バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

9/18 池田輝の美術館 OPEN!

2021-08-22 15:35:12 | ギャラリー輝
池田輝の美術館としてリスタートする、ギャラリー輝のオープン準備を夏期講習休み期間の1週間で大慌てで済ませた。
1ヶ月前、オープン案内状など書類の類いを地元で友人に相談し、自宅に舞い戻り作成し、印刷発注し、送付リスト作成し、と一体いつ何をやったかわからなくなるくらい色々やり。
夏期講習第3クール終えた翌朝、出来上がったそれら全てを車に詰め込み、家を出る前に抗原検査済ませ、そこから6日間長野に滞在しオープン最終準備としてやるべきことは全てやった、と思う。
長野滞在の6日間こそ、いつ何をやったか思い出せないくらい作業詰め込んで色々やった。






この美術館作りは全てにおいて制限時間付きだった。
プランニングが本格的に動き出した頃にコロナが始まった。
自由に往来できない中、工務店と双方初めてのオンラインによる打ち合わせやら、限られた滞在期間での一気打ち合わせなど。
常に次はいつ会えるかわからないから、「今ここにいるうちに終えましょう」だった。
今なら直接打ち合わせできるからと各業者がその日ピンポイントで打ち合わせに訪れたり、各所訪問したりの日々だった。
それは建物ができた後も同じで、外構、看板、造園、インテリア打ち合わせも限られた時間で即決で行った。

だからこそ、「これでいいのか」「何か間違ったことやっているのではないか」という一抹の不安がつきまとった。
最終準備としてオープン案内を各所に届けたり郵送したり、動画作ったり、もうオープンに向けてテープが切られたにもかかわらず、相変わらず足を止めたい気分になる。
落ち着いてゆっくりことを進めるべきなのに、いつも時間に追われている。
そこにきて毎日更新される信じられないようなコロナの数値。
この数字を見る度に心が沈む。

夏期講習第4クールスタートするので自宅に戻った今朝突然何かわからないが不安の波が押し寄せてきた。

自分一人で抱えることができない小心者の私は、すぐさま助け船を出すと
「どうした、どうした?」と。
そして
「いつでも手伝うよ」と言われ安心に包まれるのだった。

オープン案内を送った方から、あちらこちらから連絡が入り、「一人じゃない。なんとかなる」という上向きの気持ちに変わるのだった。

実質オープンまであと一月ある。
にもかかわらずやるべきことは全てやってある。
夏休みの宿題を残りの3日間で怒濤のごとくやるタイプの自分が、これほどまでに前倒しで事を進めることができたのだから自分で自分をほめちゃおう。
コロナ騒動の最中で作業時間制限付きだったからこそ、こうやって一気にできたのかもしれない。
そういえば自宅建てるときもそうだった。
工務店にいつまでに間取り考えるようにと急かされたから決めることができた。
あの時と同じだと思えば、そんなに間違っていないとも思える。

あとはやるだけやったのだから、オープン後皆さんが訪れるのをゆったり待つ日を楽しみたい。
信州のお気に入りの風景にブランを入れ込んだ絵を描きながら、訪れる人を待つ。
その横に友がいたら尚いいね。




北大ポプラ並木

2021-08-08 18:26:29 | ギャラリー輝
オリンピックマラソンを観戦。
ことのほか北海道は暑い!ということだけど、東京でやっていたら台風と重なったのでこれはこれでよかったかも。
などと思いながら観戦していると、ランナーは北海道大学校内へ入っていった。

ポプラ並木を走る。

父の絵に「北大ポプラ並木」という絵がある。
1960年代。
父が結婚して間もない頃、給料が振り込みではなく封筒で渡されていた頃。
勤務していた中学校が夏休みの月末、給料を受け取りに学校に行きその足で給料袋を持って北海道スケッチ旅行に出かけたという武勇伝を残している。
「お金がなくなったから帰ってきた」と夏の終わりに帰宅したらしい。

そこでどんな絵を描いたのか。
わかっているのはこの1枚のみ。

さすがに家族に悪いと思ったのか,兄と私に豪勢な土産を買ってきた。
自分には空気を入れて膨らませる巨大なバンビだった。またがり居間でピョンピョン飛び跳ねて遊んだ記憶がうっすらとある。
兄にはダダダダダッと打てる機関銃おもちゃ。
兄はすぐにそれを持って北向観音境内で遊び,置き忘れ、紛失したというエピソード付き。

