虎杖

今日仕事で先輩を訪ねたところ、帰りがけに、

「君のところはイタドリ食べる？」

と聞かれたので、

「はい、好きですよ」

と答えた。
「じゃあ持ってきな」と透明のカップにイタドリを入れてくださった。

「ウチは、鰹節と一緒に炊いたりせんのよ」

確かに鰹節は入ってない。
イタドリと鰹節は切っても切れないパートナーのはず。（誰がそんなん言ったん）
そしてなんだかツルツルしている。
とっても香ばしい美味しそうな匂い。

「ごま油さ、ひとつ摘んでみ」

ひとつ口に含んでみた。
すると…

とても美味しい。イタドリをごま油で炒めるとは…、調理人とは言え、やるな先輩。
この味大好き。

「美味しいですやん、めっちゃ美味いですよこれ」

「やろ」（ニタッ）

創作惣菜である。
以前もこのイタドリを佃煮にして、食べさせてもらった。それもとても美味しかった。イタドリの伽羅ぶきだ。
実はイタドリ、食べるのは食べるが、好物ではなかった。でもこれはイケル。家族もすっかり気に入り完食。

先輩、ごちそうさまでした。

ところでイタドリって「虎杖」と書くんですね。初めて知った。

「ごま油、新たな出会いが、味を生む」

さらば鰹節…。