まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

昨日の夜

2011-09-30 | まいにちのこと

昨夜 1次のセレクションが行われました。
一昨日2回・昨日2回と4回に分けて行われましたが、おそらく500人近い子どもが、受けているようです。

 準備します。

息子は 4回目の最後の回を選びました。
ひとりでアップをして、ひとりで受付をして、ひとりでネットの向こうのグラウンドに。
本当は、「受付どこかなぁ?」と訊かれたけれど、自分で見つけておいでって 探させたのです。

ネットの向こうにいる息子に、普通だったら「エナメルのチャックしめときなさい」 「靴を中に入れなさい」
と細々言いたいところでしたが(苦笑)、 ネットの向こうの彼にはそんなことは言わないことに決めました。
エナメルのチャックは開いたままだったけれど、靴はきちんと揃えていたし、大事な受付の葉書は
失くさないように靴の下に敷いていたし、すね当てだってちゃんと靴の中に入れていたし。
準備運動も、順序良く、きちんとやっていたものね。



巧い子がたくさんいて、「強いなぁ」って思ったそうです。
たぶん いい結果は届かないけれど、この気持ちをどう生かすか、自分でしっかり考えて欲しいと
思っています。 私としては、「経験」することに意味があると思って受けさせたセレクションです。
ネットの向こうの息子に声を掛けないと決めたのも、もう自分で考えて動いて、判断をする年齢
なのだと思ったから。 もう そんな時期なんだよね。


セレクション終わって 駅までの帰り道。 「終わったよ」と父親に電話。 
電話を私に戻すと、「お母さん、ありがとね。 受けさせてくれて。一緒に 来てくれて。」
父親にも「ありがとう」と言っていたから、父に何か言われたのかしら?とも思いつつ、
こうやって関わった人に(たとえ家族であろうと)素直に感謝を伝えられるのは、息子の素敵な
ところだと思っています。サッカーなんか下手くそでもいいじゃん?と思ってしまいます。
「楽しかった?」 と訊くと 「うん」 とうなずきました。
「そっ。じゃぁ、よかった」 と言うと 「お父さんと同じこと言うね」 と笑っていました。
めっきり冷え込んできたので、グラウンド脇に立っていただけの私の手は、冷たくなっていました。
息子の手を触ってみると、ぬくぬくとしていて、息子は私の手の冷たさに驚いて、ずっと手を握っていました。
周りには同じくセレクションを受けた親子たちが、同じ方向に向かって歩いていたので
「手をつないで歩いてると思われるよ」 と言うと 「・・・いいんじゃん、べつに・・・」 と。

バカ親の欲目なのですが、私、この子の彼女は幸せだろうなーって、思うんですよ、よく(笑)