こういう武勇伝は母にすれば隠しておきたいことらしいけど、今のうちに沢山聞いておきたい。


お気に入りの絵を飾る

2021-08-08 16:56:07 | ギャラリー輝
ギャラリー輝オープンに向け,準備最終段階です。
展示はもうとっくにできています。
ただココロナ禍オープンのタイミングが上手く合わず,ずるずると引き延ばしてきたけれど,もうこれ以上遅らせることもないと思えるようになりました。
父の命日に近い,9月18日にオープンします。

とはいえ、感染者急増中の今,一月後の様子でまた延期になるかもしれませんが。

オープンの案内状作成やポスター、パンフレット作りを進め,後は投函するだけ。

新築の部屋にはとりあえず生活用品がギリギリ置かれているだけで,生活感も私のお城感もない。
頻繁に通うことができないから徐々に整えるということで。
近所に東京の人の家だという素敵な建物があるけど、そちらはここ1年コロナで全く訪れることがないそうで、ずーっと雨戸が閉まったまま。
どこもそんな状態だから,何事も急がずゆっくりやります。

そんな中ふと気づいたことが。
ベッドサイドの真っ白な壁に,あの絵を飾ろう!

部屋のイメージに合うお気に入りの絵があったはず。
パソコンデータから画像探し出し,倉庫で探しあて、ありました!

自分の部屋にお気に入りの絵を飾ろう。
まずはそこから。

 


ナバだ!

2021-07-26 11:53:23 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
昨日2回目のワクチン終了。
1回目後の副反応からして2回目はそれなりに来ると警戒し二日間寝込むスケジュールを組み直した。
そして仕事前倒しで猛ダッシュで、9月オープン予定のギャラリー輝の印刷物をワクチン前に怒濤のごとく発注し終えた。

朝起きると,意外と何でもない。
というか前回より腕の痛みが少ない。
あれ?って感じ。
そういえば1回目より注射針刺している時間短かったような気がする。
ワクチン量少なくなった?
そんなわけないと思うけど,打った時の痛みも2回目の方が少ない。慣れかな?

2日間ゴロゴロする予定でKindlに読みたい本ダウンロードして,ロキソニン手元に置き満を持して迎えた翌日なのに、まだ大丈夫。

明日は台風来るって言うし,できるところまでやっておこうとプランターの野菜手入れし、リサイクルゴミ持ち込み、ベランダに置いたエアコン室外機に作られた蜂の巣片付け、今後蜂の巣作られないようにと全ての室外機に網戸張ろうかと思い網戸購入し…。
まだ大丈夫。

じゃ、本格的に教室にこもり,あさってからの夏期講習資料しっかり作ろう。

いえ、その前に。
一昨日のオリンピック開会式の感動が薄れないうちに書いておこう!

土曜の夜、オリンピック開会式を自宅でくつろぎながら、そしてお目当ての選手の晴れ舞台を見届けようとずーっとテレビの前にいた。
見届けたいのは,モルディブのナバ。
彼女は2015年にモルディブバドミントン協会ムーサさん、双子の姉妹ナビと日本にやって来て、NPOアルファのコーディネイトで野田市内個人宅にホームステイし,西武台千葉で制服を着て一緒に学び,トレーニングし、そして国の事業に招聘された。
どういういきさつでこうなったかは長くなるので割愛するが、彼女達と過ごした日々は関係したみんなの心に今でも深く刻まれている。

モルディブ共和国から女子オリンピック選手を出したい!という夢を背負ってやって来た彼女達。
関係者や本人達にとってもその思いが揺らいだり,思い通りにならなかったこともあっただろう。
夢は「強く願い続ければ叶う」というが、もちろん願うだけでノーアクションで叶うわけがない。強い思いと共にぶれずに前進続けて初めて結果が得られる。でもそれだけではないなとムーサや白井さんを見ていてそう思った。
常に,楽しそう。
こうしなければ!という悲壮感はなく、いつもハッピー感満載だった。
だから皆が関わりたいと思ったし協力を惜しまなかった。

