もっと小さい頃だと、お布団の中でのお話は、子守唄か催眠術になってしまいがちだった葉っぱも ずいぶん体力が付いたのでしょうか?割りと長く聞いてくれるようになりました。
いつも目一杯!なので、電池が切れたように動きが止まり、寝てしまっていたのよね~。
昨夜持ってきたのは こちらでした。 『とうさんおはなしして』
眠りたくない子ねずみのために、お父さんが7つのお話をしてくれます。 ユーモアたっぷりで、優しくて、知らず知らずのうちに微笑んでしまうような、おおらかなお話ばかりです。
葉っぱは 「葉っぱは、かっかん(お母さん)、おはなしして~!だよ」 と持ってきてくれました。
「次~! 次~!!」 と読むうちに、最後のお話にまでたどり着けましたが、最後のお話が終わる頃には嘘のように眠っているのです。 え~!? よくできてるなぁ、この子。(笑)
5年生のお花にとっては、今、母と話すことが欠かせないことになっています。
もちろん家族の会話が大事なことはわかっていますが、帰宅後に母に発散させることがお花のイライラ解消になっているようなのです。
前出のK君のことといい、どうもクラスの中での出来事に納得のいかないことが多いらしい。
理科の先生は、当初から人気のない先生でした。昨年は、同姓の子がいるのに「○○さん(お花の姓)」とさされ、「どちらですか?」と訊くと「どっちでもいい」なんて言われてたくらいで・・・声は小さいし、すぐ不条理なことで怒るし、実験の前に結果を言うから楽しくないし(苦笑)・・・って、お花もみんなも不満を持ってました。
でも、その先生がちょっと間違っただけでも 「先生、頭おかしいんじゃねーの?」とか悪態をつく子が多く、我慢できないというのです。 教頭先生に時間があるときは、授業にきてくださるようになり、その時は楽しいらしいのだけど、毎回来てくれるわけではなし・・・。 それ以外の教室でのことも。
「あの子がこんなことするんだよー!」 「先生に向かって、こんな口のきき方するなんて、信じられない!」 「あ~、イライラする!!」 こんな感じなのです。
決して お花に対してイヤなことをされたとか、そういうことではないだけに、かわいそうになります。
母にしゃべって気が済むなら、どんどん話しなさい。 急に人は変わらないから、少しはしょうがないと思うことも必要だけれど、「私は私」としっかりしておくことも大事だよ。見てる人は、ちゃんと見ててくれるからね。 そんな話をしています。
昨日、たまたま教頭先生とお会いしたとき、「お花ちゃん、あの子は優秀ですね」と言われた母は ・ ・ ・ ・嬉しくないわけはない。 なので、そういう嬉しい話は、うんとうんとお花の耳に入れてあげたいと思ってます。
少しお話をしていると「あの子にとっては 物足りないんじゃないかなー」と言われ、そういえば面談のとき、担任の先生からも同じことを言われたことを思い出したのです。
その時は楽しいクラスだと言っていたので、「ちっともそんなことないです」 とお答えしていたのに。
もちろん、仲良しの女の子も男の子もいて、すごく楽しく過ごしてもいるのですがね。
母のせいなのか? どうも正義感?が強く育ってしまったのかな? すごく幼い、単純なところもあるのになぁ。
昨日は学校で借りてきたという本を読みはじめました。 母の知らない本。
『ハンナのかばん』 カレン・レビン/著 石岡史子/訳
アンネ・フランクと同じように、アウシュビッツで悲しい生涯を閉じた 13歳の女の子のお話。
葉っぱにもわかるように そんな話をしていたら、いろんなことを想像できたらしい・・・「学校で起こっていることなんて、ささいなことだ!」 「あ~(ブルブルと頭を振りながら) Kのことなんかで怒んない!!」 この単純さは、素晴らしい!(笑)
みんながそう思ってくれるといいのにね。 そう、ささいなこと。 でも、大事なあなたの世界だよ。