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・本書では説明の都合上、現象の表現領域を色々な名称の波動領域に分けて、それぞれの波
動領域における表現媒体も○○体というような名前を付けていますが、実際には幾つもの表
現媒体があるわけではなく、一つの表現媒体が様々な波動スペクトルを持っているといった
が、より正確です。
しかしながら、肉体からより高次の媒体が抜け出るというような、ひとつの個的表現が異な
る波動領域に複数の媒体を保有して、それぞれが別の場所で独立した表現を行うといった現
象も存在しますから、この問題の取り扱いは、かなり複雑な要素があることも承知しておい
て下さい。
・こうした現象の表現領域には上限がなく、地球圏での様々な生命活動の媒体を表現してい
る波動領域の更に上にも、無限に続く精妙なヴァイブレーションの表現領域(現象面)があ
り、そこでは私達の日常の意識からは想像を絶する、高度な精神活動が営まれています。
・私達のひとりひとりは、誰でも潜在意識の奥底にこのような超越的な表現領域を持ってい
るのですが、これらの潜在意識下で表現されている大いなる生命の営みを顕在意識の下に顕
わし(顕在意識の範囲の拡大)、各波動領域にわたる表現媒体を通して、量り知れない潜在
能力を発動させて往くことが、大いなる生命の個的表現形態である私達人間の進化であり、
宇宙全体の進化でもあるわけです。
・地球圏(地球生命系)では、個的表現における意識の進化には個人差が大きいが、平均的
な人類の進化レヴェルでは、生命エネルギーや各種の情報を下位媒体に伝達するという基本
的な機能を除くと、アストラル体や下位メンタル体は、単純に感情や思念の表現及び知覚を
行っているだけで、他の潜在能力はほとんど眠っている状態にあります。
・これは、人間の意識が五官から入ってくる色々な情報のために、物質的ヴァイブレーショ
ンの外界を知覚することに専念させられていることと、肉体を構成する物質から生じる濃密
なオーラが障害物になって、現象としての外界から入ってくる情報に対する高次媒体の知覚
能力を、著しく制限もしくは沈黙させているからです。(オーラとは、総ての表現媒体が
それぞれの波動領域に応じて「外側に放射している、様々なヴァイブレーションのエネル
ギーのこと)
・しかしながら意識の発達に伴って、チャクラや、アンテカラナ、シルヴァー・コード(玉
の緒)等の媒体間の連絡通路が開かれていくことや、高次媒体が発達することによって、障
壁となっている肉体のオーラの外側に、高次媒体やそのオーラがはみ出てくること、更には
肉体とそのオーラが精妙化されて、高次媒体の機能を妨げなくなること等が重なって、高次
媒体の持つ各種の潜在能力が発現されるようになります。なお、顕在意識の範囲がどのよう
な発達状況にある人でも、ブッディ体以上の高次媒体は時空間を超越しているので、潜在意
識下では総てを認識しています。
「黎明 上巻」 葦原瑞穂 太陽出版より
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それぞれの波動領域の表現媒体を、肉体・エーテル体・アストラル体・メンタル体・ブッ
ディ体と見てきたわけですが、これらは、一つの表現媒体が連続した様々な波動スペクトル
を持っていると理解した方がよさそうです。しかし、この世に生きている我々人間にとって
は、「死」のハードルはとても高いものです。
エーテル体を表現媒体とする、幽界からのいわゆる「霊界からの報告」を読みますと、確か
にこの世の延長線上のようで同じ様な生活をしているようです。ただ五官で認識される以上
の波動領域を認識しているようで、そこでは聴いた事の無いような素晴らしい音楽や、見た
事も無いような美しい色彩を、肉体をまとっていた時の慣れ親しんだ五官での表現として、
伝えてきています。
地球圏(地球生命系)という言葉が出てきていますが、本来の精神階層には、分離した意識
状態というものは実在していないのですが、地球のメンタル・レヴェルまでの波動領域で
は、物質的なヴァイブレーションの世界観が絶えず想念として反映され続けているために、
時空間や、他から分離した個体があたかも実際に存在しているかのように見える、地球圏独
特の表現世界が生じています。
このような正しくものを観ることができない状態は幽界まで続いているようです。そして、
幽界から地上界へ五官以外の異なった波動領域を、いわゆる直感や第六感覚を通して伝え、
顕幽両界は相互に交流しているようです。
