ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

洞爺湖一周

2014年07月31日 17時54分19秒 | インポート

731日(木)晴

自転車で洞爺湖一周:仲洞爺キャンプ場 0km/469km

午前730分に自転車でキャンプ場を出る。湖に沿って36kmの一周道路があり、ほとんど高低差もなく、自転車には最適である。湖と山に囲まれたところなので、ほとんど人家がない。財田(たからだ)キャンプ場が見えてくる。立派なキャンプ場である。その後、とうや水の駅や浮見堂があり、山の上にウィンザーホテルも見えてくる。やがて洞爺湖温泉になる。立派なホテルがいっぱい建ちにぎやかである。周りは公園もよく整備されていて、まさに観光地である。少し進むと、昭和新山の案内があったので、湖畔から離れて昭和新山に向かう。急に上りになり、自転車を押しながら登ると、昭和新山駐車場に着く。目の前に昭和新山の荒々しい山肌が迫る。残念ながら登山は禁止である。大きなレストランや土産物屋がある。昼飯を取り、坂を下って、洞爺湖畔に戻り、コンビニで食料品を買う。食料品はスーパーで買う印象がったが、スーパーは見かけないのでこれからはコンビニで買うようである。仲洞爺キャンプ場まで最後の一走りで午後2時に到着。

時間があったので、カヌーで中島まで行く。一周したいと思ったが、それだけの時間がなさそうだったので往復で我慢する。

写真:昭和新山P1010106

 


地球岬

2014年07月30日 18時10分46秒 | インポート

730日(水)晴

登別温泉~地球岬(室蘭)~洞爺湖:仲洞爺キャンプ場 106km/469km

830分に登別温泉を出発し、インターネットで調べておいた登別市内のコインランドリで洗濯。ガソリンスタンドに併設されたところだったのでついでに給油(373km、34.54l 4000)。

室蘭に向かう。室蘭街道に出ると急に霧が出てきた。室蘭街道は海沿いなので、この道路上だけは霧が多いようである。室蘭というと「鉄のまち室蘭」と習ってきたが、工場はあるものの合理化によりかつての面影はないらしい。それでも、古びた工場の町というのは、哀愁をそそられて個人的には好きである。今は観光に力を入れているらしく、市のパンフレットによれば、地球岬(室蘭八景)は、「北海道の自然100選」「あなたが選ぶ北海道景勝地」でともに得票第1位になったそうである(全国的には、宗谷岬や襟裳岬の方が、人気があるように思うが)。120m余の絶壁の上にあるので、晴れの日には下北半島も見えるそうである。今日は晴なのだが、海から霧が湧いているので、目先の灯台もときどきボヤット見える程度である。次いで測量山展望台や絵鞆岬展望台等を見る。

白鳥大橋を渡り洞爺湖を目指す。仲洞爺キャンプ場には午後3時には着き、早速カヌーに乗る。ここも水がきれいである。

写真:霧に霞む灯台。その先の海も見えない。

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地獄

2014年07月29日 19時31分15秒 | インポート

729日(火)晴

モラップキャンプ場~?多楽湖~登別温泉:滝本イン 81km/363km

早朝、湖畔を歩くと、クワガタが水に浮いてバタバタしていた。子供が捨てたのかと思い陸にあげておく。カヌーで出かけると、大量の蛾が水に浮いていた。あるものは、最後の力を振り絞るかのようにばたばたとしており、あるものは静かにしている。もう死んでいるのだろうか。たぶん、生を全うして死んでゆくのであろう。そういえば、羽蟻のような小さい昆虫も無数に湖面に浮いている。鹿が3匹見える。大きさと角からすると、夫婦とその子のようである。かなり近寄れたが、さすがに逃げて行った。また、クワガタが水の中でバタバタしていた。人の来ないところなので、何らかの人為によらない理由で水に落ちたのだろう。そして、早朝見つけたクワガタもたぶんそうだったのだろう。

キャンプ場を去り、?多楽湖に向かう。室蘭街道(国道36号線)を進むと、白老を過ぎてから蟹の店が多く出てくる。その中でも大きい、カニ御殿で昼食にする。昼食時ということもあり、店は外国人で溢れていた。カニや貝等が大量に展示されている。かにめし980円は手頃でよかった。

?多楽湖は透明度が高く、静かな湖である。旅館にチェックインして、名勝の地獄谷を見る。同じようなものをいくつも見てきたが、その中でも大きいと思う。

 写真:水上の蛾

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恵庭岳(えにわだけ)

2014年07月28日 18時10分37秒 | インポート

728日(月)晴

モラップキャンプ場~恵庭岳登山口~モラップキャンプ場 37km/282km

湖には山が似合っており、支笏湖には恵庭岳が似合っている。支笏湖は、もともとは火口で、そこに水が溜まり円形の湖ができた。新たな火口からの噴火で南に風不死岳(ふっぷしだけ)、北に恵庭岳ができて、湖に張り出したので、支笏湖は現在のひょうたん型になったという。今も噴火を続ける荒々しい恵庭岳と優美な支笏湖が好一対をなす。

