ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

蓼科湖・白樺湖・八島湿原・諏訪湖(3)

2023年09月30日 19時49分36秒 | 日記
(中山道古峠 あいにくの雨が古さを強調する)
9月28日(木)
目覚めると雨が降っていた。5時頃歩き出す。ビーナスラインを横切って、中央分水嶺トレイルと中山道の標識がある。間もなく、古峠に着く。峠の案内板を見て、やっと思い出した。東京の板橋から高崎、碓氷峠、上田を通った中山道は上田から方向を変えて和田峠を越えて諏訪湖に向かうのを。この辺の道路は複雑で地図を見てもよく理解できなかった。それはともかく、三峰山を経て美ヶ原に向かう道はしっかり整備され、熊笹の草原が続いている。雨は降ったりやんだりだが、草原で遮るものがないので風が強い。三峰山頂が近づくと、風はますます強くなった。熊笹の草原なので、岩場と違って大丈夫だろうと前進したが、雨も強く降り出し、撤退せざるを得なくなった。戻る途中、分岐があり、右から来たのは知っていたが、左の道でも同じところに着くのだろうと、左の道を取ったら、ビーナスラインの三峰山登山口の駐車場に降りた。道路に降りると風は弱く、雨と霧の中を和田峠農の駅に戻る。店は今日も開いてない。ここでは携帯も使えない。宿泊施設がないので、天気の回復を待つのも困難である。駐車していた車があったので、天気やバス停について聞く。バス停は近くになさそう。諏訪方面の道路を教えてもらう。その道路を進んで行くと長いトンネルを抜ける。実は、これは和田峠トンネルで、和田峠の下を通っており、昨日歩いたコースや八島湿原から和田峠のビーナスラインの下を潜っていた。トンネルを抜けると下諏訪町で、中山道の標識もある。国道142号線だが山の中なので、栗がそこかしこに落ちている。小さい栗なので商品価値がないのだろう。ぶらぶらと栗を拾いながら下る。やがて、新しい国道142号線に合流する。ここからは空も広がり、携帯も使えた。諏訪湖まで10kmとのこと。バスはないようだが、楽に歩ける。ただ、トラックが脇を通り過ぎていくのが嫌だった。やがて木落し坂、諏訪神社下社、下諏訪駅のそばを通り、諏訪湖に着く。まだ雲は多いが、日が出て暑い。諏訪湖に沿って上諏訪駅まで歩きあずさで帰る。甲府からは完全に晴れ、富士山が良く見えた。この日は、全国的に晴れて真夏日を記録したようだ。美ヶ原には行けなかったが、十分に歩いたので満足だ。今度は、中央分水嶺トレイル(長門牧場ー白樺湖ー霧ヶ峰ー美ヶ原)にトライしてみるか。


蓼科湖・白樺湖・八島湿原・諏訪湖(2)

2023年09月30日 16時59分09秒 | 日記
9月27日(水)
朝目覚めると弱い雨が降っていた。5時頃、外が白んできたので歩き出す。昨晩、コースから外れており、6時に白樺湖の東端に着いた。白樺リゾート池の平ホテルの複合施設があり、ローソンもあった。ローソンは7時からだったので、白樺湖を1周してローソンに戻り、昼食を調達してから霧ヶ峰に向けて出発。ゆるやかな坂を登って車山に登る。ススキの草原だが、道は砂利道だ。車山山頂に着くと、多くの登山客(観光客)がいた。天気は悪くないが雲が多く、遠くの山はよく見えない。ここから車山肩駐車場に向かって下る。登山客の多くが車山肩駐車場から往復しているようである。車山肩には、売店などもあったが、八島ヶ原湿原に向かう。旧御射山遺跡に着く。テレビでは中央で競技が行われ、周りには多くの観客席が作られて、諏訪神社の神事を見物した、と言っていたが、ススキの原にしか見えなかった。近くの諏訪神社で神事が行われており、白と赤の衣装の巫女さんが3人参加していた。八島ヶ原湿原は茶色なだけ。八島山荘があって、食堂と売店をやっていたので昼飯にする。そこから鷲ヶ峰までは標高差200m足らずの今日最後の登り。山頂は風が強く寒かった。鷲ヶ峰からの急な下りを過ぎると、和田峠に着く。ここに、和田峠農の駅ー和田峠茶屋があったが、閉まっていた。3時を過ぎたので、今日はこのあたりでビバークすることにした。一眠り後、外が明るいのでテントから顔を出すと、13夜の月が照らしていた。明日は晴れると思ったのだが。
(車山山頂には車山神社があり、御柱に囲まれている)

蓼科湖・白樺湖・八島湿原・諏訪湖(1)

2023年09月29日 21時08分40秒 | 日記
先月(8月)の北岳登山では、大樺沢左俣コースを下山中、岩の上でバランスを崩し、倒れて、頭を岩にぶつけてしまったが、幸い怪我はしなかった。高齢者の登山事故は多く、いつかは怪我をするだろうと確信しているが、痛い思いをするまでは山に登ろうと思っている。事故に関していくつかの対策が考えられ、今回は、草原の多い山を選ぶことにした。これならスリップして転倒しても、怪我する率は低いだろう。それで選んだのが、蓼科湖~白樺湖~車山~八島湿原~美ヶ原のルートである。八島湿原から美ヶ原の間に山荘やキャンプ場がないので、野宿をすることにした。だが、想定しなかった事態が起こり、美ヶ原に代えて諏訪湖に行くことになった。

(今年はまだ暑さが続いているが、蓼科湖には秋色が迫っていた)
9月26日(火)蓼科湖~白樺湖
茅野駅からバスで蓼科湖に11時前に着く。道の駅蓼科湖があるが、道の駅の施設は、駐車場とトイレだけで、店舗は地元の店をそのまま利用しているようだ。蓼科湖を一周する。パン屋があったので、パンを買って行くことにした。親湯から蓼科山登山口経由で八子ヶ峰を目指す。途中で、蓼科湖~白樺湖ハイキングコースに合流する。ヒュッテがあり、直ぐに八子ヶ峰東峰に着く。なだらかな平原で、ススキに覆われている。まじかに蓼科山がそびえ、展望が良い。少し行くと西峰に着く。南に蓼科湖、西北に白樺湖、西に車山、東に蓼科山が一望でき、絶景である。白樺湖に下る道はスキー場の端を通っており、鹿の一群がいた。白樺湖の周りには人家が多いので、人家のないスキー場の近くに空き地を探しビバークする。
(八子ヶ峰からの蓼科山)