西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

トラックは日出生台へ

2015-02-27 20:56:48 | 反戦・平和
日差しはあるが風は冷たい。

前畑は海からの風が強くて、もっと寒いに違いない…、そう思ってセーターを1枚多く着込んで前畑弾薬庫近くまで出かけた。



来月2日から大分・日出生台演習場で、アメリカ海兵隊の実弾演習が行なわれるが、その訓練に使われる実弾が前畑弾薬庫から日出生台まで運ばれるのだ。

弾薬は日出生台で訓練があるたびにこの佐世保の弾薬庫から運ばれていく。そのたびに抗議の声を上げるのだが、聞き入れられたためしはない。

しかし、だからといって何もしないわけにはいかない。

戦争のための訓練なんかやるな!実弾を運ぶな!と今回も抗議するのだ。



前畑弾薬庫の前はせまく、すぐ近くには民間会社が立ち並んでいる。そこで、抗議集会は少し離れた石造りの倉庫の前で行なわれた。

この倉庫は砂岩を積んで造られているが、隣には赤いレンガで造られた倉庫もある。
海軍鎮守府時代の遺物だが、今は民間会社に払い下げられて、まだ現役の倉庫として使われている。



「リムピース」のSさんによると、「予定通りらしいよ。」とのことだが、輸送トラックはなかなかやって来ない。

倉庫前で寒さに震えながら2時間。

待ち続けた弾薬輸送トラックは赤地に白で火と書かれたマークをつけて、目の前を通過していった。



私たちの抗議の声が届いたかどうかはわからない。

しかし、戦争に繋がるものすべてに反対していくことは、いまの危うい世の中では絶対に必要なことだ。

弾薬輸送トラックは、他のトラックとすれ違いながら高速道に乗って日出生台まで突っ走るのだ。



米軍が行なう訓練のために、こんな危険極まりないことが行なわれている。

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