今日も朝からチョロギの収穫。今にも雨が落ちそうなどんよりとした曇り空、強い北風の中で作業を続けました。
「他の人が見たら何をしているんだろうと思うだろうね」と言いながら、手と口をいっしょに動かしている女性軍。7人のメンバーのうち3人が沖縄出身者なので、いきおい沖縄の話題も多くなります。
チョロギ研究会の元締めも沖縄出身者。足は私と同じで短いが、いかにもウチナーンチュという風貌で逞しい。その彼が、沖縄には次の3つの「いい加減コトバ」があるが知っているかという。
・であるわけさぁ。
・だからよー(だからさぁー)
・なんでかねぇ
これらの使い方は沖縄出身者または長く沖縄で生活した人でないとなかなか分かりづらいところがありますが、たとえばこうです。
アベちゃんに習って、とある高級ホテルで会費5000円でパーティーを行ったのが仮に沖縄出身者だとします。(沖縄出身者を侮蔑する意図は全くありません)
記 者「高級ホテルで会費5000円で本当にパーティーをやったんですか」
主催者「であるわけさぁ」
記 者「何言ってんですか。とんでもなく安いんじゃありませんか」
主催者「だからよー」
記 者「どうしてそう安く出来るのかを聞いているんです」
主催者「なんでかねぇ」
ネット上には、3大テーゲー言葉とか、無責任言葉とかという表現で紹介されていますね。義母も「だからよー」(「から」が高くなる)はよく使いますし、「なんでかねぇ」も時々耳にします。私はこれらの言葉結構好きですよ。集まったウチナーンチュたちも「大らかでいいねえ」ともっぱらの評価。実際の使い方はこちらにも(ちょっと若向きか・・・)。
3大無責任言葉とは朝ドラ「ちゅらさん」の藤木勇人さんの命名らしいのですが、争いを避ける県民性がよく表れた言葉として今では有名で、「無責任」というより対人関係を傷つけない優しい心根のあふれた言葉として大切にしたいと私などは思うのです。
神奈ココさんによれば、「だからよ~」は沖縄最強の言葉なのだとか。なぜなら、「話を強制終了させてしまう、とんでもない力を持った言葉」なのだから。その例文を見るとよくわかります。以下はココさんの引用。
例① 「今日は天気悪いね~。」
「だからよ~。」…はい、終了。(・ω・)/
例② 「なんで遅れたの?」
「だからよ~。」…はい、終了。(o^-')b
例③ 「これ、間違ってるよね?」
「だからよ~。」…はい、終了。(^-^)/
例④ 「俺のこと、どう思ってる?もしよかったら…」
「だからよ~。」…はい、お気の毒さま。(/_;)/~~
ココさんの説明では、「更にこの言葉の後に『なんでかね~。』をくっつけると、沖縄てーげー言葉の最終形態になります。話が終了するだけでなく、思考回路そのものがストップとなります」と書かれておりました。これらの使い方をよく知ると、ウチナーグチがとても楽しく思え、沖縄の人たちがさらに好きになりますね。