「ザ・グレンリヴェット・アーカイヴ21年」
開栓日:2015年2月5日 ワンショット価格:1,800円
グレンリヴェットには”アーカイヴ”と呼ばれる小さなセラーがあり、
そこにはディスティラリー・マネージャーが厳選した特別に優れた樽を、
完璧な状態に昇華させるため熟成させています。
現在でもリリースはありますが、ラベル、ボトルとも大幅にリニューアル
されています。
この旧瓶はディスティラリー・マネージャーがBill Lamb氏だった頃の
もので、2000年代半ば頃までは流通していたと記憶しています。
色合いからして濃い目で、シェリー樽の影響が強く出ていることが伺え
ます。トフィーやミルクキャラメルのような甘い香りにバターの濃厚さ、
さらにはミルクティーのニュアンスも感じられます。
口当たりは極めてソフトで瑞々しい印象ですが、ミルクチョコレートやド
ライレーズンなどの甘みがあり、舌の上にはしっかりとシェリー樽由来の奥深さを感じます。かといって、
グレンドロナックやグレンファークラスほどの強すぎるシェリー感ではなく、極めてバランスの取れた良質
な、”アーカイブ”の名に恥じない逸品と言えるでしょう。