ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

小田原ー東京100kmウオーク

2023年12月05日 16時27分01秒 | 日記
小田原ー東京100kmウオークというイベントがあった。80歳になったら出てみようと思っていた。最近チェックしたら、東京エクストリームウオーク100というイベントで相模川公園スタートのWESTコースと佐倉城址公園スタートのEASTコースに変更になっていた。小田原ー東京間は100kmかと思っていたが、実際はそれよりかなり短い。箱根駅伝では、大手町の読売新聞前から小田原中継所まで86.7km、ゴールの芦ノ湖駐車場までで107.5kmである。小田原ー東京ウオークでも途中に迂回コースを入れて100kmに調整していたようである。
実は、小田原ー東京間には特別な思いがあった。学園にいたころ陸上部の連中が小田原城ー東京(寮の在った世田谷近くの調布)間を走るということで参加者を募集していた。ホイホイと参加してしまったが、さすがに走り切れず、途中で棄権してしまった。今思い出してみると距離は75kmだったかもしれない。
それで小田原ー東京100kmウオークを一人で行うことにした。イベントに参加するメリットはあるだろうが、参加しないメリットもある。参加費(東京エクストリームウオークは18000円)が不要なのと、天候や都合に合わせて日時を調整できるメリットは大きい。
小田原城
12月3日(日)
午前11時10分に小田原着。出発の12時までに小田原城に行くのとラーメンを食べようと思っていた。まず駅から小田原城に向かう。立派な店はあったがラーメン屋はない。城に着いてから、コースの下見がてらラーメン屋を探しに行く。ラーメン屋が見つかったころには時間が無くなっていたので、コンビニでサンドイッチを買って城に戻る。大急ぎで昼食にして、12時出発。駅前を通ってから国道1号線に出る。海岸線を行くので時々海が見える。国道1号と海の間には、1号線のバイパスの西湘バイパスが通っているので、バイパス越しの海である。大きな建物や工場はなく、一般住宅が多い。歩いていて直ぐバランスが悪いのに気が付いた。右足はよく前に出て歩幅が広いのだが、左足が思うように動いてない。主に右足で歩いているようだ。
今日は、湘南国際マラソン大会が行われているようで、二宮町から江ノ島まで交通が規制されている。マラソン大会関係者のバスが次から次と通る。マラソン大会には、こんなに多くの人が係わるのかと驚く。大磯駅を過ぎてから国道134号線に入る。海岸に沿って松林を切り裂いた道路で西湘バイパスの続きのようである。人家はなく、整備された道なので気持ちが良い。4時半前には日が沈み、暗い中を歩くことになった。江ノ島が近づくとマクドナルドやファミレスもあったが、ローソンのイートインで食事にしようと思っていたので無視。午後7時前江ノ島入口到着。時速4kmで8時15分到着と見込んでいたので、ここまでは順調だった。ローソンのイートインを探したが、場所を少し勘違いしていたようで、断念してファミマで立ったままでおにぎりを食べて、直ぐに出発。ここから戸塚駅までが道がわかりにくいと思っていた。思っていたより早く右折の分岐で戸塚行きの標識を発見したが、思っていたところと違うようなのでそこは素通りした。しかし、駅の表示が出てきたのを機に右折してしまった。スマホで地図は見ているのだが、住宅地図なので道路が見にくいのと、細かく地図を見るのが面倒臭くなっている。そんなわけでかなり遠回りしたがどうにか1号線に合流した。まずいことに右脚が痛くなりだした。右脚を使い過ぎたせいだろう。戸塚駅には10時45分着。予定が11時15分だったので、まだ時間内だがかなり遠回りをした。幸運なことに、24時間営業のマックがあったので、そこで少しのんびりすることにした。夜の寒さに備えて上半身にシャツを追加し、下半身にパッチを着込む。少しボーットしていたら眠気も取れた。11時半出発。
12月4日(月)
駅ビルのトツカーナモールの出口で迷い、国道1号線でも、バイパスの横浜新道に行ってしまったようである。また遠回りして国道1号に合流する。右脚をかばって、右膝を棒のように使って、左脚で主に歩いていたのだが、どういうわけか左足のかかとの部分が地面に強く当たるようになった。最初は気にしてなかったのだが、それが激痛を伴うようになった。それで右脚も動かして普通に歩くようにした。横浜駅着4時。予定は2時15分着で、100kmとの距離調整のため、2時間ほど夜景見物をすることにしていたのだが、十分に距離調整をしたので、夜景見物は次の機会に取っておくことにする。国道1号線から国道15号線の第1京浜に入る。ここからは1本という感じである。6時になって明るくなりだす。7時40分に多摩川を渡って東京に入る。気分的にはゴールが見えてきた感じ。信号で止まることが多くなった。細い路地のような道路の多いところに第1京浜を通過させたので、路地ごとに信号がつけられたようである。歩道を歩いてゆくと交差点で横断歩道も歩道橋もなく、100mくらい戻って道路を横断して反対側の道路に行くこともあった。鈴ヶ森の刑場遺跡を通った。昔は森で覆われていたのだろう。道路標識には日本橋までの距離が刻まれているので、日本橋まで行こうかとも思ったが、小田原城からは江戸城に行くのが良いだろうと思い直し、12時45分に皇居到着。それから1時に東京駅着。
こうして、亡くなるまでにはやろうと思っていた小田原ー東京ウオークを成し遂げた。12月3日の12時から4日の13時まで、25時間かけて100kmを歩いた。心配した眠気は感じなかったが、右脚が痛くなり力が入らなくなった。左足のかかとは靴ずれなのか、当たると痛い。やはり、連続しての100kmウオークは負担が大きいようだ。夜歩いても、あまり面白くない。100kmのエクストリームウオークに参加する必要はなくなったから、長距離を歩くにしても、夜は寝て昼間歩くことにしよう。

皇居、二重橋前から
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