「この間、知人から里親を頼まれてねえ」
昨日事務所にみえたお客様が、そんなことを話してくれた。
「里親といってもホタルの里親で」と笑う。
私「ホタルの里親ですか?」
「そう、お願いしますって幼虫を預けられて(笑)」
私「へえ、そうなんですか。確かホタルって餌はカワニナでしたよね」
「そうそう、カワニナ。昔はどこにもいたんですけどね。あの小さな巻き貝」
私「大変でしたでしょう」
「ええ、水を換えたりするのが結構大変で、でも、なんとか綺麗に飛んでます」
私「えっ、もう今飛んでいるんですか?」
早速夜に、聞いた場所へと向かった。
すると、どうだろう。数十匹のホタルが、幻想的な光を放って暗闇の中で踊っているではないか。
それは頼りなげではあるが、でもしっかりと生きている証を伝えているように見える。里親に向けてだろうか(笑)。
虫や蛙の鳴き声から感じる夏とはまた違って、目で感じる夏は、ゆっくりと静かに胸の中に沁みてくるようだ。
こんな田舎でも、さすがにホタルは珍しい。
素晴らしい景色を教えてくださったお客様に感謝。
「夏草に、灯る命の儚さよ」
昨日事務所にみえたお客様が、そんなことを話してくれた。
「里親といってもホタルの里親で」と笑う。
私「ホタルの里親ですか?」
「そう、お願いしますって幼虫を預けられて(笑)」
私「へえ、そうなんですか。確かホタルって餌はカワニナでしたよね」
「そうそう、カワニナ。昔はどこにもいたんですけどね。あの小さな巻き貝」
私「大変でしたでしょう」
「ええ、水を換えたりするのが結構大変で、でも、なんとか綺麗に飛んでます」
私「えっ、もう今飛んでいるんですか?」
早速夜に、聞いた場所へと向かった。
すると、どうだろう。数十匹のホタルが、幻想的な光を放って暗闇の中で踊っているではないか。
それは頼りなげではあるが、でもしっかりと生きている証を伝えているように見える。里親に向けてだろうか(笑)。
虫や蛙の鳴き声から感じる夏とはまた違って、目で感じる夏は、ゆっくりと静かに胸の中に沁みてくるようだ。
こんな田舎でも、さすがにホタルは珍しい。
素晴らしい景色を教えてくださったお客様に感謝。
「夏草に、灯る命の儚さよ」