 死を意識した幸福」の章でも来世や死後存続などの話は全く出てきません。

ですので、スピリチュアリズムとは関係ないといえば関係ないのですが、最近実践しているヴィパッサナー瞑想(マインドフルネス)

には大いに関係ある内容で、やっと私的に読むタイミングが訪れたようです。

 

「幸福は習得可能な技術である」

「人間は誰でも、苦しみから自らを解き放つ力を備えている」

「根源的かつ永続的な苦しみはない」

 

著者は、かつて分子生物学、細胞遺伝子学の研究者でもあったわけですが、それらの知識から「瞑想の脳に及ぼす効果」に関する

科学研究にも参加され、上記の言葉を科学的、論理的に説明している箇所もかなりあります。

スピリチュアリズムに辿り着かないまでも、瞑想による訓練や幸福習得の技術を手に入れれば(思考回路端正・コントロール)、

この世を幸福な状態で過ごす事も可能なようです。

琴線に触れた個所に付箋紙を付けて読みましたが、付箋紙だらけになってしまいました(笑)

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幸福の探求(マチウ・リカール著)

目次

第1章 幸福に関する名言

第2章 幸福は人生の目的か

第3章 両面の鏡 内から外から

第4章 見せかけの友

第5章 幸福は可能か

第6章 苦しみの錬金術

第7章 エゴのベール

第8章 自分の考えが一番の敵になるとき

第9章 感情の川

第10章 厄介な感情とその治療法

第11章 欲望

第12章 憎しみ

第13章 羨望

第14章 自由への大いなる飛躍

第15章 幸福の社会学

第16章 幸福の実験

第17章 幸福と利他心

第18章 幸福と謙遜

第19章 楽観主義、悲観主義、世間知らず

第20章 黄金の時間、鉛の時間、浪費の時間

第21章 時の流れと共に

第22章 幸福の倫理学

第23章 死を意識した幸福

第24章 道

瞑想の実践

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霊学概論

2016-07-15 18:41:04 | ◆スピリチュアリズム・本

「霊学概論」は、東京スピリチュアリズム・ラボラトリー会員によるブログ、

「スピリチュアリズム・ブログ」の高森光季氏の「霊学概論」投稿をまとめたものです。

スピリチュアリズムの歴史、スピリチュアリズム周辺、キリスト教、神道、仏教・・・と

非常に濃い内容です。是非、お読みください。

霊学概論

東京スピリチュアリズム・ラボラトリー


プルーフ・オブ・ヘヴン

2016-07-15 16:14:51 | ◆スピリチュアリズム・本

以前に

脳外科権威が発表★死後の世界はあったプルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界

を投稿して、読んだつもりになっていたのですが、よくよく考えてみたら読んでなかったのでありました^^;

で、本を読んで、DVDも観てみました。

 

この体験は、「特別な種類の臨死体験」です。

脳が機能を停止していたせいか、臨死体験中に、人生を振り返ったり、関わりのあった人に出会ったり、

自分の行為の良し悪しを見たりなどはせずに、「世俗記憶喪失状態」での霊的臨死体験であるわけです。

 

高次の世界へ入る段階的プロセスにおいては、この世での愛着や執着を捨てなくてはならないが、

「世俗記憶喪失状態」だったために、純粋(私心・エゴの無い状態、本心の状態)にあちらでの体験が

されたように思われます。

 

息子さんのアドバイスにより、臨死体験などの本を読む前(先入観を入れる前)に、まず自分の臨死体験を

記録に残した上で、他の臨死体験の事例などに照らしています。

 

体験者に共通の心情かもしれませんが、以下の記述が心に響きました。

「(生還後の教会にて)以前には何も感じていなかった目に入るもののすべてが美を謳いあげ、


音楽を奏でて、記憶を鮮明に呼び戻した。聖歌の低音のリズムは、貧寒としたミミズの目の世界を

思い出させた。ステンドグラスの雲と天使たちを見れば、ゲートウェイのうっとりとする光景が思わされ、

パンをさいて弟子たちに渡すイエス・キリストの絵には、コアで神聖な交わりを想起させられた。

あちら側の尽きることのない無条件の愛がありありと思い出され、私は身体を震わせた。」

 

また、この世界を生きている間の心情の中では、

「ユーモア(人を笑わせるための言葉 や行動)、ペーソス(物悲しい情緒、哀愁、悲哀感)、

アイロニー(反語、逆説)は、慰めとして機能しているだけでない。慰めであると同時に、ほんの短い一瞬

ではあっても、存在の本質を認識させてくれてもいる。」

という表現も、臨死体験からの解釈のようにも思います。


昏睡から目覚め、あの世とこの世のつながりの為に、最も役立ったのは、モンロー研の瞑想法だった

語っています。

 

最後に解説(他界の証拠 by 京都大学教授・カール・ベッカー)から・・・・メモ的に。

●レイモンド・ムーディ・・・アレグザンダー医師の臨死体験は、この現象を研究してきた40年あまりの中で、

 最も驚異的な話だった。

●しっかりとした他界観を持っている方が、燃え尽きずに介護をやり続けられる?

