スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

’死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠中間域全記録’1

2007-10-12 16:54:08 | ◆退行催眠・中間域の記録2
’死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」―退行催眠中間域全記録’
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死後の世界を知ると、人生は深く癒される―退行催眠下で語られる魂の世界と
転生、数々の体験事例に基づくさらに詳細なケース・スタディ (単行本)
マイケル ニュートン (著), Michael Newton (原著), 三山 一 (翻訳)
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内容(「MARC」データベースより)
死後の世界は秩序正しく、魂はガイドに導かれ、転生をくり返す。私たちがこの
世で体験することもすべて、魂の「気づき」と「成長」のためのプログラムで
ある。死後はもちろん、今生きていることを納得するための知恵を解説。

はじめに

●この本は、前作’死後の世界が教える’人生がなんのためにあるのか’’の続編です。
●読者の要望に応えるために、時間をかぎって診療を再開することにしました。すると、
高等な魂の比率が前よりも高くなったのに気づきました。長く待たないと面会できない
ず、我慢することのできる人のケースが増え、心理的危機にある若い魂は少なくなりました。
●前作は、肉体が死ぬ瞬間の河口からはじまり、世に戻って新しいからだに入るところで
終わりますが、本書は、人間のために秩序や計画が存在する、という信じがたい感覚に
ついての理解を広げるためのものです。

○第一章 スピリットの世界

●スピリットの世界では、時間が惜しいという感覚はありません。つまり、魂にとっては、
刻々と流れる時間とは対照的な、’常世’の時間になっています。

●この世からもっと離れると、周囲が光でどんどん明るくなっていく体験をする魂がある一方、
灰色っぽい暗闇がつかの間見えたかと思うと、トンネルや扉口を通り抜けるような感覚を味わう
魂もあります。このふたつの現象の差は他界する速度に応じたものです。(速度は、魂の経てきた
体験と関係があります。)ガイドの引っ張り方も、魂の成熟度のよって、弱くも感じれば強くも
感じます。

●死去した当初は、必ず、’ちぎれ雲のようなもの’に取り囲まれますが、それはすぐに晴れ、
一般的な魂は、エネルギーが幽霊のような姿でむかってくるのを見かけます。その相手は、たいてい
はガイドですが、ソウルメイトや伴侶や友人の場合もあります。その場合でもガイドはやはり
すぐそばにいます。

●魂がいわゆる故郷への方向感覚を取り戻すようになったときにはもう、その現世にゆかりの
面も変化をきたしています。つまり、人間の感情や気質やからだは独特のつくりをしている、と
俗に思われているわけですが、その点からいうと、もはやあまり人間らしくはないのです。
(脳や神経系からも解き放たれて、肉の衣を脱ぎ捨てた後の感覚は、言葉では表現しにくいで
しょう birch99)

●魂のエネルギーはホログラムと同様に、当分割することができます。そして、ほかのからだでも
平行して人生を送るかもしれません。そういう分身能力を魂はみんな持っているので、光エネルギ
ーも一部は必ず、あとにしたスピリットの世界へ残してゆきます。だからこそ、他界したとたん、
すでに亡くなったおかあさんと会うことが可能になるわけです。たとえ、おかあさんがこの世の
時間にして三十年前に亡くなり、現世に生まれ変わっていたとしてもです。

●ガイドとオリエンテーションの時期を過ごすのは、自分の集落に合流する前のことですが、
その時期は魂ごとに、また転生ごとに違います。終わったばかりの人生についての履行状況や
特定のカルマ関連の問題の回顧を行います。

●終わったばかりの人生の中で、いたずらから悪意にいたるまで、人を傷つけてしまった場合
には、慎重に検討がくわえられます。悪と因縁を結んだ魂は、’集中医療団’とも呼ばれる
特別な施設へ連れて行かれます。そして、ここでエネルギーをつくり直されて、全快するそう
です。

●スピリットの世界の指導原理でいうと、責任が魂の側にある悪行は、故意であろうとなかろうと
、来世でみんな同じ形で仕返しを受けなければならないのですが、これも罰とか贖罪とかいうより、
カルマを通じて成長するいい機会だとされています。