吹き続けていた風も朝方には止み、空は晴れ渡る予兆を見せている。車で恵庭岳登山口に向かう。午前730分登山開始。だけかんばの林の中を登る。6合目から7合目が急で、7合目の岩のところで展望が開け、恵庭岳頂上と、支笏湖が見える。今度は緩やかな林の中を過ぎて8合目を過ぎると、見晴らしが開け、荒々しい恵庭岳の頂上が見える。硫黄の臭いもする。火山活動による規制で、登山はここまでである。1010分着。同じ道を戻って、12時下山。

キャンプ場に戻って、カヌーに乗る。

湖での徘徊パターンは、湖でカヌーに乗り、湖畔を自転車で一周し、近くの山に登って湖の景色を楽しむようである。

 写真:支笏湖畔から恵庭岳(ポコッと飛び出しているところが山頂)

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支笏湖

2014年07月27日 19時05分06秒 | インポート

 727日(日)雨/曇/雨

 モラップキャンプ場~支笏湖温泉~オコタンペ湖~モラップキャンプ場 0km/245km

 最初のキャンプは、車中泊となった。寝心地は良いとは言えないが、雨に濡れずに済むので良しとする。家族連れはテントで頑張っていたが、下が砂で水はけがよいし、風もなかったので、丈の高いテントでも大丈夫だったのだろう。午前5時頃起きた時には雨が上がっており、天気が良くなったかと期待したが、しばらくすると雨になった。結局1日中降ったり止んだりで、午後4時頃から雨がひどくなり、風も強くなった。

 雨の合間を縫って、朝方カヌーで4km先の支笏湖温泉に行く。支笏湖の透明度は高く、少し深いところは藍色に見える。水温は高くぬるい感じである。上陸はしないで確認だけして帰る。キャンプ場の近くまで戻って来ると雨になった。

 次に、自転車で出かける。支笏湖温泉は、公園が多く感じがよい。フェスティバルということで、演奏会をやっていた。ビジターセンターで湖岸一周道路の状況を聞くと、一部区間が落石の恐れがあり自転車も通れないということで、不通区間の手前のオコタンペ湖まで行くこととする。うっそうとした原生林に囲まれた秘湖だそうである。恵庭岳の麓にあり、かなりの登りの上に、雨も強く降り出した。それでも自転車を押し上げてオコタンペ湖展望台に到着。確かに緑の中の青い湖である。帰りはブレーキをキーキーならしながら坂を下りた。

 キャンプ場に戻ると、ほとんどのテントなくなっており、一部の人が雨と風の中、撤収作業をしていた。今日も車中泊。

 写真:支笏湖ではカヌーをやっている人が多い

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樽前山(たるまえさん)

2014年07月26日 17時39分01秒 | インポート

726日(土)曇/午後から雨

苫小牧~樽前山~支笏湖:モラップキャンプ場 69km/245km

6時前に目が覚めたので、徘徊老人は市内散策に出かける。公園でラジオ体操をして、約1時間歩く。

8時半に支笏湖に向けて出発。苫小牧から支笏湖への道は、真っ直ぐで、原野の中を切り開いたのだろう両側に木立が並んでいて気持ちがよい。温度も20度くらいか。

苫小牧から支笏湖までの途中に(正確には、途中から分岐してかなり行ったところに)樽前山という山があり、徘徊老人は登ることにする。樽前山については知らなかったが、地元では有名らしく、登山者が多い。樽前山は、中心の溶岩ドームが1041mで最高峰だが、火山活動が盛んで登頂できない。その周りを取り囲む外輪山の最高峰が東山ピーク1022?で、山頂ということになっている。三重式活火山とパンフレットにあるのでその外側も火山なのであろう。実際には7合目まで車道が続き、そこに駐車場があるので実際に登るのは、300mくらいであろう。

9時半に駐車場から登り出し、40分で外輪山との合流点である外輪取付に到着。そこから10分で東山ピークに登頂。雨が降り出す。雨具を着て出発。雨は降ったり止んだりを繰り返す。中央の溶岩ドームの周りを一周できるようになっており、西山ピーク994mを経て外輪取付に戻り、そこから駐車場に下る。12時半下山完了。ちょうど3時間の散策であった。

支笏湖畔に出て、1時半にはモラップキャンプ場に泊まる。支笏湖湖畔で気持ちがよい。雨が強くなりだして、帰宅を急ぐ家族連れも多い。支笏湖休暇村の温泉半額券をもらったので、温泉で汗を流す。後は夕食を食べて寝るだけ。明日の昼くらいまでは雨が続くのだろう。