●日本人は古くから臨終体験のことをどの民族よりも記録し大事にしてきた。奈良時代以前・・遺体を数日の間

 安置する「モガリ」という慣習の間に蘇って、あの世の話を語るケースが記録されている。(「往生要集」

 「日本往生極楽記」「扶桑略記」「元享釈書」「往生伝」など)1000年に渡る臨終の記録の中には、死んでも

 意識があり、後で確認できる情報を得ている、というものも多々ある。


「私の遺言」佐藤愛子

2016-06-01 16:57:18 | ◆スピリチュアリズム・本

文庫: 316ページ
出版社: 新潮社 (2005/9/28)

内容紹介

北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動をともなう様々な超常現象、

激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探った。そうせずにはいられなかった。やがてわかった佐藤家の

先祖とアイヌとの因縁。霊界の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。浄化のための30年に及ぶ

苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ。

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スゴイ本でした。

 

作家の佐藤愛子さんは1923年生まれですから、今年(2016年)で92歳になられます。ポルターガイスト現象が起きた

のは51歳の時(1974年)で、それから30年近くの歳月を浄化に費やしたことになります。

この浄化の戦いには、美輪明宏、鶴田医師、若き日の江原啓之、江原氏を通じて語る遠藤周作、心霊科学協会の大西弘泰氏、

相曽誠治氏、中川昌蔵氏・・・・・。そうそうたる人たちが登場します。

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20歳を境に私を見舞った苦労。最初の夫のモルヒネ中毒、二度目の夫の破産という私の人生の躓(つまづ)きは、私に力をつけ

させるために与えられた試練だったにちがいない。


シルバー・バーチの霊言を桑原啓善編著『シルバー・バーチに聞く』の中に拾い読みしている時、私の目を射たフレーズがあった。

私達(つまりシルバー・バーチら神界のメッセージを地上に伝える役目を課せられた霊たち)に一番辛いことは、皆さんのそばにあって、

その苦しむさまを眺める時である。私達は承知している。これは本人の魂の闘いだから、決して助けてはいけないということを。

こうしなさいといちいち指示をすれば進歩はしない。あなたがあなた自身であなたの問題を解決すること。そこにあなたに内在するものを

発現させる道がある。

貧者にただ金を与えることが奉仕ではない。病人をただ癒してやることが愛ではない。場合によっては双方ともカルマを加えることになる。

そうなのだった。自分のカルマは自分で克服するべきなのだ。人間には生来持って生まれたカルマ(先祖の因縁と前世の因縁)がある。

また自分で生み出すカルマもあろう。

こうして漸く私はここまで辿り着いた。北海道浦河町の山の家は鎮まった。東京のこの家にも、もう何の気配もない。

すべては「はからい」だったのだと私は思う。私の過去のもろもろの苦労は、私のカルマであると同時に私に与えた使命をなし遂げさせる

ための訓練だったのだ。今、私はそう思う。苦しみから逃げなくてよかったと思う。人間は苦しむことが必要なのだ。苦しむことで浄化への

道を進むのだ。

自分一人がなぜこんな目に遭うのかと腹が立つことがあっても、これが自分に課せられたカルマだと思うと諦めがつく。天や人を恨んでも

しようがない。それを正しく認識すればカルマを解消するためにこの災厄から逃げずに受けて立とうという気持ちになる。そうなればよい

のである。そう思えば勇気が出る。生まれてきたことをよかったと思えるのだ。私は十分に生きた。後は死を待つばかりである。どんな形で

死がやって来るのか。たとえ苛酷な死であっても素直に受け容れることができるように、最後の修行をしておかなければならない。(抜粋)

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霊界の話も出てきます。

・人間は肉体の波動、精神の波動、魂の波動の3つを持っている。

・肉体の波動は健康に関係があり、精神の波動は知性、理性、人格を作る。

・憎しみや不平不満や心配は魂の波動を低下させるというから、現代のように人が損得のみに一喜一憂する時代では、

全体の波動が下がるのは自然のなりゆきといえよう。

・死後の世界つまり四次元世界は、幽現界、幽界、霊界、神界にあらかた分かれている。

・人が死ぬとその魂はその人の波動と同じ波動の所へ自動的に移動する。

・波動が低いと幽現界の下層や地獄(暗黒界)へ落ちる。

・その世での成功、栄誉や富は波動とは別のものであるから、たとえ天下を取ったと満足していても、波動によっては

地獄に行かなければならないのである。地獄は実際に何もない暗いだけの世界で、波動によって何層もの横割り構造に

なっている。そこで苦しむことによって、魂はそこから逃れたくて修行をするのである。少しでも上へ上がるために浄化を

目指す。そうして幽界の下層へ上がり、更に修行をして少しずつ上へ上へと上がっていく。更なる修行を目指して三次元世界に

生まれ変わり、そこでこの世の苦しい現実に耐えて前世の償いをする魂もある。いわゆる輪廻転生というのはそういうことなのである。


脳外科権威が発表★死後の世界はあったプルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界

2016-06-01 13:07:18 | ◆スピリチュアリズム・本

脳外科権威が発表★死後の世界はあった

http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/131128_1.html

2013.11.28の「奇跡体験!アンビリバボー」を録画しておいてもらったのですが、

なかなか興味深い内容でした。「臨死体験」に関する記述は山ほどあるわけですが、

 