●人生がとてもつらくて、魂が疲労困憊して帰郷するときもあります。こうした場合には、お祝い
よりもむしろ、休息やひとりになることのほうが必要かもしれません。どのグループもそれなりの
方法で、友の帰りを深い愛情をもって歓迎するのです。

●里帰りはうれしい中休みです。とくに、親しいソウルメイトとカルマの都合であまり接触のない
ような浮世暮らしをしてきたならば、喜びもひとしおです。感情を心からあらわにするグループが、
帰ってきた魂を存分に祝う計画を立てているような場合には、ほかの活動は全部延期してしまうかも
しれません。

●魂のグループのメンバーの数は、三名から二十五名にまでおよびますが、平均でいうとだいたい
十五名くらいです。また、グループは別なのに友達になった相手がたくさんいて、もよりの集落から
魂がやって来て、連絡を取り合いたいと希望するときもあります。この活動には往々にして、年配
の魂がかかわります。

●里帰りにはふたつのタイプに分かれると考えられます。ひとつは、数名の魂と門口で軽くあった
かと思うと、そういう魂がガイドに遠慮して去り、以後はガイドがなにか予備のオリエンテーション
をほどこすという場合。もうひとつは、魂がスピリットグループへ現に帰ってくるまで歓迎委員会
があくまで待つという場合です。

●集落の情景のとらえ方は、魂の進歩状況にもとづいて決まります。教室の雰囲気の記憶は、いつも
ひじょうにあざやかに残りますが。とにかくスピリットの世界の教育法は、魂の発達レベルに応じて
異なります。転生の回数が多いからといって、高いレベルに達しているとは限りません。

●魂のグループは、進歩水準のほぼ等しい存在から成り立っています。もっとも、強みや短所は個々
に違います。こうした属性のあるおかげで、グループにもバランスがとれます。人生のあらゆる面を、
グループ内での役割演技がさかさまになってしまうくらい細かく調べて、もっと意識を拡大したり
するのです。さらに魂は中級レベルにいたるときにはもう、ある程度腕前を発揮している主な関心分野
を専攻しはじめています。

●スピリットの世界での魂のエネルギー色は、魂の進歩状況に関係があります。これは、相談者の魂の
進歩状況やトランス状態にあるときに周囲に目にする他の魂の正体を見極めるのに役立ちます。純白は
若手の魂を示しますが、魂が進歩するにつれエネルギーの密度も高まり、色もオレンジから黄色、緑と
変わった末に、青の区域に移るとわかりました。また、こうした中核をなすオーラにくわえて、どの
グループ内にもハロー(後光)の色が微妙に混じった部分もありますが、ここは各魂の性格面にちなむ
色を呈しています。

●レベルという言葉で魂の等級を決めてしまうことは、魂が発達をとげるありさまは多様だというが、
ぼやけてしまいますが、学習の階梯を述べるのは被験者です。とはいえ、彼らは、みずからの達成した
内容を誇るようなことはありません。催眠がとけて自足した心を掌握するにいたってからのほうが、口
は軽くなるほどです。競争意識、劣等感、優越感のようなものは、スピリットの世界ではないようです。

●スピリットの世界にも社会構造はあります。しかしそれは、現世の実態をはるかに越えた同情、
調和、倫理、道徳性を崇高な母体として存在するものです。スピリットの世界にも権限の集中した
大人事課があって、魂に課題を割りふってはいます。だがここにも、あり余るほどの親切、寛容、忍耐
、それに無限の愛からなる価値体系があります。

●自分は過去にあまたの選択をしてきたし、これは将来も続くと、被験者はみんな信じています。そう
いう自己責任を取って進歩していくさいに必要とされるのは、権勢や位階ではなく、むしろ潜在意識で
あると知ることです。死んでから生まれ変わるまでのあいだは、どこを見ても完全な状態や個人の自由
ばかりが目に付くのです。