写真:樽前山(東山ピーク)、後ろは溶岩ドーム

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北海道

2014年07月25日 21時02分08秒 | インポート

 

725日(金)晴

 (大洗)~苫小牧フェリーターミナル~苫小牧:苫小牧グリーンホテル 10/176km(船の航行距離751km)

 朝から天気良し。甲板に出た時には、もう太陽は水平線上に昇っていた。風は少し強かったが、暑すぎもせず、寒くもなく心地よい。黒潮のせいで、水の色は青ではなく黒である。揺れもほとんどなく快適である。船旅を快適なものにするために、映画があったり、ライブショーがあったり、子供向けのプログラムがあったりして、単なる移動手段というより、楽しめるものにしようとしているのが見て取れる。いつものエコノミークラスなので、大部屋だったが布団はちゃんとついていた。テーブルや椅子も随所にあり、パソコン台があったのもよかった。パソコンは置いてなくて、単なるパーティションした机だったが、快適に仕事ができた。それと、船が陸の近くを通っていることもあり、携帯の通信をかなりの区間で確保できた。

 苫小牧フェリーターミナルに午後1時半着。ホテルに着いてから、少し市内を見物する。駅につながっているドン・キホーテと、王子製紙の大きな煙突が目を引く。

北海道は、たぶん4度目である。

 1回目は25歳の夏、青森県の大間崎から函館に渡り、車で北海道を一周した。

 2回目は30歳くらいのとき、春に旭川の近くに1か月出張して、帰るとき、昔盛んだった国鉄のストにぶつかり、たぶん苫小牧から東京にフェリーで帰ったのを覚えている。

 3回目はそれから数年後に、冬札幌に短期出張した。

 1回目の旅から40年以上後に、再び同じような旅をしている。同じところと異なるところが明確に見えてくる。車は、前回がマツダファミリア1000ccで、今回は日産マーチ800ccとなり、ほとんど変わってない。それに対して、前は電話といえば黒電話で、テレホンカードもなかった。それが、携帯電話にインターネットと通信の世界は全く変わってしまった。そして、それが旅行の仕方を大きく変えている。それについては、また別の機会に。

 写真:ぺんぺん草が生えているようなJR苫小牧駅構内、奥は王子製紙の煙突

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旅立ち

2014年07月24日 18時14分49秒 | インポート

 

724日(木)晴

 

日野~国立府中IC~中央道~首都高速~常磐自動車道~東水戸道路~大洗フェリーターミナル~フェリー 166km

 

午前10時前に出発。長い旅の始まりだが、感傷にひたることも、昂揚感に包まれることもなく、目の前のやるべきことをこなして行く。今日も暑くなりそうだ。

 

今回の旅行では、2つの対策を建てた。1つ目は車中泊ができるように車を改装したことであり、もう1つはパソコンのインターネット接続ができるようにしたことである。それで、ドコモのタブレットを買ったのだが、副次的効果として、ナビ機能も使えるようになった。国立府中から中央高速に乗り、高井戸から首都高に入る。いよいよナビに頼ろうと思ったら、首都高が渋滞でのろのろ走っていたせいか、ナビは勝手に案内を止めていた。それでも再設定して、どうにか首都高を抜け、常磐道に入る。友部パーキングエリアで昼飯にして、出発しようとすると、タブレットの電源が入らない。早くもバッテリ切れである。準備したポータブル電源を使って難を切り抜ける。

 

午後3時前には大洗フェリーターミナルに到着。午後5時過ぎ「さんふらわあ さっぽろ」に乗船。午後630分に苫小牧に向けて出発。

 

写真:高校のマーチングバンドによる歓送


終わりの旅

2014年07月23日 10時59分29秒 | インポート

2014723日(水)晴

小さいころから旅に憧れていたが、1か月以上の旅をしたのは、26歳の時にアメリカとカナダを周ったときだけである。それでも、ブータンに2年間滞在して頻繁に山に登ったこと等を旅に加えると、少しは旅の期間も長くなる。学校を出てから放浪することもなくサラリーマンになり、定年退職したら、自転車による日本一周とか、世界一周貧乏旅行とかをしようとは漠然と思っていたが、55歳で早期退職後も、仕事があったこともあって長い旅はしなかった。

 

しかし、割と健康に恵まれていると思っていたのが、65歳の誕生日を過ぎると具合が悪くなり出し、66歳で腰椎椎間板ヘルニアの手術、67歳で白内障の手術を受けることになった。幸いにも、両方の手術とも上手く行き、病気は完治したものの、これから先いつ動けなくなるかわからないと思うようになった。動けるうちに旅行しておかないと、動けなくなってから悔んでも後の祭りである。それで、自分の最後を見据えて、最後の旅、希望的には最後の旅、旅、…の初めに、出ることにした。

 

写真:十二ケ岳から富士山と西湖を望む(2014/5/13)

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