・脳神経外科の世界的権威の医師が体験し、語った。

・これまでは、死後の世界の存在を完全に否定してきた人物だった。

・回復した後、入院中の自分の脳の状態を隅から隅まで徹底的に調べた。

・それにより、昏睡状態だった医師の脳は大脳皮質が腫れ上り、機能していなかった。

・さらに脳幹の機能による幻視・幻聴にしては、非常に鮮明な体験であった。

・覚醒する12時間以上も前の記憶から脳の再起動説も考え難い。

・今世では逢った事の無い妹と臨死体験中に出逢った。(回復後に判明)

 

「完全なる死後の世界の肯定」というわけにはいかないでしょうけれど、かなり肉薄した

内容でした。

 

個人的には、臨死体験中に出逢う美しい女性が、実は自分の妹だった・・・ウルウル

しましたねー。本も出ているようです。

プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界 [単行本]

エベン アレグザンダー (著), Eben Alexander (著), 白川 貴子 (翻訳)

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エベン医師の心にはずっと大切にしている言葉がある。 それは、科学者ニコラ・テスラが

臨死体験を含む未知の現象に対して残したこの言葉。

「科学が非物質的な現象の解明に挑んだならば、10年間で今までの人類の歴史全てを

遥かに凌駕する進歩を遂げるだろう」

エベン医師はこう語る。

「私たち人類はテスラの言う10年間をスタートさせようとしているのです。」

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永遠の別世界をかいま見る 「臨死共有体験」

2014-10-22 16:32:42 | ◆スピリチュアリズム・本

2013.2に発刊された「生きる/死ぬ その境界はなかった・死後生命探究40年の結論」 著者:レイモンド・ムーディ、

ポール・ペリーを読み、「臨死共有体験」を知りました。更に詳しく知るために、この「臨死共有体験」の本を読んで

みました。

永遠の別世界をかいま見る 臨死共有体験

レイモンド・ムーディ(著),ポール・ペリー(著),堀 天作 (翻訳)

単行本: 282ページ 出版社: ヒカルランド (2012/5/22)

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ムーディ博士は「臨死体験研究の父」と呼ばれていますが、臨死体験の証言を聞く中で、人の死の際に、

それまで一般的に知られていなかったもう一つの側面があることを発見した。それは、人の臨終の際の

臨死体験が、ときに身近な家族や友人に「分かち合われ」、「共有される」ことがあるということです。

ムーディ博士はその体験を「臨死共有体験」と呼びました。これは死にゆく当人ではなく、そのかたわら

に付き添うなどしている健康な人々の体験です。つまり、死ななくてもできる臨死体験なのです。

 

●臨死共有体験の事例がたくさん載っていますが、臨死共有体験に特徴的な7つの要素を挙げてみます。

1.空間が変容して見える。

2.神秘的な光を見る。

3.音楽が聞こえる。

4.対外離脱する。

5.人生回帰を共にする。

6.天的な領域に入る。

7.遺体から上がる煙のようなものを見る。

これらは、一人がすべての要素を経験する場合は少なく、多くの場合、これらのうちの幾つかを経験する

ようです。(一つだけの場合もある)

 

●臨死体験は酸素欠乏状態に置かれた脳内の幻覚だとか、恐れから来るものだとか、麻酔薬の過剰投与、

もしくは不充分な投与によるものだなどの説明がある。彼らはそう言うことによって、臨死体験は死後の

生命を確証するものだという考えを、否定した。しかし、彼らは、その同じ論法を、臨死共有体験に対して

は使うことができない。

 

●古代エジプトの宗教は、復活信仰を持つ最初の「系統だった宗教」と一般的には考えられている。それゆ

え、なぜ彼らがそのように死後の世界を信じるようになったか、という疑問がわいてくる。

臨死体験や臨死共有体験が語られて生まれたのではないか?→オシリス崇拝へ

秘教的書物「ペル・エム・フル」→「エジプトの死者の書」を読むと、あたかも臨死体験、臨死共有体験の

証言集を読んでいるかのようである。

 

●臨死共有体験をしやすい環境や状況

臨死共有体験者のほとんどは、たいてい逝去者に対する深い愛情や同情を持っていた。

体験者は、愛する者が死ぬことを、心で受け止め、受け容れていた。

 

