ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

主要データ

2014年09月25日 20時38分12秒 | インポート

期間:2014年7月24日(木)~2014年9月24日(水):2か月

走行距離:5423km

登った山:(24)

深田百名山:羊蹄山、利尻山、羅臼岳、斜里岳、雌阿寒岳、トムラウシ、十勝岳、旭岳、幌尻岳(9)

それ以外:樽前山、恵庭岳、有珠山、駒ヶ岳、函館山、天狗山、大倉山(三角山)、摩周岳、阿寒富士、雄阿寒岳、黒岳、間宮岳、中岳、北鎮岳、北海岳(15)

漕いだ湖:支笏湖、洞爺湖、大沼、屈斜路湖(4)

 漕いだ川:釧路川(1)

 サイクリング:洞爺湖一周、利尻島一周

費用:44万円

 


終わりの旅の一時休止

2014年09月24日 21時00分12秒 | インポート

2014924日(水)曇り

フェリー:苫小牧フェリーターミナル~大洗フェリーターミナル~日野市:自宅 169km/5423km

船が太平洋に沿って運航しているので、日の出の写真を撮るのに最適である。今回の旅行では、ほとんど日の出の写真は撮っていなかったので、是非取ろうと意気んだせいで、時間を間違えて早くに甲板に行ってしまった。雲のない絶好の機会が到来し、日の出の写真が撮れた。現在のカメラはフリーズするのだが、今回特に何回もフリーズした。

先週は幌尻岳の登山があり、英語の仕事はしなかったが、今日見ると案件が残っていたので、船旅中は仕事をした。

大洗フェリーターミナルに早めに到着したので、午後210分に下船できた。常磐道から首都高速を通って中央道なのだが、首都高速で何回も路線の変更があり心配していたが、東京外環道と中央環状線を間違えて、大泉に行ってしまい、そこから狭い道路をいやになるほど通って、どうにか家に帰ることができた。ナビが間違えたというより、路線を勘違いしたのと、ナビの指示が分かりづらいことから起こったことである。まあ、それでも無事に家に着けたので良しとしておこう。

こうして、2か月に及ぶ旅が終わり、新しい旅を夢見る日が始まる。

写真:日の出

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北海道よさらば

2014年09月23日 19時29分49秒 | インポート

2014923日(火)晴

道の駅むかわ四季の館:鵡川~苫小牧~フェリーターミナル:フェリー 100km/5304km

朝が明け、北海道最後の日が来て、私の68歳の誕生日が始まった。道の駅での車中泊だったが、いつものように散歩に出かけて、公園でラジオ体操をして朝食を食べてから車に戻り、午前8時に出発。ちょうど靴下の着替えがなくなったので、昨夜のうちに探しておいた苫小牧のコインランドリに向かう。

洗濯後、道の駅ウトナイ湖に行く。昼食をとり、湖の周りの遊歩道を散歩してから、入浴施設のなごみの湯に行く。さっぱりしてから、海の駅ぷらっとみなと市場に向かう。苫小牧はほっき貝が名産ということで、買って帰ろうかと思って店で聞いてみると、車でもって帰るうちに冷凍が切れてしまうので、送った方がよいという。今は冷凍車で輸送するから、送った方が確実だというのだ。それで買うのをやめた。もともと11000円もするような大きな貝で、慣れていないと料理が難しそうである。それで、向かいにある農産物店に行ったら、富良野のメロンがあったのでそれにする。

船は定刻の午後645分に、暗くなった空の下を出発した。今日は割と暖かいが、デッキに居る乗客は少ない。この2か月の間に、夏から秋に進み、日が短くなり、暑かったのが涼しくなった。苫小牧の灯がそれなりに輝きながら遠ざかって行き、2か月にわたる北海道での旅が終わろうとしている。楽しかったが、北海道に再び戻ってくることはないであろう。

写真:苫小牧の灯

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鵡川(むかわ)

2014年09月22日 17時24分52秒 | インポート

2014922日(月)晴/一時豪雨

ビジネスホテル夕張:夕張~シューパロダム~鵡川:道の駅むかわ四季の館: 114km/5204km

泊まったビジネスホテルは、荒れ果てたようなホテルだったが、2食付きで6800円。オーナの都合で食事はなかったのだが、素泊まり料金4800円だという。とんでもない、普通なら3500円でもっといいところに泊まれるというと、普通ならそうだがここは特別でといい4500円でどうだという。4000円に値切ろうかと思ったが面倒くさいのでやめた。町の経済が貧したら鈍したという感じである。

