ウルトラライトと言っても、安倍さんや石原さんより右ということではなく、ULTRA LIGHTでごく軽くということである。
ウルトラライトは、アメリカのロングトレイルを歩く中から生まれた考えで、いかに軽くして旅を楽しくするかに重点を置いているようである。
徘徊老人も体力が弱ったので、ウルトラライトで行こうと考えたのである。
2011年の剣岳から笠ヶ岳の縦走では、20kg近い荷物を背負ったが、今回は半分の10kgを目標にすることにした。暑さを考慮すると2Lの水が必要になるので、水抜きで8kg以下に抑える必要がある。
ウルトラライトでは、食料などの消耗品を含まないベースウェイトで5kgぐらいである。
寝袋が1.2kgだったので、これを買い換えて0.44kgにした。テントは1.5kgなので軽いのを探したが、あまりよいのがない。ツェルトなら0.2-0.7kgくらいのがあるが、夜を過ごすには少し頼りないので、まだ買ってない。リュックは2kg以上あるだろうから、これをウルトラライトに買い換えると軽くはなるのだが、背負い心地が悪くなりそうでこれもためらっている。
そうこうしているうちに、フリーズドライの食料品がスーパーでも広く売られているのを知った。雑炊などとして売られており、お湯を加えると直ぐに食べられ、1食20g位である。これで食料品が大幅に軽くなった。服は、水洗いで、汗を流して着ることにして、着替えを少なくした。
今、大体8kgに納まっているが、安全の(に気を使っている振りをする)ためのヘルメットとか、キャンプサイトで楽になるサンダルとか、トイレ処理用のシャベルとか、まだ迷っているものもある。
散歩コースに春先に咲いていたカタクリ