モーツァルト
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
交響曲第40番 ト短調 K.550
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」K.527 序曲
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
<アンコール曲>
・J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052より 第1楽章
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K491より 第2楽章
・シューベルト:4つの即興曲 D935より 第2番(シフ独奏)
・シューマン:楽しき農夫(シフ独奏)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K491より 第2楽章
・シューベルト:4つの即興曲 D935より 第2番(シフ独奏)
・シューマン:楽しき農夫(シフ独奏)
プログラムBはモーツァルトのデモーニッシュな側面にフォーカスした選曲らしいが、とはいえ長調の曲を1曲と、アンコールも長調主体の選曲となっている。
推測だが、お客さんに気持ちよく帰ってもらうには、こういう並びが良いのだろう。
冒頭のピアノ協奏曲23番だが、意外なことに、モーツァルトはパトロンにはスコアを
「他人の手にお渡しにならないように」
と依頼しており、公刊を望んでいなかった。
「ドン・ジョヴァンニ」序曲とピアノ協奏曲20番はいずれも二短調だが、前者では二短調は「死を暗示する調」として機能しているそうである。
後者もやはり肉親、配偶者や親友などの死を表現しているような気配があり、何となくバッハの「シャコンヌ」に通じるところがある。
さて、アンコールを2曲聴いて多くのお客さんが家路についた。
照明が明るくなり、オケの団員さんが舞台袖に引き上げたからである。
・・・ところが、翌日ホームページでアンコール情報を確認してみると、アンコール曲は4曲演奏されている!
どうやら、シフだけ再登場して、ソロでピアノを弾いたようだ。
もちろん、私は大後悔である。