Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

7月10日(日) メディアはなぜ「特定の団体」を伏せたままにするのか

2022-07-10 21:39:06 | 日記

選挙報道で、長野選挙区での杉尾秀哉氏と東京選挙区での山添拓氏の当確が出たことを確認して、パソコンに向かっています。

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予断、思い込みで判断を下すというのは怖いことです。
安倍元首相への銃撃事件を「政治テロ」と書いたことについては、政治家への許すべからざる殺害事件であることは間違いないにしても、相手が世界的にも名前の通った元首相であるからとか、事件を引き起こした容疑者が元自衛官であるからとかというだけで、「政治テロ」と断じるには余りに軽率であったと言わなければなりません。反省します。

とはいえ、別の意味で、この事件は政治とは全く別物であるとは言えない背景を持っていることが次第に明らかになってきていることは重大です。
1つは、主要メディアが当初から容疑者の殺害動機が「特定の宗教団体」に関わるものであると、その団体名を伏せていること。現在もそれは変わっていません。
フランス在住の「ファリードやす」さんは、ツイッターで「フランスのニュースチャンネルの安倍元首相の暗殺報道では、見出しにはっきりと『容疑者はムンのセクトを狙った』と書かれている。フランスでは、統一教会は一般に「ムン(文鮮明)のセクト」と呼ばれている」と記しているのですから、国内でも当初からこのことは明白だったはずです。

ところが、安倍さんがこの宗教団体と密接な関係があると「思い込んだ」と、特別に「思い込んだ」ことに力点をおいた報道を続けていること。確かに、安倍さんがこの宗教団体の有力な一員であったわけでもなく、母親を追い込んだメンバーであったわけでもありませんから、もし犯人がそう主張しているなら、それは明らかな勘違いや思い込みでしょう。

しかし、一方で、安倍晋三とこの宗教団体との深い関係は、かねてから明々白々の事実であることも事実なのです。
安倍元首相に近い論者には、この事件はあくまで家庭内の問題なのであって、関連付けることはむしろ問題をねじ曲げるとさえ述べている者がいますけれど、これも誤りだと私は思います。つまり、この事件が期せずして、政治テロとは別の問題を明るみに出したということです。

その団体とは、言うまでもなく「統一教会」。正式名称は「世界基督教統一神霊協会」という名のカルト集団です。霊感商法とか合同結婚式で悪名を知られるようになった団体。創設者の文鮮明教祖が死去したあと、2015年には妻である韓鶴子氏が総裁となって、名前も「世界平和統一家族連合(略称:家庭連合)」に、さらに「天の父母様聖会」に名称変更することになっているらしい(出典はこちら)。
国際勝共連合は教祖を同じくする反共主義の政治団体で、統一教会を母体とする政治的フロント組織。自民党とのつながりは極めて深いものがありますし、安倍元首相は何度もこの団体が発行する雑誌の表紙を飾っています。

私が大学に入学したのは1964年。すでに1959年から日本での活動を開始していた統一教会は、1964年に東京都知事から宗教団体としての認証を受け、主に大学で学生相手に統一原理を研究するという触れ込みで「原理研究会」を組織し始めたのです。
東北の地でも、学生が次々と「入信」し、大学の中で周りの学生にしきりに勧誘していたものの、そのうち大学に出なくなり行方不明となっていくという事態が起こっていました。「洗脳」によって、友人の話し方や顔かたちまで変わっていくのを目の当たりにしたことを今更のように思い出すのです。
霊感商法や合同結婚式がマスコミで取り上げられるずっと以前の話です。

なぜ、特定の宗教団体としか言えないのか。実態を明かせば、この団体と自民党の政治家の皆さんとの醜悪なつながりが芋づる的に明らかになるからとしか、私には思えないのです。

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話は、変わりますが、昨日の早朝から今日の昼ごろまで富山に出かけていました。
目的は2つ。1つは、叔母宅の解体工事が始まったために進行状況を見る傍ら、測量士の方と会って状況を聞き、確認の署名と捺印をすることでした。
工事は半ばという状態で、ほとんど家屋が壊され、あとは運び出す作業が残っている状態。あと、1週間ほどで完了するのではないかと思われました。

2つは、娘の嫁ぎ先で散髪をしてもらうこと。池田でいつも通っているところは、思うようにやってもらえない恨みがあり、1年に一度は娘の義父の手でしっかり刈ってもらうことにしているのです。手際の良さとハサミさばきは相変わらず。おかげでサッパリしました。

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帰ってからしばらくして畑へ。
今度は、こどもじゅくの生徒の親に池田に来てもらって、野菜を収穫し持っていってもらいました。母子家庭で、いろいろ苦労している様子だったので、声を掛けたらすぐに取りに来てくれたのです。旬の野菜を沢山積んで、嬉しそうでした。

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明日は早朝6時から、チョロギの草取り。午後からは行革委員会の部会。結構忙しい日が続きます。