夕張川の上流のシューパロ湖に向かう。夕張ダムが去年完成したが、水はまだ十分に溜まっていないという。ダム湖の中に木が沈んでいて、やがては枯れてゆくのだろう。かわいそうではあるが、景色としては面白い。

夕張川の下流の滝ノ上公園に行く。川が岩を侵食したのがはっきり見えるのと、川が平らなところから急激に落下するところが見えてよい。そばの店で、黒ダイヤの木というのを売っていたので、つい買ってしまった。木に唐辛子のような赤い実がなり、やがて黒くなり、しわしわになると食べられ、やはり唐辛子のように辛いという。実は今日からは、「お土産を買わないと」というモードになっている。

朝は晴れていたのだが、今日は天気が不安定ということで、昼食を食べているうちに雨になった。苫小牧までの途中にキャンプ場があり、キャンプしようかと思っていたのだが雨なので変更して、鵡川の道の駅まで来た。ここは、道の駅なのだが、温泉施設、ホテル、スポーツジムなどそろった複合施設である。そのためか、料金も高いのでここのホテルに泊まるのはやめる。午後2時ころは雨も小降りになったので、宿泊施設を探しながら町の見物をする。北海道に特有で町は広々として綺麗でよいのだが、宿泊施設はなかった。雨は2時少し過ぎには止んだ。道の駅に戻って見回すと、キャンピングカー用の駐車場があり、キャンピングカーが10台くらい駐車していた。北海道ではキャンプ場でも1000円以下のところがほとんどで、自由度と安全度が高いので、キャンプ場の方が良いと思うが、キャンプ場まで行くのが面倒なので、私も車中泊することにした。

写真:シューパロ湖に沈みゆく木々

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夕張

2014年09月21日 19時39分03秒 | インポート

2014921日(日)晴

判官館森林公園キャンプ場:新冠~日高~夕張:ビジネスホテル夕張 184km/5090km

森林公園内には岬や湿原があり、散歩を楽しんで、午前9時に富川に向けて出発。天気が快晴なのと、秋に向かっているせいか赤とんぼが大量に飛んでいて、ときどきフロントウィンドウに当たる。それと、菊のような形をした青い花が、そこいら中に咲いている。たぶん、繁殖力の強い外来種で、栽培が禁止されているのであろう。

日高門別と富川の間で、グレートトラバースの田中陽希を見たと思う。リュックを背負ってサングラスをかけて帽子を被って一人で歩いていた。すれ違ったが、車で追いかけて行くわけにもゆかず、それだけ。

富川から沙流川に沿って日高に向かう。二風谷ダムがあり、少し散歩をする。日高には特に何もなかったので夕張に向かう。幸福の黄色いハンカチの広場があり、ロケで倍賞千恵子が住んでいた家があったが、黄色いハンカチは張られていなかったので、中は見ないで(有料)外だけ見て帰った。夕張駅は観光案内センターと一緒になっていて、後ろのホテルがあまりに大きいので、おもちゃのよう。周りの商店はほとんど閉まっていた。近くのビジネスホテルに泊まる(5000kmで、30L、¥5040)。

写真:夕張駅。後ろはホテルマウントレースイ

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熊・栗・馬

2014年09月20日 19時33分56秒 | インポート

2014920日(土)晴

新冠ポロシリ山荘:幌尻岳新冠登山口~新冠:ポロシリ山荘判官館(はんがんだて)森林公園キャンプ場 77km/4906km

朝が明けて来ると、快晴になり真っ青な空が広がった。久しぶりの良い天気で、その上土曜日なのに幌尻岳に登る人がいないのは残念である。午前6時に出発して、登山口を目指す。登って来る登山者に全然合わない。ふと目を挙げると、40mくらい先で母熊が急いで崖の下に降りるのが一瞬見えた。小熊2匹が追いかけて直ぐ崖の下に消えた。写真と思ったが取る暇はない。小熊ががけ下に降りたところに行って探すが見えない。今回の旅行で初めての熊との遭遇なのに、証拠写真が獲れずに残念。

駐車場に着くと、自転車を持った人が準備をしていた。ポロシリ山荘には泊まるが、釣りが目的だそうだ。自動車で下ってゆく途中で、登山者の車とすれ違ったので、いろいろ情報を提供する。

