この頃は薔薇のお世話を何もしないので、何かが起こると、1本ずつ枯れてしまいます。
今回は、台風10号。
門のそばに植えていたブラッシュ・ノアゼットの5・6本ほどあった枝が、虫の被害か1本だけになっていました。
その1本が、強風に吹かれて、倒れているのを見つけました。茎の根元が折れています。上の薔薇がブラッシュ・ノアゼットです。愛らしい薔薇でした。
また1本薔薇が枯れてしまいました。残っているのは、あと17本くらいです。くらいというのは、今にも枯れそうなものがあるからです。
去年、わが家の庭には、ゴマダラカミキリが飛び回っていました。そして、薔薇の根元には、木くずが落ちていました。
枯れた茎を切ると、白い幼虫が一緒に切れたこともあります。そのせいか、今年は、株全部が枯れなくても、枝が一部枯れてしまったものもあります。
その枝を、台風の前に切ったのですが、枝の中心にそれは大きな穴が開いていました。
でも、枝を切ったら、その横に新しいシュートが伸び始めているのに気が付きました。とても元気そうなシュートです。
この薔薇は、スイート・ジュリエットというイングリッシュ・ローズです。もう20年くらい元気で花を咲かせてくれます。とても、可憐なバラです。
上の写真は2012年のスイート・ジュリエットです。下の写真は、枝に開いていた大きな穴と新しいシュートです。
まだ元気で咲いてくれるスイート・ジュリエットに感謝。枯れてしまった薔薇たちにも、ほかの何とか生きている薔薇たちにも、元気がまだある薔薇たちにも、みんなに感謝しています。
薔薇を一生懸命育てたことで、私の時間が豊かだったことがあると、今は寂しい庭を見ながら、思い出しています。