●共感する神経細胞・ミラー・ニューロンとの関わり

ミラー・ニューロンとは、他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように、「鏡」の

ような反応をすることから名付けられた神経細胞。

もしかすると、臨死共有体験を可能にしているのも、ミラー・ニューロンかもしれない。この共感する神経

細胞により、死にゆく者の思いや感情が共感する人に結びつけられ、そこに鏡のように映し出されるの

かもしれない。

 

●人間の脳の右側頭葉は「神秘に通じる回路板」なのか

人間の脳には遠隔精神感応(テレパシー)の能力が備わっているのではないか?神秘的な事象が起こった

とき、脳のこの領域はある種の刺激を受ける。この領域が臨死体験中にいかに刺激されているかを

見るのは、簡単である。そのときその領域は、異常に活発な反応を示す。臨死共有体験中も同じ領域が

(ミラー・ニューロンの作用により)刺激され、「神秘に通じる回路板」が活性化した結果なのかもしれない。

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上記の要約の他に、よく知る人の身の上に何か悪いことが起こった時に、離れた場所でそれを知覚したり、

いわゆる「虫の知らせ」が働いたりするのも、「遠隔精神感応」であるでしょうし、その知人が亡くなった場合

の知覚は、「臨死共有体験」の一部となるのでしょう。

 

私の知り合いにも、愛する人が突然亡くなったその時刻に、頭の表皮が異常なほどに痛む体験をしています。

また、別の知り合いは、義父が亡くなった時刻に、お風呂の脱衣所でグワンと空間が変容した体験をしています。

このような話はあちこちで聴きますね。

 

大昔は、病院なども無く、人の死に接する機会も多かったでしょうから、当然、、「臨死共有体験」をするケース

も多かったと思われます。それらの体験が、その土地土地や各々の文化圏で育まれ、霊的儀式や宗教が生まれ

たとも考えられますね。

 

ムーディ博士は、この本で最後に「・・・こうした体験が、死後生命の証明ではないというなら、それは一体何だと

いうのか?」という、言葉で締めくくっています。

 

ところで話は代わりますが、この本に出てきた「ミラー・ニューロン」ですが、このようにも書かれています。

ミラー・ニューロンにより、幸福、肥満、喫煙、飲酒、さらには自殺行動に至るまで、個人というよりは

社会全体の共通の特徴となる場合がある。私たちは職場の同僚とのつきあいや、遊び仲間に影響され

やすいが、それもこの共感の神経細胞があるためである。

これは、まさに「エレメンタル」ですね。それもどちらかというと「欲望→思考型(欲望的思考)エレメンタル」。

この場合では、「思考→欲望型(思考型欲望)エレメンタル」では、確固とした意志が基盤になりますから、

共感は起き難いように思いますね。


「生きる/死ぬ その境界はなかった・死後生命探究40年の結論」

2014-10-13 16:42:09 | ◆スピリチュアリズム・本

2014.9.14 NHKスペシャルの「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント死ぬとき心はどうなるのか」

を見ました。番組の内容は、NHKですから、まあ、こんな感じなのだろうなと思いましたが、最後に

立花隆さんが、レイモンド・ムーディ博士と再会する場面がありました。その中で、なんと、ムーディ

博士が自殺未遂をおこし、自ら臨死体験をしたという事をはじめて知りました。

 

そこで、レイモンド・ムーディ博士個人について、とても知りたくなり、書籍を調べてみると、下記の

著書が見つかりました。

2013.2に発刊された「生きる/死ぬ その境界はなかった・死後生命探究40年の結論」

著者:レイモンド・ムーディ、ポール・ペリー

そして、なんと、監修は、矢作直樹さん。

 

読んでみました。私の辿ってきたスピリチュアリズム関連の方々もたくさん登場して、実に興味深い

本でしたよ。

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・子ども時代のムーディ博士。

・ライフ・アフター・ライフ(かいまみた死後の世界)発表後の生々しい記述。

・病とのたたかい。

・エリザベス・キューブラロスとの出会いと、死後生命の存在についてのロスとの見解の相違。

・「懐疑」の本当の意味。

・その後の他者の臨死体験の研究。

・自らの自殺未遂による臨死体験。

・退行催眠を受け、9つの過去生を行き来する。

・自らの退行催眠研究。

・イアン・スティーブン博士について。

★「スクライング」・・・水晶、鏡における霊の呼び出し実験。

★死者と再会できる部屋「サイコマンテウム」を制作。

★臨死共有体験~死後生命の確証

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上記のような内容ですが、ムーディ博士の自伝的要素満載です。私的に興味のあったムーディ博士