やっと林道が終わってアスファルトになった直ぐの道路上に栗のいがが散らばっている。登ってゆくときも気が付いて、パンクしませんようにと思いながら通ったところである。さすがにパンクはしないが、いがを片付けながら栗拾いすることにする。道路に沿って農地があり、農地の端に栗の木が数本植えてあるが、小さい栗で商品価値も余りないということで放ったらかしにしているようである。道路上のいがを道路端に寄せ、中身の入っているものは取り出したが、相当な量になった。

新冠の中心街へ行く道路は、通称サラブレッド銀座と呼ばれ、道路の両側にサラブレッドを育てている牧場が並んでいる。また、オグリキャップの像などもある。

道の駅で昼食後、前に泊まったキャンプ場にもう一泊することにした。

写真:オグリキャップ像

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幌尻岳

2014年09月20日 19時24分48秒 | インポート

2014919日(金)曇

新冠ポロシリ山荘:幌尻岳:新冠ポロシリ山荘

午前6時に出発するころには、雨は上がっていたが、雲が低く垂れこめていた。熊笹の道が続くので、助言通り雨具を着込んで出かける。かなり急な登りが続くが迷う心配もなく、幌尻岳に続く稜線に出る。稜線の反対側から強い風が吹き付けて来る。吹き殴りの風と霧に対抗しながら間もなく幌尻岳山頂に至る。915分到着。軍手が濡れて手がかじかんでいるのを、軍手を取って手を拭いて写真を撮って下山開始。同じ道を戻って、1145分下山終了。

今日登山した2名は今日のうちに下山して、トムラウシに向かうといって降りて行った。金曜日なので新しい人がくると思ったが、誰も来ず1人になった。まきストーブを少しいじってみたが、木が濡れていて思うように燃え上がらないので6時には止めて寝ることにする。

写真:雪も入って、赤・緑・白の3色混合

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百名山の人たち

2014年09月17日 19時18分43秒 | インポート

2014918日(木)雨

 判官館(はんがんだて)森林公園キャンプ場:新冠~幌尻岳新冠登山口:新冠ポロシリ山荘 64km/4829km

 午前545分キャンプ場出発、午前710分新冠ダム、午前85分幌尻岳新冠登山口着、ここに駐車して、午前8時半登山開始。といっても、ポロシリ山荘までダム管理用の砂利道が続く。歩き出して直ぐに雨が降り出す。午後1時山荘到着。山荘には今日、幌尻岳に登って来た男女のカップルと単独行者の3人がいた。後から翌日登る2名が来たので計6名が泊まった。幌尻岳山頂では雪が降って大変だったという。なお、ポロシリ山荘には泊まらなかったが、登山口の駐車場からマウンテンバイクで来た青年2名がいた。山荘に自転車を置いて、幌尻岳に登り、その日のうちに自転車で降りて行った。

 深田久弥(ふかだきゅうや)氏が、日本の山の中から百名山を選択してから年月が経ち、そのころと比べると交通機関の発達により、登山が非常に容易になった。それだからなのかもしれないが、百名山登山を目指している人は多い。今回、私も北海道にある百名山を登る中で、多くの百名山登山者にあった。

 羊蹄山に登るときにあったのは、仙台の住人で、北海道の百名山を登ってきて、羊蹄山が最後の山だという。百名山を85座登っているが、これからの経済状況を考えると百座を達成するのは難しいと言っていた。

 利尻山に登るときにあったのは74歳の埼玉県の住人で、今回は既にトムラウシに登って、利尻山に登るのが予定という。ただ、百名山ということで登るのには反対だという。

 斜里岳に登るときにあったのは、八王子の住人で、今回は旭岳、羅臼岳に登っており、斜里岳に登って帰るという。百名山はまだ50数座であるが、百名山に登ることに目覚めたという。

 トムラウシで会ったのは、滋賀から来た人で、既に幌尻岳に登っていて、百名山中92座登っており、今回の旅行で百名山を達成するという。百名山に登るのが義務になってしまって、早く終えて自由に登りたいと言っていた。

