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Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

全天候型指揮者

2025年07月15日 06時30分00秒 | Weblog
ガブリエラ・オルティス:Kauyumari(カモシカ)
 デューク・エリントン:”Martin Luther King” from Three black kings(『スリー・ブラック・キングス』より「マーティン・ルーサー・キング」)
 アルトゥーロ・マルケス:Danzón No.2(ダンソン第2番)
 エヴェンシオ・カステリャーノス:Santa Cruz de Pacairigua(パカイリグアの聖なる十字架)
 ロベルト・シエラ:Alegría(アレグリア)
 アルトゥーロ・マルケス:Danzón No.8(ダンソン第8番)
 レナード・バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニックダンス
<アンコール曲>
 「トリッチ・トラッチ・ポルカ」(ドゥセンヌ編曲)
 「ベルリンの風」(リンケ)

 「ヴァルトビューネ」が世界で初めてドイツ以外で開催されるというので、フジテレビが大きく宣伝した鳴り物入りのコンサート。
 概ね成功だったといって良いが、内容については7/5 ドゥダメル指揮 ベルリン・フィル 《ヴァルトビューネ河口湖》に詳しい解説があるが、内容以外で大きな問題があったので、触れてみたい。
 それは、やはり天候の問題である。
 夕方開催された7/5はまだマシだったかもしれないが、炎天下の中開催された7/6の公演では、おそらく熱中症のため演奏中に会場から搬送される人が出た。
 休憩時間には、何人もの人が通路で倒れこんだり吐いたりしていたらしいが、夏場の野外コンサートでは十分予想されたことであり、備えが足りなかったという批判は当然あるはずだ。
 13時開場なのだが、主催者は、炎天下の中14時30分くらいになるまで入場させなかった。
 この間にビールなどの物販で稼ごうというのかもしれないが、アルコールで熱中症リスクを高めるのは感心しない。
 冷房は稼働していたようだが、屋根の下が空いているので、常に暑気が入り込んでなかなか冷えない構造のようである。
 要するに、この時期・この時間帯に開催するのはリスクが高い会場なのである。
 対して、本場の映像Berliner Luft (2017) - Gustavo Dudamel (on violin) & Berliner Philharmoniker - Waldbühne, Berlinを観てみると、「ベルリンの風」にはやはりスマホのライトが活きる夜が相応しい。
 これはやはり、夕方から夜にかけて出来るだけ涼しい季節に開催するのが正解なのだろう。
 ・・・それはともかく、指揮者のグスターボ・ドゥダメルは、終始エネルギッシュで上機嫌に振っていて、祝祭の雰囲気にピッタリである。
 土砂降りのベルリンにも酷暑の河口湖にも対応できる、「全天候型指揮者」と言ってよさそうである。



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