西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

47年という長さ

2015-02-19 20:56:35 | 反戦・平和
今日で「19日佐世保市民の会」のデモは565回、誕生から丸47年となった。





1968年1月19日にアメリカの原子力空母エンタープライズが入港し、入港に反対する三派全学連とその行動を規制しようとする機動隊との激しい攻防があり、全学連には多くの負傷者が出た。



最初、市民たちは三派全学連を無法者集団のように思っていたふしがある。
それで、多くの市民は全学連と機動隊の攻防を見物しようと、米軍基地周辺の平瀬橋や佐世保橋のそばにいたのだ。

しかし、機動隊に叩きのめされていく学生たちを見て、市民たちの気持ちは一気に学生たちに傾き応援する市民が増えていった。



そして、1月21日、学生たちも労組員たちも引き上げて行った佐世保橋を「ここは俺たちの橋だ。通せ!」と市民たちが機動隊に道を空けさせて渡ったのだ。

エンタープライズ入港から1月後、1968年2月19日、学生たちの行動に触発された市民たちが集まって「19日佐世保市民の会」が生まれ、反戦・反基地・反核・平和をスローガンに黙って歩くだけのデモが始まった。

その日は、私の20歳の誕生日だった。

手作りのプラカードを持ち、150名ほどの集団の中に入って歩いたことを覚えている。

47年も経つと参加者も減って、今日は19人の参加。

こんな小さな会だけれど、東京新聞の記者の方と長崎新聞OBの方の取材があった。
4月から長崎と佐世保を対比させた記事の連載が始まるのだそうだ。


私も今日で67歳。

いつまで続けていけるのか定かではないけれど、もう少しはやれるかな?

長老たちのように死ぬまで続けるぞ!と大見得は切れないが、あと少し頑張ってみようと思う。


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