母の4人の弟の中で一番好きだったS叔父さんが亡くなった事を聞く。
母にとってはとてもショックが大きかったという。
然もありなん・・・性格がとても似ている所があるのだろうか。
穏やかで決して表に出る方ではない。しかし,
秘めた信念というのは強いものがあった。
男兄弟で一番年齢が若かった故に猶更だったのだろう。
といっても80歳前後であった筈。
医師の診断は虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)という事らしい。
奥さんが昼食に「焼きそばでも焼きましょうか」と<準備をしていて
振り向くと亡くなっていたという。
亡くなる直前まで元気な日常を暮らしていたのだ。
死の終わりとはどうなるものなのか。
弟Sのように誰も知らぬ間に静かに死にたいものだ
昔は周囲の者が年寄りの死を看取るのが当たり前だったが
自分が死を前にすると人に世話を掛けさせたくはない。
私もその通りに思う。
子供達には子供達の其々の人生があり同居をしていない以上,
出来る限り子供達への負担が少なくなる様に願う。
昼食は食堂で皆さんと一緒に食事をしている母。
ゴア~ン・・・ゴア~ンと催促をしながら出て来た。