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Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

短調は長調より強し?(3)

2025年03月28日 06時30分00秒 | Weblog
モーツァルト
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
交響曲第40番 ト短調 K.550
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」K.527 序曲
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
<アンコール曲> 
・J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052より 第1楽章
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K491より 第2楽章
・シューベルト:4つの即興曲 D935より 第2番(シフ独奏)
・シューマン:楽しき農夫(シフ独奏)

 プログラムBはモーツァルトのデモーニッシュな側面にフォーカスした選曲らしいが、とはいえ長調の曲を1曲と、アンコールも長調主体の選曲となっている。
 推測だが、お客さんに気持ちよく帰ってもらうには、こういう並びが良いのだろう。
 冒頭のピアノ協奏曲23番だが、意外なことに、モーツァルトはパトロンにはスコアを
 「他人の手にお渡しにならないように
と依頼しており、公刊を望んでいなかった。
 これは、ショパンの「幻想即興曲」にまつわるエピソードを彷彿とさせる(遺言不執行)。
 私は、最近3カ月でこの曲を既に3回聴いていて、もちろんシフの演奏は素晴らしいのだが、個人的には、藤田さんの「時が止まる」タッチが一番好きである(疾走しないモーツァルト)。 
 「ドン・ジョヴァンニ」序曲とピアノ協奏曲20番はいずれも二短調だが、前者では二短調は「死を暗示する調」として機能しているそうである。
 後者もやはり肉親、配偶者や親友などの死を表現しているような気配があり、何となくバッハの「シャコンヌ」に通じるところがある。
 さて、アンコールを2曲聴いて多くのお客さんが家路についた。
 照明が明るくなり、オケの団員さんが舞台袖に引き上げたからである。
 ・・・ところが、翌日ホームページでアンコール情報を確認してみると、アンコール曲は4曲演奏されている!
 どうやら、シフだけ再登場して、ソロでピアノを弾いたようだ。
 もちろん、私は大後悔である。


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