ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

旅の終わりに

2018年08月12日 08時26分53秒 | 旅行
8月11日(土)に帰国して2018年の旅も終了した。2013年に「徘徊老人」として北海道旅行を開始して、それから東北旅行および日本アルプス縦走を行い、去年の関西方面旅行に続いて5年目である。ブータンから帰国してから12年振りの海外旅行だったが、思ったより順調に進んだと思う。感じたことをまとめておきたい。
(1)天気が良い(日本の夏山は天気が悪い):昨年の関西方面旅行では、100名山に登るたびに雨に降られた。曇りのときもあったが、晴れのときはなかった。賤ヶ岳や眉山などの低山では晴れていたが、天気が不安定だと高山では雲が湧きやすく雨が降りやすい。今回の旅行では、ほとんど晴で、週に1度くらい天気が崩れることがあったが、翌日には回復していた。天候は変化するので、今年のように毎年なるわけではないが、日本に縛られずに、天候の良さそうなところを選んだ方がよいだろう。
(2)宿泊設備(キャンプ場)がよい(日本の宿泊施設は高くて悪い):フランスのシャモニのキャンプ場は約1000円で、湯の出るシャワー、WiFi通信、充電設備が整っており、屋根の付いた炊事・食事場所もあった。スイスのキャンプ場は2000円~3000円と高めだが、都市の近くにあり、買い物や移動に便利であり、無料の交通券をもらえるところが多かった。日本では、山の上のキャンプ地はたいてい1000円で山小屋のトイレが使えるだけである。オートキャンプ場は高いだけ。
(3)違った景色が見られる(日本の景色が悪いとはいいたくない):日本の山には(花粉症を起こさせるためだけに植えられた?)杉、(ここは俺たち小役人の縄張りだから庶民は言うとおりに振舞えと言っているような)標識(植物を採るな、柵内に入るな)、木の成長にまかせて展望がなくなった山頂と、不愉快な景色が多すぎる。今回歩いたトレッキングコースの多くが、見通しがよく、案内標識はしっかりしており、花はよく咲いていた。
このように見て来ると、日本を旅行する理由は、海外へ行く費用と時間がいらず手軽であるくらいである。これからしばらくは、海外旅行をしようと思う。

ズークの涙雨

2018年08月10日 11時20分37秒 | 旅行
早朝雨が降る予兆があった。8日のサンモリッツは,前日の夕方晴れ渡り,当日も薄曇りで晴れかと思ったが雨が降り出し1時間降り続いた。9日のルガーノではやはり朝雨になった。10日の飛行機での出発を考慮して、9日夜はホテルに泊まろうかとも思ったが、天気予報がチューリッヒは9日夕方雷雨で10日朝は晴と言っていたので、キャンプすることにした。ルガーノから出発して、チューリッヒの前に止まる最後の駅がズークだったので、ズークに泊まることにした。スイスによくあるように、ズークは湖の近くの町で、湖畔にキャンプ場があった。夕方、予想通り雷雨となり、その後写真のように夕焼けになった。ところが、10日朝3時半頃目覚めると雨になっていた。早く雨になったせいで朝の6時頃には止んだが、濡れたテントを持ったままの出発となった。
チューリッヒ空港を10日午前11時半に離陸して、アブダビで乗り継ぎ11日の13時に成田空港に着陸し、25時間半(実際は時差7時間を引いて18時間半)かかって日本に戻った。

南端のルガーノから最終中継地ズークへ

2018年08月09日 19時14分12秒 | 旅行
昨日はイタリアのティラーノからスイスのルガーノに午後5時半に着いたが,観光案内所が直ぐ見つかり,少し離れた湖沿いのキャンプ場に無事落ち着いた。
ルガーノはスイスのほぼ南端にあり,標高も低いので暖かい。イタリアの影響が強く,小さい町と思っていたが,大きく密集感がある。さて,南端の地からチューリッヒに向かう。いよいよ日本へ帰る旅の始まりである。チューリッヒの前に特急が止まるズークで1泊して,明日チューリッヒ空港に向かうことにする。ズークはやはり湖畔の町で,湖畔にキャンプ場があった。これで,最初の4日を除く7月7日から1カ月以上連続で最後までキャンプ生活となった。
ジュネーブのキャンプ場で会ったオランダ人の夫婦にズークのキャンプ場で再会した。彼らは,スペインから始めて6カ国を巡り,4カ月掛けてオランダまで帰るという。

イタリアーのティラーノでスパゲティ

2018年08月08日 20時44分01秒 | 旅行
サンモリッツからイタリアのティラーノまでベルニナ特急が出ていて,料金も手頃なので乗ることににした。氷河の光景などに乗客が歓声を上げていたが,多くの氷河を見て来た老人にはそれ程には感じられなかった。鈍行で途中下車して見所を歩いて見回るのが徘徊老人らしい。ベルニナ特急は凄い人気で,ティラーノは旅行客でにぎわっていた。イタリアらしいだろうということでスパゲティを食べてから市内を歩く。こざっぱりした良い町で,メイン道路の両側の歩道の両側に並木が植えられているのに感心した。
ベルニナ特急の一環として,ティラーノからスイスのスガーノまで1日1本のバスが出ている。12時に着いて2時20分の出発で短いティラーノ滞在。スガーノまでの3時間20分のバスの旅はほとんどイタリアを走るので,イタリア滞在時間はもう少し長くなる。