●スピリットの世界では、無理やり生まれ変わらされたりすることはなく、自由意志はあり余るほどで
す。しかしながら、努力を重ねてもっといい面を増やし、創造主の大源泉と結合するのをめざすという
ことこそが、魂を突き動かす第一の要因です。

●創造の大源泉について・・・現人を研究対象にしている以上、そこにはおのずと限界があります。ただ
高等な被験者は、いずれ結合のときが来て、’至聖なる者たち’と一体化する、ということも話題にしま
す。濃い紫の光の球には、全知の大存在がいて、長老たちによる査問会議に臨むと大存在が感じられると
いいます。教師兼ガイドよりもさらに1~2段階上にいるこの高級な存在の一団のもとへは、死んでから
生まれ変わるまでのあいだに一度か二度は訪れます。

●査問会議は、魂が悪行の裁きを受けるようなところには見えないようです。こちらの犯したあやまち
とか、うしろ向きの行動をつぎの人生で直すには一体どうしたらいいか、といった内容の話し合いがさ
れるようです。

●また、査問会議は、来世にそぐう肉体を検討をはじめる場所でもあります。来世での目標を達せられ
そうなからだを検討するのです。さらにここでは未来をのぞくチャンスもありますし、種々のからだを
実際に試してみることもできます。魂は、完全とはほど遠いからだや、つらい人生を選んでカルマの
清算に努めたり、それまで解決に苦心してきたレッスンの違う面に取り組んだりもします。たいていの
魂は、選択用の部屋で紹介されたからだを受け入れますが、それを拒否したり、生まれ変わるのを延期
したりしてもかまいません。地球以外の有形の惑星を希望することもありえます。

●新しく割り当てられたからだを受け入れた場合には、しばしば予備講習へ送られ、第一のソウルメイト
が人生に割り込んでくる瞬間をはじめとする、来世の一定の標識や手がかりを覚えさせられます。

●現世に戻るときが来ると、友達にしばしの別れを告げ、現世への旅に乗り出すための空間へ送りとどけ
られます。割り当てられた宿主と赤ちゃんのおかあさんの子宮で合体するのは、妊娠四ヶ月以降のある
時点なので、臨月の前には十分に進化した脳を相手にしていることでしょう。脳の回路や宿主という他我
にも馴染んできます。ついで産後には、健忘症のような記憶障害が起こります。

●長いこと実験を重ねた末に、催眠により、相談者を通常のアルファ波の状態に持っていっても、霊魂と
いう意識を越えたところまで行き着くにはまだ足りないと実感するようになりました。このため、もっと
深層のテトラ波まで誘導してあげないとダメなようです。

●誘導方法としては、まず、一時間たつまでに森や海岸のイメージを思い浮かばせながら子どもの頃に
移行させます。その後、母親の子宮の中へ連れて行き、さらに質問を重ねてから前世へと移り、ざっと
振り返ります。そして、相談者が当の人生の臨終の場面をへて、スピリットの門口に行き着いたときに
はもう、橋渡しもすんでいます。そこでそのまま催眠状態を続けさせ、最初の一時間はずっと眠りを
深めていくと、どんどん浮世離れしていきます。さらに質問にくわしく返答したり、精神生活をめぐる
面接に答えたりするには、もうあと二時間くらいかかるでしょう。

●内心で帰郷してからトランス状態を脱した被験者の顔には、ただまっすぐ過去生退行だけを体験した
ときとは比べものにならないほど深遠な、畏怖の表情が浮かんでいます。スピリットには多様性や複雑
な流動性があって、解釈できる代物ではないと感じたり、自分が不滅だと感じ、人生観が変わってしま
ったりと報告されます。

●この精神生活についての報告は、私の’真理’です。真理へいたる道はたくさんあります。我が真理
はというと、多数の方々に相談者として何年にもわたって人生に彩りを添えていただき、そこにより、
ついに大いなる叡智のもとへ辿り着いたおかげで得られたものです。しかし、もしも皆さんの予断や
信仰、あるいは個人の哲学に反するようなことを述べてしまったら、しっくり来るところだけ取って、
あとはどうぞ捨ててしまってください。


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