夫の入所している特別養護老人ホームで、対面での面会が再開されることになりました。
広島県のコロナウイルス感染状況ステージがステージⅡからⅠに引き下げられたので、10月1日から、オンライン面会から面会室での対面面会ができることになりました。
10月1日は、夫の誕生日です。とても素敵なプレゼントです。
早速、23日にオンライン面会に行ったとき、1日の予約を取りました。
夫にも、1日のお誕生日は、直に会えると伝えましたが、ピンと来ていないようでした。
夫は、この頃、私に怒っているのでしょう。面会に行っても、目をつむっていることが多いのです。家に帰りたいという気持ちが強いのと、あまり面会に行かないことにも、怒っているのかもしれません。
面会は、1週間に1回といわれています。それを夫は知りません。コロナウイルスの感染予防のために、直に面会ができないということも、知らないかもしれません。
17日に面会に行った時、そういう事情が分かっていないので、機嫌が悪いのかなと思い、説明をしました。その時はわかったとうなづいたので、23日には、説明をしませんでした。
23日も、とても機嫌が悪く、目をつむり、私の顔を見ようとはしませんでした。この頃は、声も出しません。「こんにちは」「元気ですか」と声をかけても、なしのつぶてです。
後で思ったのは、17日に聞いたことは、もう忘れているのかもしれません。
オンライン面会にも、戸惑っているようです。顔は見えるし、声も聞こえるのに、いないと思うのでしょうか。
1日には、久しぶりに、直に顔が見られるので、少しは機嫌が直るといいのですが。私もとても楽しみにしています。
母のリハビリに来られる理学療法士が、「今でも、全然面会のできない施設もありますよ。私もリハビリができないので心配しています。」と言われました。
夫の入所している施設を、いい施設ですねと言われました。私も、いろいろな状況にすぐに対応してくれると思っています。
ただ、入所して以来、部屋での面会はできないので、夫の生活がどんな風かということがわからず、早く面会が自由にできることを望んでいます。
夫のお誕生日には、バースデイカードを持って行って、久しぶりの対面をしようと思います。目を開けていてくれればいいのですが。