まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

知ること

2008-11-18 | 本を読んで

6年生の娘が言いました。

「今 社会科で 戦争のこととかやってるからさ~・・・  いやなんだ・・・」

見るテレビ番組や興味の向くことが だんだん似てきてる娘。
正義感が強く、福祉や ボランティアや・・・そんなことに強い興味を抱いてる様子。

だから 思います。
イヤだから たくさん知っておこう。
非難したい気持ちや 批判や抗議を心に感じるならば
それだからこそ 知ろうとして 忘れないこと・思い出すことが必要だなって。
「戦争はいいことだ」「差別はしたほうがいい」という大人は いないはず。
なのに、戦争はなくならない。差別は 根強く残っている。
なぜだろう? なぜだろう? なぜだろう?

私が高校の頃は 差別のことを勉強しなくてはいけなくて
ホームルームでそのことを掲げたとき 
「わざわざこういうことをするから 知らない人まで 差別のあることを知ってしまう
  こんなことは 話し合うこと自体が差別だ」  と言った男子がいました。
その子は とても優秀な子で なんとなーくみんなその子の意見に賛成してしまったら
担任が慌ててでてきたってことがありました。

社会人になっても 勤務中に話し合い 学習しなければならない時期がありました。
その時 当時40半ばの男性がいいました。
「俺は 差別はせんよ(しないよ)。でも、娘が結婚相手にそういう人を連れてきたら
 それは、ぜったいに 反対する。 それは当たり前や」

人それぞれ いろんな考えがあります。
明らかに間違っていると思えても、その人なりに理論があったりします。
なので、どうしてそう思っているのかを 知ることは大事です。
そして 考えることを疎かにしないように。

人の価値観、人の目線を通したものではなく
自分自身の感覚で 知ることは 本当に本当に大切だと思うのです。
誰にでも 自分と同じように敬う親がいて 愛する子どもがいて 笑ったり泣いたりして
同じように呼吸して 同じ星で生きて暮らしていることを 忘れないことも。



最近読んで 娘にも勧めた本には こんなことも書かれていました。

置いてけぼりになったような気がしても、走る理由が分からないうちは走る必要なんて
ない。走る人は周囲の景色が分からない。足もとに跳ねるバッタや葉っぱの裏にいるカタ
ツムリに気づかない。夜明け前の空が透明なブルーになることや、秋が深まって息が白く
なる瞬間や、じっと夜空を見上げていれば都会でもたくさんの星が見えてくることなどを
忘れてしまう。

ゆっくり歩こう。いろいろ悩みながら。いろいろ考えながら。いろいろ眺めたり、発見
したり、ため息をついたりしながら。どうせゴールなんて、そんなに変わらない。

                          ~ 「いのちの食べかた」森 達也 あとがきより ~

私たちが生きていくうえで 目を向けづらい部分を
分かりやすく まっすぐに 語りかけてくれる本です。
重くて深いけれど 小学校の高学年くらいから読めると思います。


   『いのちの食べかた』 森 達也/著


りんご狩りと・・

2008-11-18 | まいにちのこと
昨年 初めて体験した りんご狩り。
その時食べた品種のあまりの美味しさに 今年も行こう!って決めてました。

雨がしとしと降ったお陰で 団地の毎月の草取りも延期になり
早朝から 群馬へお出かけです。
昨年は ドキドキしながら乗った高速ですが
今年は 子どもたちの父親ともタイミングが合い、連れて行ってもらえることに♪

私の重荷は すっかり取り除かれました(笑) あとは、遊ぶだけです。

「いやぁ~、ホント! きみ、よく行って帰ってきたよね」と 褒められ(?)ました(苦笑)

雨に濡れても いいのです。 靴が濡れても いいのです。
そんなことに文句を言う人は 私たちの中には だれもいません。
脚立に上って りんごを採る。 楽しく美味しい りんご狩りでした。

そして こちらも 今年も行くって決めていた『たくみの里』(*
今年も <ガラスの家><鈴の家><ドライフラワーの家>で 体験を楽しみました。
他にも行きたいところはあったのですが、予想外のこともあり この三ヶ所の体験のみ。
なぜって・・・
ガラスの家で 葉っぱが選んだ絵が 難しすぎました(苦笑)
少し手伝おうか?と言っても 「いい!大丈夫!!」と言うので、
気の済むまで自力でやってもらうことに。 2時間、カッターを使い続けました。

①グラスと絵柄を選びます。
②グラスに 粘着テープを貼り その上に重ねて絵柄を貼ります。
③絵柄の 白い部分を残して 黒い部分を切り取ります。

  
④黒い部分を切り抜いたら サンドブラスト作業です。
  ガラスの絵柄部分を すりガラス状にします。

そうして出来上がったのが こちら。(あ、真っ暗です いずれ貼りかえます)→貼りかえました!

 葉っぱはドラゴンに挑戦!
女チームは、ほうきで飛ぶ魔女シリーズです。

 他には 土鈴の絵付けもしました。

子どもたちは 父親といることも楽しいのですが
自分たちが楽しかったことを 父親にも見せたかったに違いないと思います。
日頃の ちょっと足りない部分を すこーし満たした   ・・・かな?
最後のドライフラワーの家を出る頃、時刻はまだ6時になっていませんでしたが
外は真っ暗で、しかも、街灯もほとんどなく、観光客も歩いていません。
シンと静かで シンと寒い。
なんだか、ここは正しいなぁと 感じました。