すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

ネガティブさん、こんにちは。

2006-04-20 00:46:10 | ひとりごと

「落ち込んでばかりいたら、だめよ」
「プラス思考でいかなくっちゃね」
「笑顔が一番」
いろんなとこで、こんなことばかり言われると、
落ち込んでる自分や、マイナス思考の自分は“だめな自分”
という気がしてくる。

全然だめじゃないのに、
プラスとマイナス、両方あって当然なのに、
でも、だめなんだ・・・と落ち込んでしまう。

“だめな自分”はいやだから、
心に浮かぶネガティブな感情そのものを、
見ないようにしたり、毛嫌いしたり、
「こんなのは自分の感情じゃない!!」って、
存在することすら否定したり。

でも、皮肉なことに、そんなことを長くつづけていると、
ネガティブな感情はやがて反乱を起こして、
心を占拠してしまう。なんたる、矛盾!!!

最近、あることがすっと胸に降りた。
ネガティブな感情もポジティブな感情も、
どっちも私。だから、どっちも大事。
そうだ、そうだよ。

ポジティブばかり大事しないで、
ネガティブもちゃんと大事に扱うことにしよう。
そう、決めた。

たしかに、
「痛い」「苦しい」「嫌い」「行きたくない」
「会いたくない」「怖い」「辛い」・・・・、
はとってもやっかいな感情で、
できたら仲良くなんてなりたくない。

でも、どれも自分の心から出ていることには間違いない。
つまり自分が出していることに、疑いはない。
「楽しい」「嬉しい」「気持ちいい」と同じように、
自分の心が出している。そうなのだ。
それを、自分が認めなくて、どうするの?って感じだ。

そんなわけで、ネガティブ感情との付き合い方を考え付いた。
ネガティブな感情がわき上がってきたときは、
まずは「ネガティブさん、こんにちは」と挨拶して、
それから、じっくりその感情を味わってみる。

味わうのがしんどくなったらネガティブ感情を前において、
「ああ、いま苦しんだね」
「仕事に行きたくないんだね」
と、心で会話する。

で、さらに、
「さあ、どうしよっか?もう少しここにいる?
さっさと出て行っちゃう?
それとも、他に何かいい案ありますかね~」
ってな風に、相談というか交渉をする。

いまのところ、ほとんどが抵抗せずに、
素直に出て行ってくれている。
もちろん、出て行ってくれるときには、
「ありがとうね」
という感謝の言葉も忘れない。

感情も生き物なんだよね。
ポジティブな感情だけじゃなく、
ネガティブな感情だって、
ちゃんといることを認めてあげたら和解できるんだよ、うん。
そんなにやっかいでもなければ、
聞き分けが悪いわけでもなかったりするんだ。



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