誰にとっても私たちのナビ・ナバだった。

選手入場が始まった。
順番は50音順
アの国だけでも20くらい続く。モはずーっと後だ。
途中サ行、タ行は睡魔に襲われる。
メキシコの次あたりと踏んでいたのでスマホを持ってテレビの前で片膝立ちして待つ。

入場ゲートに,見慣れたモルディブの旗が見えた。
ようやく選手が。
そこで見たのは,旗手を務めるナバの姿だった。

「ワー」と声を上げると,床でひっくり返って寝ていたブランが駆け寄ってきて「どうした、どうした」と私の廻りを駆け回り、テレビの前に立ちはだかる。





翌日NPO会員ネットワークで、旗手を務める晴れ舞台を目撃した感動で大いに盛り上がった。リアルに手を取って喜び合うことはできない昨今だけど、こうして感動が共有できたことも感慨深い。

関係した皆さんにとってご褒美頂いた夜だったね。
NPOも10年目に入った節目の年、ちょっと頭をナデナデされた気分。


満面の笑顔で万歳を。

2021-06-24 12:43:05 | 学習教室バネ
バネ通信 7月号コラムより
バネ生配布前ですが、先に載せちゃいます。
ちょっと不安が心の片隅にあるから、そんな気分を吹き飛ばせ!って一気に書きました。

■バネの卓上カレンダー、7月号は東京オリンピックです。
これを作ったのは昨年晩秋。7月ならコロナ終息して晴れがましい気持ちでオリンピックを迎えているだろうとの期待を込めてイラスト描きました。
だからブランも両手を挙げ、満面の笑顔です。
開幕までにあと1ヶ月に迫った今、こんな気分で迎えるなんて。なんとかワクチン打って安心したいけど、それだって安心材料なのかもわからない。実に不透明な時代です。

■こんな未来が見えない時代でも、やるべき時にやることは、やる!です。
ノストラダムスの大予言って知っていますか?
1999年7月に世界が滅びるという予言です。中学生の時にこんな予言が巷を賑わし、多感な時期だったこともあり私はまんまと世紀末思想に陥りました。
その不安をツラツラ学習記録ノートに記して提出すると、
「そんな馬鹿なこと考える時間があったら、勉強しなさい」と書かれました。
大人ってどうしてこうなんだろう、とやるせない思いで受け止めましたが、今なら私も同じことを中学生に言うでしょう。
しかしもう少し言葉を足して。

■もし私があの時、どうせ世界は終わるのだからと勉強するのをやめていたら。
努力することをやめていたら。
結局世界滅亡の日は訪れず、1999年は終わり、今頃は学習しないまま大人になった惨めな自分が残っていたことでしょう。

■だから小中学生の皆さん。どんな時代でも学習しましょう。もし明日あなたが死ぬと言われても、学習しましょう。ブランが満面の笑顔で両手を挙げているように、未来を疑わず全力で。

他人目線で要再吟味!

2021-06-23 15:30:03 | ギャラリー輝
自分がわかっていることを、他人に上手く伝えるのって難しい。
わかりすぎているからこそ、肝心なところを省略してしまう。

父、池田輝の作品を展示するギャラリー輝をリニューアルオープンにむけ準備している先日、2日間だけトライアルオープンした。
ほぼ準備は終わっているけれど、コロナ禍まだオープンにはタイミングが合わない。
感染症対策どこまでやれば万全なのかも自信ない。
だからそれらのトライアルを含め限定二日間オープンであった。







折しも別所線100周年イベントで、駅ピアノが別所温泉駅に置かれていた。
皆思い思いに弾いているから、いつになく駅周辺は人気があり久しぶりの観光地モードになっている。



その中6/19は半端なく人が多かった。
何だろう。皆ぞろぞろと駅に向かっている。電車を利用するのではなく、車を駐車場に置いてあるいは無料バスでやって来て駅を目指している風。
駆け足で向かう人までいる。
ブラン連れて駅に様子を見に行くと、そこは人、人、人。
雨にもかかわらず、駅舎の周りにぶわっと人だかりができている。
なんでもこれから、「ハラミちゃん」という人のコンサートがあるとのこと。
ふーん、って。
後で知ったけど、ハラミちゃんは超人気とのこと。
そんなこと知らないから、そそくさとギャラリーに戻る。