自身の自殺未遂による臨死体験は、さらりと書かれておりましたが、それよりも後半の★の箇所が

非常に興味深かったです。

スクライングに関しては、水晶玉占いに対する検証実験のような感じで、むむ??と違和感を

持ちましたが、学生に参加してもらい、しっかりと実験を行った結果が記述されています。更に、

鏡を使った実験を経て、「サイコマンテウム」という部屋を作り、一日一人ずつの真面目で丁寧な

実験を行ったようです。

どちらも私的にとても興味をそそられるものでした。

最後の「臨死共有体験」に関しては、死にゆく人と、その死にゆく人を見守る近縁者や知人が、

同時に幽体離脱のような状態に陥り、死にゆく人はそのまま天へ召され、他の人々は、その

幽体離脱状態で、死にゆく人を見送るなどの体験という事で、あまり聞いたことがなかったのです

が、かなりの数の報告例がされているようです。過去生退行催眠も、臨死体験も、懐疑的な目で

見れば、いくらでも難癖つけられますが、この「臨死共有体験」は、複数人が同時に体験する

わけで、集団催眠等さえ否定できれば、幽体離脱に関しては、かなり立証されるように思えます。

ただし、死後存続に関しては、天へ召される向こう側へ行かなければ、どうしたって難癖つける

輩が出てくることでしょう。

調べたら、この著作の前に「臨死共有体験」の本も出ていましたので読んでみようと思います。


「自分探しのアカシックリーディング入門」から 

2014-10-08 15:11:37 | ◆スピリチュアリズム・本
想念形体の最終投稿から、ニヶ月ほど時間が経過してしまいました^^;
 
いずれ、「スピリチュアリズムなどを基盤とした感情や欲望のコントロール手法」、
 
また「想念形体の色や形」について、想念形体(エレメンタル)のカテゴリーで
 
投稿しようと思っています。(いつになることやら・・・^^;;)
 
私的には、このエレメンタルを掘り起こしたおかげで、喫煙の習慣パターンから
 
脱することができて、ほぼ禁煙できるようになりました^^ 後はアルコールですか(笑
 
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「自分探しのアカシックリーディング入門」 齊藤つうり (著)
 
を読みました。アカシックリーディングについては、ここでは触れませんが、
 
本の中に琴線に触れる箇所がありましたので、覚書として書いておこうと思います。
 
 
他の人を救いたい人の周りには、他の人を救いたい人が集まる。
自分を救っている人の周りには、自分を救っている人が集まる。
 
これは、私的には目から鱗といいますか・・・しかし、よくよく考えてみれば、
確かにそうかもしれないと思った次第です。引力でしょうか?個性でしょうか?
今世の目的でしょうか?
 
人の期待に応えようとしない。一切応えようとしない。そこに厳しくあれ。
 
これもまた目から鱗なのですが、人の期待を意識してしまうと、確かに自分自身
を生きられなくなりますよね。何をするにも「動機」がどこにあるのか?です。
 
「認められたい」というのがありながら、シェアリングしていたら、それは、
シェアリングではなくて、コントロールである。餌まいて釣っているだけである。
 
これも手厳しい言葉ですが、動機が不純でしょ、ということですね。純粋に感動
したり、伝えたいと思ってシェアするのならよいと思いますが、閲覧数や「いいね」
を意識したりすると、だんだんおかしな方へと向かっていきます。
 
「期待に応えようとする」=「コントロール」
自分が相手をコントロールしたいから、相手の期待に応えようとする。
 
まさに逆さまの発想です。これもまた新鮮な言葉でした。
 
その人には本人の決めている人生の道筋があって、変化したいタイミングは
本人が決めている。
 
「伝える」人は、諦めたり、嫌になったりせずに、相手にその時期が到来する
のを待つ忍耐が必要です。
 
その意味では、人を救えるのは究極のところ本人だけなのである。
 
扉を開こうとしなければ、救いの手は差し伸べられないということですね。
 
昔の私はすべての人に好かれようとして、とても苦労し、疲れ、それを見せない
ように隠しているけれど、裏では恨みが溜まっていく・・・という性格でした。
 
わたしも、かつて、そういうところがあって、共感しました。
 
葛藤を手放していくと、自分の個性が剥き出しになります。
 
今の私は誰にでも好かれる性格ではないし、私を嫌う人もいます。
でも、それはそれで構わないのです。
 
誰にでも好かれることを目指すよりも、自分自身になる道の方がずっと幸せに
なれるのですから。
 
「自分自身を生きる、生き込む」ことを日々第一優先に考えていくと、とても八方
美人ではいられなくなります。
 
同と和は違う。君子は和して同せず。
本来の日本人は、和のハーモニクスなので、自己信頼を持つことの邪魔に
ならないはずです。
和を持つことは中立であり、ニュートラルな態度を持つ上でもすごく役に立つ。
しかし、周囲が大事で自分はよいというふうになると、マイナスに働く面もある。
 
「和」という言葉の意味を的確に表現しています。
 
何をするか?doingではなく、どうあるか?beingの時代である。
 
この言葉を読むとき、意識は、とてつもなく大きな広がりを見せます。焦りにも
似た、能動的に何をするべきなのか?という思いの時代ではなく、だからと
いって消極的ではなく、一人一人がどうあるべきか?各々が各々の人生を
どう生きていくのか?という生物多様性から価値観の違いまでひっくるめて、
「個を生きる」時代であり、そこに「和」が見出せる時代のように思います。 
 
