バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

脳トレ視力検査

2022-03-26 15:28:23 | ライフスタイル
目がゴロゴロするし、最近ものが見えにくくなったから眼科に行った。
元々眼性が良くなく、子どもの頃から医者といえば眼科通いばかりだったから、久しぶりといっても一般的にいえばそれほど間隔空いていないかもしれない。
いつも行く眼科は、少し間が空くと必ず眼の検査を一通りする。
これは医療点数稼ぎか?と思わないでもないが、有無を言わせぬ流れで診察前に必ずセットとして検査が付いてくるので拒みようがない。
久しぶりだから、そうでなくてもセットされがちな検査、今日はマストだと思う。
案の定、受付済ませると程なく中待合室に呼ばれ、検査から始まった。

遠くに見える木をしっかり見るよう言われ、次に眼にヒュッと風をかける、あれです。
そして次は、視力検査。

Cのマークの穴を上下左右言う。
これがどうにも苦手で、右と左を言い間違えたり、「みだり」になったり、一瞬考えながら言ったりしてしまう。
「はい、これは。これは。」と明るくなった枠の答えを瞬時に、正確に答えないといけないと思わせる検眼に挑むにあたり、心の中でこっちは「右」、こっちは「左」と事前に唱えて確認しておく。

おじいさんが検眼の際、「右」、「左」と言わず、指で方向を指しているのを見たことがある。
あー、やっぱり高齢者にとっては瞬時に言うのはしんどいよね。あーいうやりか方もありか、とは思うけどその指の出し方が、「ふんっ!」って声が乗っていそうな、なんかこう傍若無人で機嫌悪そうに見えて、検査のお姉さんびびっていそうで、なんかあんな風にやりたくはないな、と思わせた。

さて本番。
「これは?」
「右」
「これは?」
「左」
まだ上の方だからはっきりくっきり見えるし、滑舌良く言葉に詰まることもなく即答していると、
もう「これは?」の声かけなく次々と明るい小部屋が移動していく。
それに、ほい来たと間髪を入れずに即答していると、どんどんスピードが上がっている、感じがする。
しばしの脳トレであった。

次の視力検査椅子に座ったのは中学生風の少年。
診察待ちの間その様子を後ろで見ていると。
なんとこの子は、例のおじいさんみたいに指で答えていた。しかも声出さないで指で上下左右やっているから感じ悪さまで一緒。
それに対して検査のお姉さんは、答えが合っているかいちいち目視しないといけないから、スピード乗って目視しながらじゃ検査する方の脳トレだ!
少年の背中から検査見ていると、彼は80点くらいだったな。検査終了後に、少年はちょっと首をかしげていたから、感じ悪いおじいさんみたいではなく、「がんばれ、少年!」に変わったよ。


次はおばあさんだった。
きっとこの人も指だなと思うと
違う。ゆっくりと小さい声で「右」、「左」と遠慮がちに言っていた。
さっきどんどんスピードあげた検査のお姉さん、「こーれーはー」と申し訳なさそうに聞いている。
おばあさん的には指で答える方法は選択肢にはなかったのですね。

こんな風に中待合室で長いこと待たされ、診察は「ものもらいですね」
で前回と同じ薬処方され終了。



指先トレーニング

2022-03-26 13:04:22 | 学習教室バネ
バネ入塾説明や三者面談の折に繰り返し伝えていることがある。
それは、
「文房具にはこだわりましょう」
特に筆記用具は書きやすいものを意識して選ぶようにと。
100円ショップで安易に買うのではなく、良いものを買うようにと。
さすがに毎回言っているので,キティちゃんなんかがジャラッってなる、余計なものが付いたシャーペン使う子はいなくなりましたね。
以前はいました。観光地土産のキャラシャーペン使っている子。字を書く度に手にキティちゃんがあたる。
芯も薄い子が多かった。
大げさだけど、書く度くらいに芯が折れる。これってストレスでしょと指摘しないと、意外とこだわらず無頓着に使いにくい筆記具使い続けている。
最近は芯は軟らかく濃い目を推奨し、実際に先生愛用の1.3㎜ 2Bのシャーペンを試し書きしてもらいながら持ち物説明するから、小学生は皆1.3㎜使うようになっています。
近所のホームセンター文具コーナーに行くと、1.3㎜シャーペンだけ欠品しているから、先日の三者面談後皆さんこちらでお買い求めでしたね。

さて問題はというと、先生推奨1.3㎜ 2Bですが、あくまでもこれは私の筆記用途と筆圧にあっているのです。その子に合っているとは限りません。
近年子ども達の筆圧が弱くなったので、学校指定の鉛筆が2B,4Bと濃くなり、さらには6B指定となっているそうですが、1.3㎜シャーペン推奨してから、文字が薄くて読みにくい子はいなくなりました。
しかし皆が皆筆圧が弱いのではなく、強すぎる子もいます。
その筆圧強しが右にならえで1.3㎜使ったらどうなるか。
真っ黒です。
大抵筆圧強い子は、小さい文字も書けないし消しゴムも上手く使えない。
だからノートもテキストも、手も、机も真っ黒です。
ちょうど良いが指先でコントロールできないのです。

小3用の教材に、指定されたマスに色を塗るというのがあります
2022年春期講習では新4年生から6年生対象に、マスを鉛筆で塗りつぶしてもらいました。
ミッションは、はみ出さないように、ムラがないように2分以内できれいに塗ること。
「ぼく、こういうの苦手なんだよな」
とか言いながら塗り終え手をブルンブルンしている。


これで終わりと思いきや、次は全てきれいに消すこと。

紙がよれたり破れたりしないように丁寧にしかも素早く、1分以内で消すように。
小学生のいいところは、塗ったものを消すという徒労の作業に文句も言わず懸命に取り組んでくれるところ。
こうして自然と消しゴムを小さく動かしながらコシコシと消すことができました。



帰る際、机の上の消しゴムのカスをこのプリントに乗せてまとめて、ゴミ箱に捨てるようにというと、
「この紙、持ち帰ります」
だって。
しなやかな子ども達よ。いい子だね。