 十勝岳で会ったのは江戸川区の住人で、まだ30数座しか登っていないが、百名山を登ることに興味を抱いたという。今年は、天候と休みの日の組み合わせが悪く、登れないでいて、今回取れた休みに天気が良かったのは北海道だけだったので、十勝岳と旭岳に登る計画だという。翌日、旭岳でまた会った。一番のロープウェーで姿見池駅まで上がり、1時間半で登ったと言っていた。これなら予定の飛行機に乗れるといって下って行った。登り1時間半、下りたぶん1時間のために大きな出費だと思うが、アパートなどの不動産の運用をしていると言っていたので、金はあまり大きな問題ではないのだろう。時間を買ったと思っているかもしれない。

 理論的に考えると百名山に登る理由が見つからないのだが、響きがよいせいだろうか百名山登山者は多い。私も、なんだかんだと言いながら登っている。

 写真:新冠ポロシリ山荘

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襟裳岬

2014年09月17日 19時10分07秒 | インポート

2014917日(水)晴

東陽館:広尾~襟裳岬~新冠:判官館(ほうがんかん)森林公園キャンプ場 106km/4765km

朝起きて広尾の町を散歩する。漁業が盛んで、そのせいか旅館と飲み屋が多いようである。漁港に出入りする船が見える。午前920分に出発。襟裳岬に向かう海岸線に出ると、黄金道路の碑がある。道路を造るのに大金がかかったと書いてある。しかし、海岸線に造られた黄金道路をショートカットするように、新しくトンネルが幾つも掘られている。これは、プラチナ道路か。濃霧が発生するところで有名だが、今日はくっきりした青空である。海では、昆布漁が盛んである。浜に干してある。

襟裳漁港を過ぎて丘に上がると、襟裳岬である。濃霧と風で有名だが、今日は快晴で風は少しあるが心地よいくらいである。まず風の館に入ってみる。アザラシが岩礁の上にいるということで、望遠鏡をセットして見せてくれる。何十頭ものアザラシが見える。それから、襟裳岬の突端まで歩いてみる。日高山脈が襟裳岬で海に入り、海底でも山脈が続いており、その山頂が岩礁になっているという。風の館の上は展望台になっており、島倉千代子の歌う襟裳岬と森進一の歌う襟裳岬の2つの碑があった。森進一の襟裳岬は名曲だとは思うが、「襟裳の春は何もない春です」というほど何もないところではなさそうである。天気が良かったこともあり満足。

それからまた海岸線を走り、新冠(にいかっぷ)の町に着く。サラブレッドの産地として有名で、道の駅にハイセイコーの像があった。そこからほど近い、判官館森林公園キャンプ場でキャンプをする。ここから車で新冠川を遡り、新冠ダムまで行って、さらに上の奥新冠ダムのさらに上流にあるニイカップ・ポロシリ山荘まで歩いて行って泊り、翌日幌尻岳に登ることになる。

写真:襟裳岬突端

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十勝千年の森

2014年09月16日 19時51分25秒 | インポート

2014916日(火)曇/雨/晴

コニファーオートキャンプ場:清水町~帯広~広尾:東陽館 179km/4659km

十勝千年の森の開園時間は、午前10時から午後5時までだった。そのため、ゆっくり出発することにした。朝晴れていたのが、次第に曇りになり、やがて雨になった。十勝千年の森は、花ではなく、林を中心とした庭園造りというところであろうか。せせらぎと木々が織りなす、自然との共生を目指している感じである。庭園には起伏があり、最奥部は千年の丘になっているので、一般の人が歩き回るのは大変であろう。そのため、セグウェイのツアーが組まれていて、丘の上を走り回るのが格好良い。今日は雨なので、歩いて回っている人はほとんどない。セグウェイのツアーの人たちが、雨の中を動き回っている。

十勝千年の森で昼食を食べてから、襟裳岬に向けて出発する(4497kmで給油、30L4830)。襟裳岬の近くの百人浜にキャンプ場があるので、そこまで行くのが一応の目標である。出発するころはほとんど止んでいた雨が強く降り出し、襟裳岬に向かう海岸沿いの広尾に着いた頃は非常に激しかった。キャンプは無理だろうし、これから先に宿があるかどうかもわからないので、この広尾で旅館を探すことにする。宿の案内所は見つからないし、北海道ではじゃらんネットもあまり使えないので、ドコモのブラウザを使って宿を探すと簡単に見つかった。宿に着くころには、ほとんど雨も上がり、一風呂浴びたころには、快晴になっていた。港の周辺を夕食まで散歩する。

写真:十勝前年の森の中の山羊の牧場

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