 
この本に紹介されていた、片鼻穴を交互に変則的にふさぐ呼吸法は、丹田
呼吸法よりもさらに意識的に集中して行わなければならず、より頭を空っぽに
できる呼吸法に感じました。
 
本末には、自分の声で読み上げて録音すればよい瞑想法?が載っていました。
自分自身の声が瞑想誘導にはとてもいいそうです。呼吸法と合わせて実践
してみたいと思った次第です。

生まれ変わりの村①②③

2011-12-11 10:18:29 | ◆スピリチュアリズム・本
●生まれ変わりの村1 [単行本] 森田 健著 
単行本: 203ページ 出版社: 河出書房新社 (2008/6/24)

内容(「BOOK」データベースより)
前世を記憶する人が集中する「生まれ変わりの村」。中国奥地に実在するこの村で、
森田健が84人を徹底調査。死んで生まれ変わった本人や前世での家族まで追跡取材し、
人間がどうやって生まれ変わったのかを一切の脚色なく収録した本の第一巻。

●生まれ変わりの村2 [単行本] 森田 健著
単行本: 225ページ 出版社: 河出書房新社 (2009/6/4)

内容(「BOOK」データベースより)
中国奥地に実在する「生まれ変わりの村」での徹底調査の結果から、「死は別れでは
ない」こと、「あの世に裁きはない」ことを日本に初めて紹介したベストセラー、
待望の続編!今作では、第一巻で明らかにされなかった「あの世」の構造についての
新たな証言を取材。読む者の善悪の価値観、死生観を揺さぶる内容に、あなたはどう
対処するか。

●生まれ変わりの村3 [単行本] 森田 健著 
単行本: 226ページ 出版社: 河出書房新社 (2010/7/6)

内容(「BOOK」データベースより)
15年の月日をかけて中国奥地で取材した「生まれ変わりの村」シリーズの最終巻!
「あの世にもお金がある」「あの世には天国も地獄もない」「自殺しても来世に何の
影響もない」…など、これまでの常識を覆す数々の新事実を発見。果たして、死と生
の間には何があるのか?人類最大の疑問に迫ります。                        by amazon

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映画化の予定もあるようです。ネットで調べたら、千葉・鋸南町で、あの世から来世に
生まれ変わりたい人達が集まっている場所。生まれ変わりのスープ飲み場のシーン撮影
がされるようです。

お気楽に読もうと思えば読める本です。

・あの世に行くと、「忘却のスープ」があって、それを飲まずに拒否すると、前世を記憶
 したまま生まれ変わる。

・あの世では、長いワンピースのようなものを着ている。

・あの世?で、妊婦さんを見ると、いきなりその妊婦さんの赤ちゃんになって、次の人生
 がはじまる。

・前世を思い出すと、病気になる。

・赤ちゃんのときから、前世を記憶している。(赤ちゃんらしくなく大人の心をもったまま?)

などの証言が複数の人のインタビューから紹介されています。



ただ、すぐに生まれ変わってくるケースが多いので、あの世の情報は乏しいです。更に、
太陽が無いのに明るいとか、食べものはあまり味がないとか、いわゆる現世感覚的(五官情報)な
情報にこだわりが見られ、私的には、あまり「霊界」の情報だとは思わないほうがよいように思い
ますね。

生まれ変わり事例を研究された、イアン スティーヴンソン博士の「前世を記憶する子供たち」の
データと対比させると面白いかもしれません。

しかし、いずれも、これらの情報から、あの世の全てが解る訳ではなく、私的には、このような
前世を記憶する人たちの情報は、「幽界」レベルに留まるのではないかと思います。



「忘却のスープ」というのは、面白いですね。閉鎖的な村で、昔から語り継がれている「忘却の
スープ」は、潜在意識に記憶され、脈々と受け継がれているのかもしれません。



生まれ変わりの村①②③を読みながら、あーだ、こーだと、自分の認識や知識を総動員でき、結構
楽しめました^^

生きがいの創造 IV

2011-12-10 10:16:52 | ◆スピリチュアリズム・本
最近読んだ本の紹介です。

生きがいの創造 IV [単行本] 飯田 史彦 (著)

単行本: 256ページ 出版社: PHP研究所 (2011/10/27)

内容紹介
本書はこう始まる。「私は、瓦礫に埋もれてしまった、かつては住宅街であったはずの地域を
歩いていました…瓦礫のどこかから、語りかけてくる声が聞こえます…その声は、『肉体の
生命を失ったにもかかわらず、かつて自分がいた場所に、そのまま留まっている存在』が発する
声でした」―――福島在住の著者は、自ら被災し、放射能の脅威に晒されながらも、津波で被害
を受けた被災地を巡り「魂の救援活動」を続けている。本書は、思いがけず津波の被害にあった
魂たちを「光の世界」に送り届けるまでの対話、そして、東日本大震災の意味をスピリチュルな
観点から考察し、日本と人類が進むべき「光の方向」について示している。by amazon

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瓦礫のどこかから、語りかけてくる声、それは、数日前まで女性として生きていたであろう存在
でした。その存在との対話が110ページほど書かれています。驚かされたのは、彼女の霊に震災
を免れた1歳*ヶ月の娘さんが反応するという事、そして、生後すぐに亡くなってしまった彼女の
亡き息子さんがご主人の寿命を延ばす役割を果たしていた事。軽いタッチで書かれているものの、
その霊的な壮大なドラマを前に、目頭が熱くなりました。

更に続く「光」との対話。

大震災はなぜ起きたのか?

