ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

白峰二山・鳳凰三山(4)

2023年08月28日 09時11分22秒 | 日記

高嶺から鳳凰山側を臨む(白く輝いていた)

8月25日(金) 鳳凰山(地蔵岳)
地面に吸い込まれていた水が体重により浮き上がってきたようで、テントの中に水が出ていた。洗濯した衣類も乾くはずがなく、水濡れの状況はますます悪くなっている。
しかし、外は久しぶりの青空で、ラジオ体操をしてから6時40分に出発。15分で白鳳峠入口に着く。ここからは白鳳峠までの3時間以上かかる登りである。最初は標識も整備された樹林の道が、登るにつれて石の堆積に変わり、標識のないなか、ハイマツの中や石の上を歩く。峠に近くなったところで、道をはずれてしまい、入口から峠に着くまでに4時間以上かかってしまった。白鳳峠に着いて安心したのも束の間で、高嶺(たかね)までの登りが続く。ハイマツやしゃくなげが登山道を覆い、藪漕ぎをしながら進むよう。最後に大きな岩が出てくる。下の方から大岩を越えるのと大岩の右側に沿って上がってから岩の上に出るのと2つのルートがありそうだが、標識はないし、ヤマップではもっと右側を通過することになっている。心配になったので、少し戻って確認するが、他の登山道はなさそうである。そうしているうちに若い二人組が来たので、ついて行くことにする。どちらのルートでも行けるが、下の方から越えるのが正解のようだ。そこを過ぎると直ぐに高嶺山頂に着いた。鳳凰山側の斜面は白く輝いていて、まさに仏の世界のよう。
疲れているが、これからは下り調子なので、ゆっくりと進む。赤抜沢ノ頭から賽の河原に降りる。鳳凰山(地蔵岳)が青空に映える。地蔵岳の近くまで行っている人が見える。調べて見ると、途中までは登れるらしい。オベリスクの頂上に登った人もいるが、プロレベルの技術が必要で普通の人には無理だ。でも、そうなると賽の河原から見ただけで、地蔵岳に登ったというのも気が引ける。
砂地の賽の河原を下り、樹林の中を鳳凰小屋に下る。赤い標識が要所にあり、道も段差がないようになっていて非常に歩き易い。鳳凰小屋で手入れをしてくれているのだろう。6時に鳳凰小屋到着。もともとは南御室小屋に行こうとしていたので、大幅な計画の狂い。テント場には人が溢れていた。


賽の河原の地蔵の先に地蔵岳のオベリスク(方尖塔)

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