ニュースポーツ

2018年08月07日 18時59分04秒 | 旅行
午前3時ころ目覚めると雨が激しく降っていた。6時ころには止んだが,雲が重く垂れ込めて,雨が降ったり止んだりした。それで,湖やサンモリッツを見て回ることにした。午後からは晴れ出し,夕方には青空が広がった。
ある湖では,ウィンドサーフィンのような水上スポーツが盛んに行われていた。凧を飛ばしてそれを操りながら,水上をウィンドサーフィンのように疾走する。ウィンドサーフィンやパラグライダなど,新しいスポーツを作り出すのには感心する。

自転車ー現在の乗馬?

2018年08月06日 21時35分49秒 | 旅行

サンモリッツ湖の上流にはいくつかの湖が連なっている。サンモリッツ湖の1番目と2番目の上流の湖の間からコルヴァッチを目指す。実際にはコルヴァッチまで歩いて行く道がないので,ロープウェイの乗り継ぎ駅まで登り,後は湖を見ながらの トレッキング。
スイスでは自転車の人気が高い。都市部では高速バイクも見るが,山岳部ではマウンテンバイクばかりである。中には自転車で山を上る人もいるが,多くはロープウェイ等で自転車も運び,でこぼこの山道を下る。また村と村をつなぐ自転車用の砂利道も有る。日本では,マウンテンバイクはファッションとして人気を得たが,走るはロードレーサーなどの高速バイクに人気がある。尚,数カ国にまたがる長距離の自転車旅行をしている人たちもいる。

高級リゾートのサンモリッツ

2018年08月05日 20時15分00秒 | 旅行
サンモリッツが高級かどうかは別にして,町の下部にサンモリッツ湖があり,その直ぐ上部に駅が有り,その上の高台に市街が発達しているので,坂を上らないといけないと思ったら,3段になった天まで昇るエスカレータでつながれていた。これには感心。そこにはブランドショップが並んでいた。加えてカジノや乗馬クラブもある。
今日はピッツネイルに(3057m)登る。麓からは登山道が明確でなく,兎に角高い方を目指したら着いた。登りの人も下りの人も多くない。だが頂上のレストランに行くと多くの人がいた。高級なところでは,ロープウェイで来て,フルコースの食事をして,ロープウェイで帰るらしい。

波乱のサンモリッツ

2018年08月04日 19時34分43秒 | 旅行

当初の予定はベルンからチューリッヒに戻って帰国することだったが,日程に数日の余裕ができたので,サンモリッツに行くことにした。ベルンからサンモリッツまで108スイスフラン(約12000円)。スイスの鉄道は高い。スイスでは改札口が無く,乗客は自由に乗り降りでき,車掌が長距離列車でĺ切符のチェックに来るだけなので,不正者の分を正直者が負担している気もする。まあ,正直者と言う気もないし,安いパスを探したりせず,行き当たりばったりで旅をしている代償という気もするが。
サンモリッツは湖畔にある高級リゾート地で,標高が1775mと高い。雨が降ったり,晴れたりと天候が急変しており,雨が降って風が出て,急に寒くなった。イタリアに行くベルリナエクスレスも出ており,これからのコースをどう取るかも波乱含みである。


世界遺産の旧市街

2018年08月03日 19時54分40秒 | 旅行
ベルンの旧市街はユネスコの世界遺産に登録されている。石畳の道に赤レンガ屋根の家,時計塔に大聖堂などの建物に加え,エメラルドグリーンの川に森の緑と,その調和が美しい。素晴らしいのだが,1時間くらいで名所を巡り,写真を撮るとすることが終わってしまい,真夏の暑さが残る。

首都ベルンの水着

2018年08月02日 20時01分27秒 | 旅行
ジュネーブから鉄道で湖と森と起伏する畑を楽しんでいるうちに,首都ベルンに着いた。ベルン駅は大きくて明るく,首都の風格がある。キャンプは難しいかと思いながら観光案内所で尋ねると, 2kmくらいのところにキャンプ場があると言う。スイスに着いてから最初の4日を除いてずーとキャンプである。
キャンプ場は川沿いにあり,そこから老若男女が泳ぎ出している。というより,流れが速いので,浮き袋を持って流されている,という方が正確である。川に沿って木陰の小道が有り,川下に向かって歩いてみる。川を下った人たちが水着で帰ってくるのとすれ違う。吊り橋があり,そこから川下り始める人も多く,人の数は一層多くなる。水着が4列縦隊で向かってくるので,避けるのが大変である。一生分の水着を拝んでしまった。大きな橋と連邦議会議事堂が見えると終点が近い。
水着に刺激された訳では決してないが,徘徊老人も短パンに防水袋で川下りをすることにする。最初は水が冷たく感じたが,後はあまり川岸に近づかないようにしていると,直ぐにゴールに着いた。悪くない。