このギャラリー作るにあたり、池田輝の作品を全て目を通し、写真やメモも片っ端から確認した。
その量が多すぎて頭ですら整理できていないのだから、整然とアウトプットするまでに至らず、さりとて今わかっていることだけでもまとめて展示しようと思う。
完全理解を待っていたら、いつ完成するかわからないから。

自分としては作品展示はストーリーを追っていきたい。しかしそうもいかず、展示スペースや作品の色、形で組み合わせるから関連付けたい作品が離れてしまっている。
これは気になる。
恐らくわかりづらいし、何度も行ったり来たりして鑑賞するか、通り過ぎて理解不十分で帰られるのか。
そんな不都合補完すべく作品解説をできるだけ丁寧に作った。つもりだった。



来館した方の感想に愕然とした。
「これは一人の人の作品ですか?」
そこ!
そうか、そうだよね。
半世紀にわたる作品を時系列で展示したわけではないから、作風の変遷が多数の作家によるものと勘違いされたんだ。
あまりにも当たり前のことを伝えていなかったなんて。
ハラミちゃん、だれそれ?以上でしょ。


作家が生前整理していた印象的写真をパネルにまとめた。これも解説不足だね。

伝えるって難しい。
観て感じてね、じゃダメです。

しふくの時間

2021-06-20 10:57:30 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
アルファクラブの子供達がバドミントンノート提出している。
強制はしていないので、今は数人提出するだけ。
これはいわゆるコーチと子供の交換日記かな。
コメントはその子の学年に応じた漢字を使うよう配慮するが、つい学年以上の漢字を書いてしまっても、それをきっかけに覚えるだろうし、読めなければお母さんに聞くでしょう。
言葉も、そう。少し難しい言い回し、とくに慣用句やことわざ使えばわからなければ聞いて理解するでしょう。

今体育館が5時までだから、練習時間繰り上げ3時から5時にしている。
3時半頃からポツポツ集まるので、それまでに一人でネット4面張って待つことにしている。

こうしてネット張るの何年ぶり、いや何十年ぶりだろう。
監督なんて立場になってからか、自分でネット張っていなかった。

ポールに紐をかけてもう片方に移動し、長さが合わないと左右行き来して張りながら練習内容考えたりする。でもそのうちネット張りに無心になることもあり、それはそれでいい時間だなと思う。
そうこうしているうちに小学生が一人三時に来るようになり、一緒にネット張りするようになった。

まず4面分のポールを立てる。
小学生は移動は常に駆け足。
1枚のネットを広げ二人で左右に分かれ紐をかける。
小学生はぴょんぴょん跳びはねながらかける。
長さの調節と確認ができると、せーので一緒に引く。
無言で、あうんの呼吸で4面張る。
一人で張る静寂の時間もそれないに良いけど、この子と無言で準備するこの時間はもっと良い。

この子のノートに、一緒にネット張るのはコーチにとって「しふくの時間」ですよって書いておいた。
きっとお母さんに意味を聞くだろう。

その翌週ノートにこう書いてあった。
「お母さんにしふくの時間ってどういうこと?って聞いたら、コーチいいこと言うねってだけで意味を教えてくれませんでした。」
さすが、お母さん。



皆既月食の日

2021-05-26 12:31:21 | 学習教室バネ
今日は皆既月食の日。

そうだ、バネの卓上カレンダー作ろう!
どうせならブランシリーズのイラスト付けよう!
と作成した5月分。

ブランが地球に自分の影映そうとして背伸びしてる、っていうイラスト。

もしブランが人間の子どもだったらこんな感じかな?シリーズで12ヶ月分描きました。



むかーし、その昔
青函トンネルが開通した時、「トンネル通るとき魚が泳いでいるの見えるよ」と甥っ子に話したことがあります。
「すっごーい」
「すごいね」
とのやりとりを否定することなく笑って聞いていたご両親。

バネでも小学生にこういったお話します。
最近は先生のちょっとした表情とか口調で「それウソだよね」って気づく子いるけど、なかには本気にする子もいるかも?