人間が物質界に生まれてくる目的は?・・・・・「信じることに挑戦すること」

命に関わるものの経営においては、効率性は捨てるということ

国に参加するということ

深い悲しみの渦中におられる方には、論理的な説明や人生論など何の効果もない・・そのような
方々を救う方法は、その御方の「心の同伴者」になってあげること、説明しようとするのではなく
共有しなさい、導こうとするのではなく寄り添いなさい・・・

挑戦しなさい・・・・・

私的には、著者の文体や言い回しに違和感を持つところがありますが(hpの視覚的印象も)、
一つの情報としての判断においては、高次の霊からのたくさんの有益な情報が含まれているように
感じられました。

人は死なない

2011-11-19 10:11:25 | ◆スピリチュアリズム・本
最近読んだ本の紹介です。



「人は死なない」
-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-
矢作 直樹 (著)

現東大医学部教授・医学部付属病院救急部集中治療部長の方の著作です。

とはいえ、内容はとても読み易いです。

はじめてスピリチュアリズムに接する方にはお勧めです。

著者ご自身のこと、救急病院でのこと、自ら聞いた体離体験、臨死体験のこと、
霊能者による母との再会のこと、そして30ページほどにスピリチュアリズムの
歴史、内容(欧米)が要約されています。(シルバーバーチも少し出てきます)

最後に摂理、良心等、死後存続を元にした、この世を生きる手法、解釈で
締めくくっています。

内容(「BOOK」データベースより)
神は在るか、魂魄は在るか。生命の不思議、宇宙の神秘、宗教の起源、非日常的
現象。生と死が行き交う日々の中で、臨床医が自らの体験を通して思索した
「力」と「永遠」、そして人の一生。

光の彼方に

2011-09-20 10:01:48 | ◆スピリチュアリズム・本
最近読んだ本の紹介です。



光の彼方に―死後の世界を垣間みた人々
レイモンド・A.,Jr. ムーディ (著), 笠原 敏雄 (翻訳), 河口 慶子 (翻訳)

単行本: 256ページ 出版社: 阪急コミュニケーションズ 発売日: 1990/05

国際的ベストセラー『かいまみた死後の世界』の著者、レイモンド・ムーディの新作。
人間は死んだら、どうなるのか…。長いトンネルをぬけると、そこは愛と調和に満ちあ
ふれた光り輝く世界が広がっている。臨死体験者が語る、死後の世界。

内容(「BOOK」データベースよりby amazon)



先にご紹介した、「天国からの手紙」は、大韓航空機爆破事件で亡くなられた方のご遺族
が書かれた本ですが、この本の訳者のひとりの河口恵子さんは、日航ジャンボジェット機
墜落事故で亡くなられたご主人の奥さまです。

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訳者あとがきより

主人は1985年8月の日航ジャンボ機の事故で、この世の命を終えております。主人が機内で
私どもに宛てて遺しました「走り書き」には、「どうか神様助けてください」という一行が
ございましたが、生前は、「人間は死んだらどうなると思う」という私の再三の問いにいつも、
「なんにもなくなるさ」と答えておりました。

でもやはり、死んでみてそうではないことを知り、私にこの本の翻訳をさせて、みなさまに
読んでいただきたいと思ったのではないかという気がいたします。(・・・ムーディ博士の
第一作「かいまみた死後の世界」は出版当初に読んでおり、亡き主人が私に望んでいる仕事
かもしれないと思い、翻訳させていただくことにいたしました。)

主人の事故後忌明けの折に一緒にお届けしました、私の気持ちのささえになっておりました本
をご覧になって、私のこういいう方面への関心を出版社の方がお知りになり、この仕事をさせて
くださいました。

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上記の気持ちのささえになっておりました本とは、「古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より」
だそうです。



シルバーバーチ (Silver Birch) は、1920年にイギリスにおいてイギリス人青年モーリス・
バーバネル(Maurice Barbanell、1902-1981、当時18歳)に憑依して語った霊とされている
ものの名である。英語でシラカンバの意味。1924年、モーリス・バーバネルはイギリス人
ジャーナリストハンネン・スワッファーと出会い、以後イギリスのロンドンにある彼の自宅で
霊交会を行うようになる。この霊交会をハンネン・スワッファー・ホームサークルと名づけ、
モーリス・バーバネルに憑依するシルバーバーチはこの霊交会において指導霊
としての地位を築き、以後60年間に渡って近代心霊主義的教訓を説いた。by wiki

