すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

嫌われてもいい。(心屋流メソッド)

2014-10-21 21:46:16 | 心理メソッド・生き方
いつからか、心屋仁之助さんのブログを毎朝読むのが日課になっています。

最初は、好きなブログの中の一つでしかなく、時々読む程度だったんですが、そのうち、なぜかよくわからないんだけどグングン惹かれていき、私の中でダントツ一番のブログになりました。

心屋さんの本も一冊だけ読みましたが、正直、フツー(ゴメンなさい(^_^;)。他の心理系の本との違いがわからなかった。私の場合、アカデミックなものも、読み物的なものも、心理学の本はそれなりに読んできたので、書籍という形で整理された文章には鮮明なインパクトを感じなかったのだと思います。

その点、ブログは心屋さんの生の感情もダイレクトに入ってきて荒削りなところがある分、独特で、個性的な表現が目に飛び込んできやすい。他の人の著書と言ってることは似ていても、心屋さん独自の、他にはない表現が妙に残る。頭で理解するんじゃなくて、「やってみよう」と行動に駆り立てる凄さがあります。

一番響いたのが、この言葉。

嫌われてもいい


見事なまでの逆説です。
他の心理系の本でこんなフレーズ聞いたことない。

嫌われることを恐れるな、
はよく聞くけど、
嫌われてもいい、
って。

そんなネガティヴフレーズ正面切って言っちゃていいのー?

だから、最初は「はぁ?」って反応します。「そんなのやだよ」と。「マイナス思考じゃん」と。

でも、そこに何かがある直感。確かで動かしがたい直感。だから、こだわる。

こだわるから、自分なりの、自分だけの理解を必死に探し、そしてあるとき自分にふっと落ちるんです。


以下、私が落とし込んだ理解。


嫌われてもいいというフレーズは、「嫌われること」を受け入れようということではありません。

「嫌われること」を恐れる人、そこに果てしないエネルギーを注ぐ人が、「嫌われる」恐怖から注意をそらす効果をねらったものです。そこに注いでいたエネルギーを取り戻すおまじない。だから、「嫌われる」には焦点が当たらなくなる。

私は、ママ友集団など大勢の顔見知りが集まる場に出向く時に胸にザワザワ感がやってきて体が重くなります。
緊張を感じさせる人や場面に出向く時にもなんともいえない不快感に満たされます。

自分は行きたくないんだな、ということはわかっていましたが、どうしてそうなるかはうまく説明できなかった。

この正体が、

嫌われることの恐怖、
ダメな人と言われる恐怖、
失敗することへの恐怖

だったなんて。


でも、大正解!でした。

なぜなら、


嫌われてもいいや、べーつに

なんて自分に向けてつぶやくと、確実に楽になるんです。

夏以降、何度も実験済みですから確かです。以前は会合やランチ会などに出かける時には気持ちに気合いを入れ、帰るとグッタリ疲れて家事もできなくなるほどでした。

それが今は、むしろゆるーい感じ、どっちでもいいやー、な感じで出かけて、心地よい疲れとともに帰宅することが多いです。

嫌われることへの恐怖が遠のき、エネルギーがそっちに流れなくなったからなんですね。だから、楽しむ余裕も生まれるようになりました。

行きたくないところには極力行かないというルールも自分に許しつつあるので、どこかに行って嫌な思いをすることはさらに減少している今日この頃です。

ちなみに、
嫌われてもいい
だから、いいんです。脱力する感じがするでしょ。

嫌われることを恐れるな
だと、全然効果がない。私の場合は。緊張を強いられて、嫌われることを恐れる自分が責められてる息苦しさも感じます。

だから、

嫌われてもいい

は、わかる人にはわかるすごい表現なんです。

多分、嫌われることがさほど怖くもない人、そもそも自分が嫌われるなんてことを考えもしない人には、「嫌われてもいい」というフレーズはきっと空振りします。

「イヤイヤ、嫌われてもいいなんてわざわざ考えなくても~」なんて感じで、一笑に付されるんじゃないかな。

そういう人は逆説を必要としない、根っからの幸せ者ですよね。


心屋さんは、

嫌われてもいい
から
本当は嫌われてないのかも
本当は愛されてるのかも
どうせ愛されている

(↑この並び正確でないかも(・・;))