これまた昔の話。
小学生引率して北海道の大会参加するとき、小遣いは自己管理してもらおうと人数分の小遣い帳を買いました。
そして渡すとき、
「これから飛行機に乗るから、これはパスポートだから大事だよ」

小遣い帳を大事にするというよりも、北海道に行くにはパスポートが必要だとしっかり記憶にインプットした子がいて、それを苦々しくなのか微笑ましくなのか正しくはわかりませんが、
「そうか、そうか」
と笑って聞いていた家族がいたそうです。

今日月に向かって背伸びしてくれる小学生がいるかどうか、ですね。

何からやりたいか、かな?

2021-05-23 16:38:15 | ギャラリー輝
ギャラリー輝の外構工事ようやく始まりました。
しかし現地に確認に行かれないまま。
ここは業者にお任せするしかないのですが…。

一応状況見ながらですが、9月オープンで、と思っています。
その間にやるべきことを一つずつ整理していきます。

まずは今展示している大作8点、小作品22点、関連資料を網羅した図録作りたい。
作品リストを使いやすく整理したい。
徐々にSNSに作品をアップしていきたい。
本当は先にやるべきなんだけど…、ホームページ完成させたい。
(どうも良くわからないことは優先順位に関係なく後回しになってしまう)
ギャラリーリニューアルオープンへの思い(手記)を完成させたい。
「馬上の人」を入れたポストカードセット作りたい。
倉庫の作品をいったん全て外に出して整理したい。
兄の作品整理も始めたい。(将来的に親子展開くために)
前庭の植栽したい。

どれもこれも直接現地いかなければできないことばかり、ではない。
ここに居てもできることがある。でも締め切り遠いからいまいちダッシュかからない。これはいつもの悪い癖。
ボーッとする時間もったいないから、何か進めたいのにエンジンかからない。。

何からやるべきか。
 だとちょっと違う。自分に無理がかかる。
何からやれるか。
 これも義務感が漂う。
「何からやりたいか」
 が正解だと思う。

うーん、でも今日は朝からずーっとバネやっていたから、まずは庭でブランと遊びたい。

換気の見える化

2021-05-23 16:03:33 | 学習教室バネ
1年前の今頃バネはオンライン学習だった。
7月は長野に滞在していたこともあり、7月いっぱい長野からオンラインで授業していた。
8月から教室で対面授業始めた。
最初は生徒間の距離の取り方、消毒は、換気はと試行錯誤し、ジアイーノ導入し「本当にこれで大丈夫なのか?」と一抹の不安を抱えてのスタートだった。
その後マスク着用、消毒徹底の他に換気が重要とわかってきた。
じゃ、換気だと換気扇付け窓開けると、冬場は寒い!
寒くてたまらない。
換気が重要なのはわかったけれど、どれだけ換気すべきなのかを数値で知るためにCo2 検知器置いた。
どうやら数値1000以内ならクリーンな空気らしい。

びっくりしたのは、ファンヒーター付けると無人でもマックス5000になること。
最初、これ不良品?と思ったけど、リビングで試してもファンヒーターついていると5000たたき出してしまう。
ファンヒータ付けたまま換気扇付けて窓少し開けると1500くらいに落ちる。
エアコンだと数値上がらない。
ファンヒーター無しなら教室内8人くらい居ても、換気扇付けておけば窓開けなくても500程度になる。
換気扇の効果はかなり高いことがわかった。
これまでほとんど作動させることのなかった換気扇だけど、教室ミニキッチンに付けて置いて良かった。
こうやって寒さと換気のバランスとりながら冬を越した。

さて初夏のような気温の今日。
エアコン付け、換気扇、扇風機、窓開け併用、在室5名で484。



これからグッと暑くなってきたら窓開けなしで、エアコン+換気扇で大丈夫だろう。

こんな風にコロナウィスルが数値で見える化できれば良いのにね。

ずくをだして、コートレカードを作る

2021-05-21 09:38:33 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
本来ならば今日は別所温泉にいるはず。
ゴールデンウィークにギャラリー輝のオープン目指したが、コロナ感染状況を鑑み、暫くオープン延期した。
そんな話を工務店に伝えると、外構工事も、看板取り付けもゆっくりとなり…。
未だ外回り完成していない。
なんとも中途半端な状態ですが、まっ、仕方ないか。
ここは焦らず、とりあえず9月オープンを見据えそれまで与えられた時間で整理できていないことゆっくりやりますか。
やると言っても現地にそう気軽に移動できないから、自宅に居ながらできること、というわけで。

