言の葉収集

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いろいろ気ままに書きたいと思っています。

生命保険の罠

2008-01-16 16:59:45 | 読書
生命保険の罠

ショッキングなタイトルに惹かれて購入した。
前半は「いいのか」と思わず言いたくなるくらい保険業界の内幕を暴露していてまず驚いた。
保険会社を実名で公開し、商品名も実名で批判している。個人的には「分かるけど、それはちょっと…」と思う点もあったが、実体験からの告発は説得力がある。
ただ普通の暴露本と違い、著者の「正義」が私には中盤以降垣間見えた。この本を通じて、保険業界に対する警鐘を鳴らす勇気には頭が下がる思いだ。
いいフレーズも沢山あり、都度手帳に書きとめた。
例えば、

「保険は貯金が間に合わない順に加入するべき」
「保険の事を分かっていない人が、もっと分からない人に売っている」

など…。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのでこの辺にするが、最後の方の「営業の人にこう聞けばいい」は大変タメになった。
そして、ある方の保険を解説している件(くだり)は思わず唸った。
業界関係者だけでなく、消費者にも広く読んで欲しい本だ。(そうなると売り手が困るか)

では今日の一句

「お守りは、神社で買った方がよい」

そう、保険はお守りなんかじゃない。