Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ひとり別格(1)

2023年08月30日 06時30分00秒 | Weblog

 13時から21時まで、休憩を挟みながら、ドイツ・リート全109曲(アンコール曲を含む)を演奏するという、空前絶後の試みである。
 私は、ドイツ・リートが大好きなので(未完成の理由)、全曲を原文と照らし合わせながら聴いた。
 こういう風に、一気に聴き比べを行うと、綺羅星のようなドイツの偉大な詩人の中でも、「この人は次元が違う」という詩人が、はっきりと分かって来る。
 この「ひとり別格」の詩人は、フリードリヒ・ヘルダーリンである。
 このイベントでは7曲が取り上げられており、1曲目の「春」は比較的普通の曲だが、2曲目の「生の半ば」(Hälfte des lebens)が超ド級のインパクトを放つ。
 この詩は、ヘルダーリンの詩の中で最も頻繁に曲が付されているらしく、何と60曲以上が存在する。
 私の直観では、この詩は、「この世とあの世の境界」を描いた詩である。

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