庭の植物をギャラリー前庭に移植するための掘り起こし作業。
増やしたい植物の挿し木作業。
ギャラリー輝リニューアルオープンに向けての思いを綴った手記の続きを書く作業。
など、など。

3月はオープンに向けての準備で精力的に作業した。
展示パネルやパンフレット作り。作品キャプションや解説パネル作り等。
訪れる方々にアピールするグッズもいくつか作った。
なんとかゴールデンウィークオープンに間に合わせようと必死だったから、短期間でそれなりのことができた。

しかし今。
いつオープンするかぼんやりしているから、作業にエンジンかからない。
そうか、だから外構もゆっくりなんだ、などと好意的に捉えたりして…。

しかーし、そこは貧乏性な私、いつも何かしていないとダメです。
だから空いた時間は結局他のことを詰め込んでしまう。

というわけで、ギャラリーに行かない週末はバネの補習です。
せっかく時間とれるのだから、だったらこども達に教室開放して勉強させようというわけ。

そしてもう一つ。
ずーっとちょっと心に引っかかっていたことを形にした。

水曜練のアルファクラブの子が連絡帳にコートトレーニングのこと質問してきた。
やり方がよくわからないから教えてくださいと。

アルファクラブではいつも練習最初にアップを兼ねてステップトレーニングしている。
バドミントン定番のステップをコンパクトに詰め込んで、さほど負荷がかからないメニューにしている。
簡単な動きだけどいくつかのパターンを組み合わせているから、覚えるのが大変なよう、こども達にとっては。
それでも数年やっていれば、なかには1年生でも、積極的に覚えてステップ行列の先頭に立つようになるけど、いつまでもあやふやで積極的に前に立てない子もいる。
この状況を打開するために何とかしよう。
と思っていたところで、こどもから質問がきた。しかもこう書かれていた。
「このやり方で合っていますか? 間違っていたらそう言ってください、直しますから」
こんなにこども達迷わせて、大きい子の真似しながら覚えなさいと放置していた自分が悪い。

だったら今日、ステップメニューを書いたカードを作ろう!
どうせならブランのイラストを入れてわかりやすくしよう!

いつまでにこれをやらねば!というギャラリー準備に追われるような逼迫感がない今、「そうだ、こうしよう!」的アイディア沸いて、「このブラン、かわいいぞ」ってほくそ笑みながらイラスト描いて、持ち運びしやすいようにとハガキサイズのハードケースに入れて、そして当日
「ジャーン」ってこども達に配ったら、
「あー、学校みたい」

そうか、学校の先生達はこども達の不明はスルーしないんだよね。
こうやって手間惜しまないんだよね。

この日は皆ケースを手に丁寧にトレーニングしていたから、次回は先頭メンバーが変わるかもしれないね。




オープンサタデークラブ最終回

2021-02-22 13:43:41 | 野田市オープンサタデークラブ
小学生バドミントンレッスンの際に、高校生にアドバイスした言葉。
「子ども達に教えようとしてはいけない。」
教えないってどういうこと?
ではどう接すればいいの?
などとアドバイスを受けた高校生達は戸惑ったらしいし、「教えない」という言葉が一人歩きした感がある。

バドミントンを少しでも上手くなりたい、そこまで要求していないとして、少なくとも今より打てるようになりたい、等それぞれに思いを抱えて体育館に集まってくる小中学生達。
なかには体動かしたい、みんなと遊びたいと言う気持ちの子ももちろんいる。コロナ禍、体を動かしたり友達と遊ぶ機会が制限される今だからこそ、後者が大半かもしれない。
でも、ただ単に遊ぶために集まっている子達だとしても、どんな子も「できるようになれば嬉しい」し、チャレンジしている瞬間は楽しい。

だから子ども達に対面する時間、全く「教えない」のではなく、チャレンジ要素が入るようにそれなりにリードする。

どのようにリードするかというと、今目の前にいる子達の状況を見てその場で考える。
今日は誰来る?
スタッフは誰がいる?
コート何面ある?
天気は?
気分は?
それらを含めて、チャレンジのステージは?

