ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

びんどう撮り

2022年07月23日 16時20分38秒 | 日記

(ペットボトルびんどうと金魚鉢にハヤ2匹)

八王子を流れて来た浅川が中央線の鉄橋の下を通ったところに排水ポンプがあり、川の水を用水路に流している。国土交通省の日野市河川・農業用水路図に用水路が細かく描かれているが、畑はほとんどなく、水田は全くないので、今となっては農業用水としての役割を果たしているかは疑問だが、用水路には綺麗な水が流れていて、梅花藻が咲き、羽黒トンボがとんでいて気持ちが良い。小魚が忙しなく動いていて、前から捕ってみたいと思っていた。

インターネットで調べると、「びんどう」という小魚捕りの道具が載っていた。私の子供の頃、地元の群馬県では、「ガラス受け」と言っていて、春先にタナゴが良く捕れた。タナゴは色鮮やかなので喜んで持ち帰るのだが、直ぐに死んでしまった。いまでは、「もんどり」とか「びんどう」とか呼ばれているらしい。ペットボトルで簡単に作れるということで、2Lのお茶のペットボトルでびんどうを作り、用水路の人家の少ないところに向かう。

餌は釣具店で勧められた、はえ(ヤマベ)・ハヤ(ウグイ)の寄せだんごの「寄せ太郎」を使用する。魚がいそうなところに仕掛けるが、見た感じでは魚が集まる気配がない。夕方見に行くと一匹も入っていなかったので、一晩置いておくことにして、翌朝見に行くと、ドジョウが3匹とタニシが1匹入っていた。目に見えているのはハヤやオイカワと思っていたが取れるのは別のようである。子供の頃と違って、魚を飼うつもりはないので、魚を金魚鉢に移して写真を撮り、用水路に返した。

用水路の反対側は畑になっていて、そこに丈の高い草が生えていて、絶好の日影を作っていた。魚も暑い夏は日向より日影を好むだろうと、畑側から草の下にびんどうを仕掛けた。夕方1匹入っており、翌朝にはハヤ2匹とドジョウ4匹、タニシ1匹が入っていた。

餌については、ソーセージ、味噌、パンなどがインターネットに載っていたので、今度はパンを試みることにした。昼間はハヤが1匹とエビの小さいのが多くいた。翌朝はハヤ1匹とエビの小さいのが多数。エビはパンが好きらしい。

遊びならこの辺で止めておいて良いが、道を究めるなら、どうやったらびんどうで魚を多く捕れるか調べるのもおもしろい。餌はどれが良いか、季節および時間帯はいつが良いか、仕掛けを設置する場所はどこが良いか、どういうびんどうが良いか、などなど、調べる項目は多岐にわたる。子供の自由研究のようだ。


幻の青春切符?

2022年07月20日 18時26分48秒 | 日記

鎖骨骨折の手術を受けてから2か月足らずで、まだ自転車に乗っていない、重いものを背負うのも無理なのでキャンプにも行けない、その上自動車を廃車してしまったので、今年の夏は鉄道の旅を考えていた。これまでの旅行では新幹線を使っていたのが、鉄道の旅というと、どういうわけか普通列車の旅をイメージしてしまう。新幹線を使うのは目的地に早く着くためだが、鉄道の旅は、鉄道に乗っていることが目的のようなものだから、早く着く必要がない。普通列車というと、直ぐに貧乏旅行を連想して、青春18切符を久し振りに利用することにした。海を見ながら房総半島や銚子を回るのもよいし、涼しそうな小海線に久し振りに乗るのも悪くない、距離を稼ぐなら便利な東海道線や山陽線で、関西・中国方面に行くのも良さそうだと、妄想は膨らんでいたのだが。

7月10日の参院選挙まで少なかったコロナの新規感染者数が7月16日に110,661人に達し、1日当たりの感染者数がこれまでの最多となった。今日のニュースでは15万人を超えるそうだ。5月末には第6波が終わり、6月は安定していたとはいえ、1日当たりの新規感染者数が15,000人程度で下げ止まっていた。ところが、コロナによる規制で業務を制限されてきた飲食業界や旅行業界、他国の労働者を必要としている業界等からの要望もあり、規制が次々に解除されて、そんなに規制を解除したら、特に海外からの新種流入に対する防御を緩くしたら、次の波が押し寄せると思っていた。7月初めから新規感染者数が増加し始めたが、参院選挙で問題とされていないうちに与党が圧勝し、選挙が終わると第7波がニュースを飾る。実に鮮やかな選挙対策、あるいは感染者数操作かもしれない。

そのあおりを受けて、コロナ感染者数がこんなに増えては、不要不急の身としては、コロナ感染覚悟で旅行する気はないので、鉄道の旅も見送りになりそうである。青春遥かなり。


私たちも詐欺師です

2022年07月11日 08時51分51秒 | 日記

先日、南大沢駅近くのサブウェイでサンドイッチを食べたが、食事中、窓から壁に貼られたポスター(写真)が見えた。「私は、詐欺師です」。刺激的である。後で警察庁のオレオレ詐欺撲滅キャンペーンのポスターだと分かつたが、いろいろ想像した。

選挙中だったこともあり、候補者が、現金給付、消費税を削減または撤廃、NHKを無料に、防衛費増とか、国の借金が1200兆円を超えていることなどは知らぬ振りして、耳障りの良いことを言っているのは、詐欺師のようだから、注意しなさいと警告しているのかと思った。

選挙の候補者だけを詐欺師のようだというのは失礼なので、ついでに挙げて行けば、政治家や役人は、いろいろ金を集め、嘘を言い、資料を改竄し、詐欺師のようである。資料といえば、企業も検査データなどを改竄しているところが多々ある。経営者が会社(自分)の成績を上げるために発破をかければ、スルガ銀行や日本郵便のように社員が顧客を騙す。ハイジィも55歳まではサラリーマンだったので、社会の荒波に合わせてそれなりに生きてきたので、他の人だけが悪いように非難するつもりはない。オレオレ詐欺なら注意すれば避けることができるかもしれないが、世の中は、詐欺がまかり通っているので、避けるのは困難だろう。

例えば、東京オリンピックは、もともと反対者が多かったが、イベント業者などのオリンピックによって儲かる企業や献金を当てにしている政治家により強行され、多くのスキャンダルを起こしながら終了して、最初の話より3倍くらい多くの税金が消費された。もともとオリンピックに反対だった人間は、いつの間にか、多くの金をとられ、詐欺にかかったと思っているだろう。

老人としては、現金を給付し、消費税をなくしてくれる候補者を選び、借金は子供やこれから生まれてくる人たちに押し付けて、あの世に逃げるか。