西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

強制収用反対の請願

2013-12-17 21:02:19 | 石木ダム
最初の計画から50年にもなろうとする「石木ダム」建設計画。

地権者のみなさんが「石木ダム建設絶対反対同盟」を結成して反対運動を始められてからでも、もう40年という年月が経つ。

多くの圧力や県の切り崩しにも負けず絶対反対を貫いて、いまだ13世帯60人の地権者のみなさんが生活しておられる。

その地権者のみなさん方の反対運動を支援し、佐世保で反対の団体を作って、一緒に声を上げる様になってから5年になる。

県が佐世保市内3ヵ所と川棚町1ヵ所で行なった事業説明会でダム建設反対のチラシを配ったり、事業認定申請の中止を求めて佐世保市へ、県へ、国土交通省九州地方整備局へと申し入れを行なったり、国交省が行なった公聴会で反対意見を述べたりと、その都度仲間たちと、やれることをやってきた。

2009年に付替え道路の建設が始まったときには、3ヶ月間、阻止のための座り込みに通った。そして、付替え道路は未だに中止のままだ。

しかし、今年9月6日に国は事業認定の告示を行なって、これでいつでも地権者の家や土地を強制的に奪うことが出来るようになったのだ。

ダムの是非はともかく、強制収用だけはやめてもらわなければならない。

昨年6月も「石木ダム建設用地の強制収用反対を求める請願」を行なったが、事業認定申請は強制収用を目的とせず話し合うためのもの、として不採択となった。

「石木ダム建設促進特別委員会」の委員たちがどう言おうと、事業は国によって認定されたのだから一刻の猶予も許されない。
急いで強制収用反対の請願をしなくては…。

それで、今日午後3時から「石木川まもり隊」と「水問題を考える会」のメンバー3人で請願を行なった。



川原の地権者のみなさん9人と川棚の「清流の会」5人、それに長崎の会からも2人
佐世保からも15人と傍聴者が30人を越えた。



こんなことはめったに無いことだ。











私たちの請願はまたもや不採択。

私たちが趣旨説明で言った「たとえ任意での解決が難しい場合でも、強制収用はしないで欲しい」ということに、「現在、話し合いで解決を図ろうとしているところであり、仮定のことを採択することは出来ない」との答えだった。



本当にこの委員たちの頭の中を見て見たい。

どれほど真剣に考えて15分足らずの話し合いで決めたのだろうか?

人口はどんどん減少し、必要性がないダムになることは分かりきっているのに、それでも建設すべきというのか!

まったく呆れてしまう!

でも、こんなことでへこたれてはいられない。次はどんな手で行ってみようか?








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