言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

綱渡り

2008-01-15 18:52:50 | Weblog
大相撲初場所、否が応でも気になる横綱朝青龍の初日に当然注目した。

立ち合いの反応が悪く、一旦は押されたが持ち直し、最後は豪快に上手投げで仕留めた。

「強い」

さすがは横綱、謹慎処分を受けてからもモンゴルでトレーニングは怠っていなかったのだろう。
今までの稽古の貯金もあるので、立ち合いの鋭さと、持ち前のスピードさえ落とさなければひょっとすると休場明け優勝もあるかもと思っていた矢先…。

昨日二日目にして早くも土がついた。
破ったのは宿敵稀勢の里。
うまい相撲で、立ち合い奮わなかった横綱の苦し紛れの首投げを掻い潜り右差し、最後はなんとこの横綱の後ろに回り送り倒した。
こんな光景は初めてである。この横綱の差し負けなど見たことがない。それどころか後に回られるとは…。
これは大変なことになってきた。このままズルズルと行けば進退問題にまで関わってくる。正念場である。

しかし、この負けを予感していた人物がいた。
誰あろう、それは初日に朝青龍と対戦し、土俵に転がされた琴奨菊である。

自身が負けたから言うのではなくと前置きし、

「当たってから横綱の右上手が切れた。こんなことは初めて。明日の稀勢の里戦は分かりませんよ」

予想通り、横綱らしからぬ負け方で土俵を後にした。
さあ、どうなる朝青龍。(今日は勝ったみたいだが)

「朝青龍、落ちれば地獄、綱渡り」
(綱と横綱が架かっているわけです、はい)

ええい、もう一句。
「解説が必要なほどへぼ川柳」