シルバーバーチは次のように語っております。
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地上のいかなる天才画家といえども、霊の世界の美しさの一端たりとも地上の絵具では表現
できないでしょう。いかなる音楽の天才といえども、天上の音楽の旋律のひと節たりとも表
現できないでしょう。いかなる名文家といえども、天上の美を地上の言語で綴ることは出来
ないでしょう。地上の誰一人見たことのないような花があり色彩があります。その他小鳥も
おれば植物もあり、小川もあり、山もありますが、どれ一つとっても、地上のそれとは比
較にならないほどきれいです。そのうちあなた方もその美しさをじっくり味わえる日が来ま
す。その時あなたはいわゆる幽霊となっているわけですが、その幽霊になった時こそ真の意
味で生きているのです。
(霊訓4 P131-5)
こちらの世界へ来てしばらくすると、地上の人間のために何か役立つことをしたいと思うよ
うになり、やがて自分と同質の人間を見出します。あるいは見出そうと努力します。地上で
詩人だった人は詩人を探すでしょう。音楽家だった人は音楽家を探すでしょう。そして死後
に身につけたことの全てを惜しげも無く授けようとします。問題は波長の調整です。すべて
のインスピレーション、すべての叡智、すべての真理、すべての知識は、人間側の受信能力
に掛かっております。
(霊訓3 P138-9)
(霊界からのものか地上からのものかの思念の区別の仕方について)
両者をはっきり線引きすることはとても困難です。思念には地上の人間が発したものが地上
の他の人間によって受け取られることもありますが、霊界からのものもあります。思念はつ
ねに循環しております。そのうちのある種のものが同質の人に引き寄せられます。これはひ
っきりなしに行われていることです。
しかし、インスピレーションは霊界の者がある種の共通の性質、関心、あるいは衝動を覚え
て、自分がすでに成就したものを地上の人間に伝えようとする、はっきりとした目的意識を
もった行為です。地上の音楽、詩、小説、絵画の多くは実質的には霊界で創作されたもので
す。
(霊訓3 P140)
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・本書では説明の都合上、現象の表現領域を色々な名称の波動領域に分けて、それぞれの波
動領域における表現媒体も○○体というような名前を付けていますが、実際には幾つもの表
現媒体があるわけではなく、一つの表現媒体が様々な波動スペクトルを持っているといった
が、より正確です。
しかしながら、肉体からより高次の媒体が抜け出るというような、ひとつの個的表現が異な
る波動領域に複数の媒体を保有して、それぞれが別の場所で独立した表現を行うといった現
象も存在しますから、この問題の取り扱いは、かなり複雑な要素があることも承知しておい
て下さい。
・こうした現象の表現領域には上限がなく、地球圏での様々な生命活動の媒体を表現してい
る波動領域の更に上にも、無限に続く精妙なヴァイブレーションの表現領域(現象面)があ
り、そこでは私達の日常の意識からは想像を絶する、高度な精神活動が営まれています。
・私達のひとりひとりは、誰でも潜在意識の奥底にこのような超越的な表現領域を持ってい
るのですが、これらの潜在意識下で表現されている大いなる生命の営みを顕在意識の下に顕
わし(顕在意識の範囲の拡大)、各波動領域にわたる表現媒体を通して、量り知れない潜在
能力を発動させて往くことが、大いなる生命の個的表現形態である私達人間の進化であり、
宇宙全体の進化でもあるわけです。
・地球圏(地球生命系)では、個的表現における意識の進化には個人差が大きいが、平均的
な人類の進化レヴェルでは、生命エネルギーや各種の情報を下位媒体に伝達するという基本
的な機能を除くと、アストラル体や下位メンタル体は、単純に感情や思念の表現及び知覚を
行っているだけで、他の潜在能力はほとんど眠っている状態にあります。
・これは、人間の意識が五官から入ってくる色々な情報のために、物質的ヴァイブレーショ
ンの外界を知覚することに専念させられていることと、肉体を構成する物質から生じる濃密
なオーラが障害物になって、現象としての外界から入ってくる情報に対する高次媒体の知覚
能力を、著しく制限もしくは沈黙させているからです。(オーラとは、総ての表現媒体が
それぞれの波動領域に応じて「外側に放射している、様々なヴァイブレーションのエネル