そんな状況で練習メニューが変わる。
だから最初から教えようとしない。
最初に、いや体育館行く前に、例えば前日とかに、「今日はこの練習しよう!」と意気込んで行った時は教える自分が主役で、子どもを見ることを忘れがちになりたいてい失敗していた。
練習メニューを綿密に組み立て、資料作って準備万端と言うときほど、空気はしらけていた。
だから「教えない」という言葉の意味は、教えようとして自分が主役にならないってこと。

先日野田市のオープンサタデークラブがあった。
川間小会場のバドミントン講座の申込みが多く、コロナ禍全員集合しての練習は難しかったので、学年で日程を分けていた。
今年度最終回の先日は会場を野田市民公園体育館に移し、全員で練習することにしていた。


いつもと会場が違い、送迎の負荷がかかるこの会場に、さて何人集まるのだろうか?
集合時間にはお手伝いスタッフ高校生が既に集まり、なぜか皆嬉々としている。
開始時刻間際に小学生が集まり始めた。
そして整列して顔ぶれを眺める。
半分は低学年生。さて今日は何やろうかとここで考える。
まず体操、なわとび、シャトル遊びやってもらっている間にメニューを考える。
参加者のレベル、学年構成眺めながら、一応事前にイメージしていた練習メニューでいけるかどうかなぞっていると。
なんか予想と違うぞ。
高校生、なんか今日皆、遊ぶ気満々で来ていない?

子ども達もスタッフも遊ぶ気満々がシンクロしているから、今日はあまり余計な手出しをしないことにした。

すると、ずっと一人の子に付きっきりで打っていた高校生が、「この子全く(羽に)当たらなくて、うーんって顔になっちゃうんです」とヘルプしてきた。
来ました!そうです。このタイミングこそ、「教える」ときです。
こうやって打つと当たるよ、遠くへ飛ぶよとラケットを一緒に持って実際に2球打つと、3球目からスコーンと打ち、4球目はスパーンと打ち切り、「できたー」とピョンピョンしていた。
高校生、「教える」って意味伝わったかな?

返り間際に先の小学生が、「当たるようになったねってママに褒められちゃった」と報告に来た。
よかったね。
こうやって楽しんで20年間やって来た自分にとってのサタデークラブは、これが最終回でした。
また機会があれば、どこかで同じようにやってみたいな。

何時代を生きる? バネ通信1月号より

2021-01-08 16:10:32 | 学習教室バネ
毎月バネ生に配布するコラムを掲載します。

【バネ1月号から】
■新年あけましておめでとうございます。コロナで明ける年となりました。
共通の敵がいると皆の結束高まるものですが、ウイルスという目に見えない敵だけに、人類が皆力を合わせ心一つにして立ち向かうと言う結束感に欠けているように思います。
常勝強豪校に対し「打倒○○校!」などのスローガンでチームがまとまるように、わかりやすいスローガンを政府が打ち立てて欲しいと切に願います。
お願いとか協力してと言う文言では弱い!「○○校に、勝って下さい」でやる気高まりますか?

 さて、本日夕方政府が緊急事態宣言詳細発表と言っておりますが、その数時間前にこのお知らせ文作っております。
1/7夕刻からの授業で配布するからです。政府がどのようなスローガンを打ち立ててくれるのか見届けてからバネの出方を決めたいのですが、タイミングがあいません。
よって今、このお知らせを作っている段階では、1/7は予定通り授業を行います。そして週末の休みを挟み、1月の対応を検討します。

 今日のことが今決められない。こんな時代を生きているのですね。

 歴史学習するにあたり、西暦、世紀、元号等で時期を表記しますが、もう一つの表記に時代区分があります。
 時代区分とは、政治の中心地によって分ける、例えば奈良時代や鎌倉時代等です。もう一つは、社会の仕組みの特徴によって一つの時代に見立てる、例えば戦国時代、南北朝時代です。社会情勢俯瞰し後付けしてネーミングするのですが、今は後生に何時代と呼ばれるようになるのでしょうか?「感染症時代」と一区切りされることのないよう、早々にコロナ収束して欲しいです。

