こんど3年生になる葉っぱには 本当に大好きな友達がいて ひとりも友達のいない入学式が嘘のように 楽しい毎日。 この前の祝日 その2人がうちに遊びに来ていた。 あいにくの雨で 暴れん坊たちには狭い家で気の毒だったけれど ゲームして・レゴして・お菓子食べて・ゲームして・お菓子食べて・・・(笑)
Aくんは 素直で なんでも思ったことは直球。 Tくんは、8歳なりに思慮深く、意外とボスタイプ。葉っぱは、その大きな体の2人に、いつもまとわり付いていて ぴょんぴょんして笑い転げている。 Aくんとは今同じクラスで、今時2人して教室の後ろに立たされたりしてる(苦笑)
AくんTくんともに、4歳頃から柔道をしてて 2人ともすごく強い。それでもたまに負けちゃったりすると、Tくんは必ず泣いてしまうのだけど、Aくんはいつも無言でTくんのそばにいるらしい。じっと、何も言わず。母は、「なんてかっこいいの!!」って感動しつつ、面白いだけじゃなく 葉っぱもいつかそんな心の交流をして欲しいと思ってる。
先日 面白い会話が聞こえてきた。
A 「葉っぱのお父さんは、いつ居るん?」 (当然の疑問!)
葉っぱ 「土曜の朝とか来るよ。・・・朝稽古に連れて行ってくれるよ」 (ひょうひょうと・・)
A 「えぇ・・・(怪訝そうに) 葉っぱのお父さんは、なにやってるん?」
葉っぱ 「えっとね・・・家のね・・・。 お母さ~ん、なんだっけ??」
(母、どんな仕事かを 簡単に説明)
葉っぱ 「あ、あとね、会議所とかもあるしね」
A 「ふ~ん・・・・・」 (←ちっとも納得してない・笑)
この間、Tくんはずっと無言なのだ。 あとで母たちで話したけれど、Tくんはきっと心の中で「Aっ!お前は余計なこと言うなっ!」って思ってたんだろうねって。
葉っぱは、父と一緒に暮らさないことが普通に感じて生活しているし、でも、よく会ってるし、大好きだし、すごく当たり前に答えていたけれど、Aくんにしてみれば、そりゃぁ不思議だもの。
ふたりの会話に母が割り込むことは間違っているような気がして、母は訊かれたことだけに答えた。
そんな葉っぱに、すごく嬉しいことが起こりました。 ジャジャーーーン!!
学期の終わりごとに行われる 会内試合です。
人数が少ないので、学年ごとではなく、いつも2.3年生ってくくりなのです。6人のリーグ戦で5試合。葉っぱは唯一の2年生。昨年の夏からは、会の稽古だけじゃなく、知人の道場での朝稽古にも通うようになり、小さいからだで本当に頑張っていたもの。 学年では背は高い方だけど、朝稽古は4年生や中学生の中に混じってたし、学年がひとつ違うだけでも理解度に差があって、葉っぱはたぶん辛い時期もあっただろうし。 足に気をつけたら手を忘れちゃうし、手を頑張ると足がおろそかになる・・・。
「お前は進歩がねえ!!」って怒られても 帰り道で「ねぇ、進歩って、なに?」って訊いてくる(苦笑)
インフルエンザと学童の行事で 皆勤賞は成らなかったけど、精勤賞の賞状とご褒美も頂きました。
この結果を すごく喜んだのは 葉っぱの父親でした。 この賞状の写真をメールしてあげたら、「あいつ頑張ってたから、いい結果に結びついて本当によかったよ。いやぁ、見たかったなぁ!」って。
一緒に仕事現場にいた人に、「うちの息子が剣道やってるんですけどねー・・・」って、息子を知らない人たちに自慢してしゃべっちゃったって、自分で笑ってました。
週末には仕事が落ち着くから ご飯食べて温泉も行けるよって。
彼が家族の生活をリタイヤしたことで 失ったものも敵わなかったものは計り知れないけれど、いいことだってあったはず。 私は、「私が子どもを守る」って強く思えるようになったし、3人だからわかったことも、楽しめたこともあるもの。ちょっと特殊かもしれないけれど、これが私たちの普通の暮らし方なんだなーって思ってしまったのです。