言の葉収集

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いろいろ気ままに書きたいと思っています。

カレイなる郵便

2008-01-26 16:22:40 | Weblog
昨日ネットで面白いニュースを発見した。

手紙 風船で飛ばして15年…カレイが届ける?

当時1年生だった女の子が「おてがみをひろったかたは、おへんじをください」と書いて、風船で飛ばした手紙が、15年ぶりに持ち主のところへ帰ったという。
はて、その手紙を大事(?)に持っていたのは、カレイだった。
水揚げされたカレイを仕分けしていた漁師さんが、カレイの背中(と呼んでいいのだろうか?)に張り付いていた紙をみつけた。
広げてみるとそれは小学生が学校の創立120周年を記念式典で飛ばした手紙だとわかった。

すごい話である。
そもそも海の底のカレイに紙が張りつくなんて考えられない。どうやって体に付いたのだろう。
水中に漂っていて水揚げされる時に偶然張り付いたのだろうか。
それにしてもすごい話である。そのカレイは一体何者だろう。なんともロマンチックな話である。

15年ぶりに自分が書いた手紙を受け取った白鬚(しらひげ)さん(21)は、

「風船が青空に小さくなっていく光景を今でも覚えている。ごみと間違えられず、ちゃんと読んでいただいて、すごい縁を感じる」

と話しているという。

そう言えば小学校の時、友達とタイムカプセルを埋めた。
何を埋めたのかはあまり憶えていないのだが、瓶の中に小遣いから5円玉を入れたのを思い出した。

「20年、30年後この5円がいくらの価値になっているか楽しみやのー」

なんて言いながら埋めた。
手紙を入れたかどうかは思い出せないが、さしずめモグラあたりの背中にくっついてくれていないだろうか。

今日の一句。
「見分け方、左ヒラメに右カレイ」

昔漁師さんからそうやってヒラメとカレイの見分け方を教わった。
腹を下に寝かして、左側に目があるのはヒラメ。右に目があるのがカレイ。
ただし例外もあって、左側にあるカレイの種類もあるが、ヒラメの右はなかった気がする。