「天国からの手紙」と「シルバーバーチの霊訓」

2011-07-02 09:58:46 | ◆スピリチュアリズム・本


天国からの手紙―愛する家族との18年間の霊界通信 [単行本] 武本 昌三 (著)

妻と息子の乗った飛行機が撃墜される。
残された夫と娘に残された、悲しみと苦悩の日々・・・。
この本は、前半は、魂の慟哭、中盤は、大韓航空機事故の真相、そして後半は、
数々の霊能者を通じてもたらされた、霊界からの息子と妻からのメッセージで構成
されています。
あとがきには次のように書かれています。
私たちは、この地上世界で、狭い、短い、物的な尺度でしかものを見ていないが、
その尺度では、この世は、不公平だらけである。
特に、今度の大震災では、その不公平感が、最大限に拡大されていてもおかしくな
いように思える。

愛するご家族を失って嘆き悲しんでおられる多くの被災者の方々には、涙を禁じえ
ないが、それらの方々にも、あえて私は申しあげたい気がする。
愛するあなた方の家族は、決して「死んで」はいない。私の愛する家族が死んでい
ないように。

とてもグローバルでインテリジェンスに富むご家族の体験されたことですので、あら
ゆる人々の魂の琴線には届かないかもしれませんが、私的には、自分ととても近い
歩みをされていると感じ、読むにつれて自分自身の魂の慟哭が蘇ったかのようでした。
それでも、読まずにはおられず、一気に向き合い、読み終えました。


私も形は違いますが、愛する人を突然失うという同じように奈落の底に突き落とさ
れた体験をしています。そこから続く魂の慟哭の時間帯は、恐怖の余り、心を捻じ
曲げられる。そして、襲いかかる苛立ちと悔しさ、自責の念と無力感に苛まれ続ける。
心の崩壊・・・。生命力というものは、決して体力ではなく、気力があってこそ養われる
ものだと身をもって体験しました。
そんな低空飛行での生活を続ける中で、ある夏の日、高速道路を運転中に「本屋に
行ってごらん」とのインスピレーションを受け取ります。本屋に入り、導かれるよう
に手に取った本は、「シルバーバーチの霊訓」でした。
その本には、このように書かれていました。


「あなたがもし古い神話や伝来の信仰をもって、これで十分と思い、あるいは、すでに真理
の頂上を極めたと自負されるならば、本書は必要ありません。

しかし、もし人生とは一つの冒険であること、魂は常に新しい視野、新しい道を求めてやま
ないものであることをご承知ならば、ぜひ本書をお読みいただいて、世界のすべての宗教
の背後に埋もれてしまった必須の真理を見出していただきたい。
そこには、すべての宗教の創始者によって説かれた訓えと矛盾するものは何一つありません。

地上生活と、死後にもなお続く魂の旅路に必要不可欠の霊的知識が語られています。もしも
あなたに受け入れる用意があれば、それはきっとあなたの心に明かりを灯し、魂を豊かにし
てくれることでしょう。」
(シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ―真実の愛であなたが変わる)

それは、とても魅力的な言葉でした。しばらく精神世界からは遠ざかっていましたので、こ
んな方面に興味があったなと購入し読み始めました。何故か、すがる様な思いで、とても大
切なものに触れているような気がして、丁寧に開き噛み締めるように読んでいきました。読
み進めるうちに、興味などという感覚ではなく、魂の深いところに入り込んでくる感じがし
ましたね。ゆっくり、ゆっくり味わうように読み進めていきました。

引き続き、’シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A―崇高な存在との対話’を読み
、読み終わる頃には、今まで知識としてあった精神世界や、私の身に起きた数々の出来事の
何もかもが全て繋がったように感じましたね。それは、ようやく辿り着いたという感覚でし
た。今までバラバラに散らばっていた点が、すべて線で結ばれたような感覚でした。

その後、勉強会に参加したり、スピリチュアリズム関連の本を読み進めるにしたがい、少し
ずつ少しずついわゆる霊的真理が根付いていきました。同時に心身ともに正しいコントロー
ルができるようになり、体力・気力も若い頃に比べて同等以上の充実したものが得られるよ
うになりました。

私たちの実相は’霊’なのであり、私たちの思考や精神が霊を形づくります。ならば、その
正しい思考や精神を養うことこそがこの世に生きる目的であり、何よりも大切で大事なこと
になるわけです。そこに価値観を見出し、潜在的に備わっている良心の声に耳を傾け、言動
や行動の動機を見極めていく・・・そんな生き方を目標に日々をおくっています。

真理の探究、悟りの境地には終わりはありません。一段登れば、また次の山が見えてきま
す。それは永遠に続く魂の旅路です。まだまだ山あり谷あり螺旋階段の如く続いていくこと
でしょう。
なお、「天国からの手紙」の著者・武本昌三氏は、ご自分のhpで、シルバーバーチの霊訓の
原文を載せ、ご自分で訳されております。hpは、こちらです→「ともしび・武本昌三」