ギーのこと)
・しかしながら意識の発達に伴って、チャクラや、アンテカラナ、シルヴァー・コード(玉
の緒)等の媒体間の連絡通路が開かれていくことや、高次媒体が発達することによって、障
壁となっている肉体のオーラの外側に、高次媒体やそのオーラがはみ出てくること、更には
肉体とそのオーラが精妙化されて、高次媒体の機能を妨げなくなること等が重なって、高次
媒体の持つ各種の潜在能力が発現されるようになります。なお、顕在意識の範囲がどのよう
な発達状況にある人でも、ブッディ体以上の高次媒体は時空間を超越しているので、潜在意
識下では総てを認識しています。
「黎明 上巻」 葦原瑞穂 太陽出版より
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それぞれの波動領域の表現媒体を、肉体・エーテル体・アストラル体・メンタル体・ブッ
ディ体と見てきたわけですが、これらは、一つの表現媒体が連続した様々な波動スペクトル
を持っていると理解した方がよさそうです。しかし、この世に生きている我々人間にとって
は、「死」のハードルはとても高いものです。
エーテル体を表現媒体とする、幽界からのいわゆる「霊界からの報告」を読みますと、確か
にこの世の延長線上のようで同じ様な生活をしているようです。ただ五官で認識される以上
の波動領域を認識しているようで、そこでは聴いた事の無いような素晴らしい音楽や、見た
事も無いような美しい色彩を、肉体をまとっていた時の慣れ親しんだ五官での表現として、
伝えてきています。
地球圏(地球生命系)という言葉が出てきていますが、本来の精神階層には、分離した意識
状態というものは実在していないのですが、地球のメンタル・レヴェルまでの波動領域で
は、物質的なヴァイブレーションの世界観が絶えず想念として反映され続けているために、
時空間や、他から分離した個体があたかも実際に存在しているかのように見える、地球圏独
特の表現世界が生じています。
このような正しくものを観ることができない状態は幽界まで続いているようです。そして、
幽界から地上界へ五官以外の異なった波動領域を、いわゆる直感や第六感覚を通して伝え、
顕幽両界は相互に交流しているようです。
シルバーバーチは次のように語っております。
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地上のいかなる天才画家といえども、霊の世界の美しさの一端たりとも地上の絵具では表現
できないでしょう。いかなる音楽の天才といえども、天上の音楽の旋律のひと節たりとも表
現できないでしょう。いかなる名文家といえども、天上の美を地上の言語で綴ることは出来
ないでしょう。地上の誰一人見たことのないような花があり色彩があります。その他小鳥も
おれば植物もあり、小川もあり、山もありますが、どれ一つとっても、地上のそれとは比
較にならないほどきれいです。そのうちあなた方もその美しさをじっくり味わえる日が来ま
す。その時あなたはいわゆる幽霊となっているわけですが、その幽霊になった時こそ真の意
味で生きているのです。
(霊訓4 P131-5)
こちらの世界へ来てしばらくすると、地上の人間のために何か役立つことをしたいと思うよ
うになり、やがて自分と同質の人間を見出します。あるいは見出そうと努力します。地上で
詩人だった人は詩人を探すでしょう。音楽家だった人は音楽家を探すでしょう。そして死後
に身につけたことの全てを惜しげも無く授けようとします。問題は波長の調整です。すべて
のインスピレーション、すべての叡智、すべての真理、すべての知識は、人間側の受信能力
に掛かっております。
(霊訓3 P138-9)
(霊界からのものか地上からのものかの思念の区別の仕方について)
両者をはっきり線引きすることはとても困難です。思念には地上の人間が発したものが地上
の他の人間によって受け取られることもありますが、霊界からのものもあります。思念はつ
ねに循環しております。そのうちのある種のものが同質の人に引き寄せられます。これはひ
っきりなしに行われていることです。
しかし、インスピレーションは霊界の者がある種の共通の性質、関心、あるいは衝動を覚え
て、自分がすでに成就したものを地上の人間に伝えようとする、はっきりとした目的意識を
もった行為です。地上の音楽、詩、小説、絵画の多くは実質的には霊界で創作されたもので
す。
(霊訓3 P140)
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