 話は飛びますが、先日中学生と歴史学習をしていてふと思いました。22世紀まで後何年?
 22世紀は2101年からですから、あと80年です。
 ということは、なんと今バネに来ている小中学生のうち何人かは22世紀を体験できる!ということです。
 当たり前のことですが、大発見した気分になりました。今接している子達が、二つの世紀をまたいで生きるというダイナミックなイメージ。

 小中学生よ、目の前の小さなウイルスに翻弄されるのではなく、今から続く22世紀の未来に夢を描こうではありませんか。

バネ 1月カレンダー

2021-01-01 15:05:44 | 学習教室バネ
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
昨年末に生徒達に配ったバネ卓上カレンダー。
今日から皆さん使っているかな?

ブランが小学生だったら、というもしもシリーズで12ヶ月のイラストを描きました。
1月はブランの書き初めです。
ちなみにブランは左利きです。




冬休みの宿題で書き初めあるよね。
先日の冬期講習で小学生に宿題は書き初めかな?と聞いたら、「ない」とのことでした。
本当かな?
間違えていないかな?
じゃ何が宿題なのかときくと、「なわとび毎日五分間やること」だって言うので、
じゃこの休憩時間中に今日の宿題やっちゃおう!とテラスで小学生がなわとび始めると。
子どものぴょんぴょん動きにテンション上がったブランが飛びついてしまい、ひっくり返りそうになり、これにて1分なわとびにて終了となるのでした。

さて書き初めです。
ブランは「必」という文字を書いています。
この字は書き順が難しい。
バネでは「そしは」と教えます。カタカナの「ソ」、ひらがなの「し」、カタカナの「ハ」と書くと正しい書き順になります。

これは漢字クイズ「合体漢字」の一例です。
書き順通り崩しているからね、「そしは」と書いて漢字1文字作ってね、と言うと皆あーでもない、こーでもないと騒ぎだし。
「先生、ヒント!」
「何画の字?」
「何年生の字?」
とじわりじわりとヒントもらいながら正解ににじり寄っていきます。

授業残り5分でラスト問と称して一問出題し、できた人から退出!とする、『ラスト問タイム』
終わり時間が近づくと、
「今日ラスト問ありますか?」
とか
「先生、合体漢字出して!」
とラスト問に合体漢字リクエストかかることが多いです。


「そしは」はこれまで誰もノーヒントで解けていません。

バネの卓上カレンダー2021年版

2020-12-10 13:48:38 | 学習教室バネ
知人宅へのサプライズ手土産にしようと、市販のカレンダーキットに池田輝作品をはめ込んで2021年卓上カレンダー作りました。
これが好評いただきまして、それでは皆さんへのプレゼントとしてまとまった数作ってみようと思い、いろいろ模索しました。

先のカレンダーキットを使うのであれば、手間とコストの問題が…。
数百という数作るには現実的ではないということで。
ネット印刷や町の印刷屋さんを検討したけど、あまり自由度がなく、思うようなイメージにならない。
じゃ、うちのレーザープリンターで作ろうとなり、それに対応できる紙、ケース、保存袋、これらを探しお試し購入し、そこそこ納得いくラインで全て買いそろえることができました。

さて、まずはギャラリー輝バージョンを作成。
次はNPO会員グッズ用に作成。
そして、次は。
学習教室バネ用。
生徒達へのクリスマスプレゼントにしよう!

これがおもしろい。なにがって、作る過程が。
1月から12月まで、バネ関連時節イベントをブランで表現したのです。
もしブランが人間の子どもなら、こんなことするでしょうとほくそ笑みながら、人らしく犬らしい体の動きをイラストにしていく作業が楽しい。文字や季節の色合わせも楽しい。
面白さを倍加させたのは、これを受け取った子ども達が喜ぶだろうとの期待感。



今週はプレゼントお渡し週間。
ぼちぼち子ども達に渡っています。
家でお父さんやお母さんとも一緒に楽しんでもらえれば、いいな。