西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

雪にも負けず

2016-01-19 16:27:06 | 石木ダム
朝から雪が降っている。

昨夜から、天気予報は九州北部も雪との情報で夜中2度ほど外を確認したが、雪は降っていなかった。
それが今朝になったら、風に乗って横殴りの吹雪になっている。

この天気でこうばるまで行くことができるだろうか?

佐世保市から川棚町へ入る峠はかなりの急坂である。雪でスリップしたりしないだろうか?

夫がバイパス道路ではなく旧道をゆっくり走らせることにきめ、いつもの時間に車で出発した。


少し遅れたが、無事にこうばる着。



しかし、ゲート前も付け替え道路予定地も吹雪いていて、とても外での座り込みはできない。

いつものように炭をおこし、みんなテントの中で待機する。






午前10時15分、ダム事務所前で県の動きを見張っている支援者から「ワゴン車が出発体勢に入った」との連絡があった。

やっぱりだ。こんな日はダム事務所から所長がやって来るに違いないという思いがあった。

急いでいつものように阻止のためのネットを持ってゲート前へ並んだ。




1月19日雪のゲート前で


所長は「1月もあと10日あまり、何とか付け替え道路の工事をさせて欲しい。」ということと「裁判を起されましたが、私たちは話し合いで解決したいとの思いは変わっていない。」ということを話したけれど、県の言う話し合いとは「生活再建」という名称の補償交渉でありダムの是非についての話し合いではなかった。

だからこそ何一つ解決できないできたのだ。

しかし、「事業認定取消し」の裁判を起し、「執行停止の申し立て」を行い、来月には現在行なわれている付け替え道路工事の「工事指し止め仮処分申し立て」を長崎地裁佐世保支部に起すのだ。

石木ダムは、付け替え道路予定地の草刈をやっただけで、まだ何一つ出来ていないのだ。

こんな理不尽なダム事業がまかり通るはずはない。

地権者の皆さんは、きっと勝利する。





雪のこうばるを見ながらそう確信した午後だった。

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