まで落とし込みます。

一気に「どうせ愛されてるかも」は、かなり唐突感がありますが、徐々に順番に感じ方を変えていくと、あら、なんとなく感じられちゃう。

あ、あたし人気者かも?!

なんて。

周りの人が自分をどう思っているか、好きか嫌いか、どっちでもないか、の事実には変わりがなくても、自分の意識が変わることで世界が変わることを実感する瞬間です。

そうか。
これが、「自分が世界を作っている」というからくりか。

心屋さんのブログのおかげで、私は自分の世界を少しばかり能天気に変えていけそうです。



(本も買ってないし、セミナーにも行ってないのに、こんなに大きな恩恵をもらってます。全部タダで(^_^;))



(つづく)


↑ポチッとお願いします。
応援していただけると、更新の励みになります。


















最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
心屋さんは実践派ですね (ポコ)
2014-11-30 09:38:18
私も、心屋さんの本を5冊ほど読みました
凄く共感できて なるほど の連続です

心屋さんは我流だと言ってました
本も読んで勉強してきたが ほとんど忘れた
自分が、体験して実感したことしか書かないと言ってました
そこが、机上の学問との違いのように思います

だって免許証をもったからって 運転上手くならないですよね
免許証をもってなくても、毎日運転して
実感してる人が運転上手だし教え上手です

昨今の教育が机上の学問に重きを置きすぎた結果、難しいだけの学問(全く共感できない^_^; 単なるステータスの道具)
が増えてたんでしょうね

心屋さんはじめ 多く実践派が出てきて
面白い世の中になってきました^_^

ちなみに、ご存知かもしれませんが
武田双雲さんのアメブロも良い事言ってますよ!^ ^

長々と失礼しました
返信する
変なテンションを、作ってしまっていました(^_^;) (くりはライダー)
2014-11-30 09:40:05
初めまして♪

バカ正直な私なので、嫌われる事を受け入れようとしていました。

本当は根が心配性で、親ゆずりの優しさはある。

最初から幸せ者の私には、やってはいけない事で、やれば誤解を招いてしまいそうです。

気を付けてみます、ありがとうございます♪
返信する
Re:心屋さんは実践派ですね (ayase_9)
2014-11-30 17:18:16
ポコさん
コメントありがとうございます(*^_^*)
実践派かつネガティヴ出身の心屋さんだからこそ響く何かがありますよね~。
私も双雲さん大好きです!双雲さんは直球で心屋さんとはタイプが違いますが、本質は似てますよね~
好みの似た方がいらして、嬉しいです!
返信する
Re:変なテンションを、作ってしまっていました(^_^;) (ayase_9)
2014-11-30 17:22:41
くりはライダーさん
コメントありがとうございます(*^_^*)
心屋メソッドのストライクゾーンは、限定されるかもしれませんね。そもそも嫌われることを心配しないタイプの方には、うまく入ってこないかもしれません。
返信する
その通り! (ハナコ)
2017-09-06 07:35:28
心屋さんのブログ読んだり、講演会行ったり、嫌われる勇気を読んだり、色々、色々試行錯誤してこちらにたどり着きました!もう、まさしくそうなんです。そういう事だったんだと心屋さんの話が理解できました。どうせ愛されてるしがなかなか理解できなくて、ピンとこなくて。嫌われてもいいから始めるとスッと入ってきました。ママ友の集まりに行く前の気持ち本当にその通りで、いつも帰ってから、あんな事言わなければ良かったとか、あの時こうすれば良かったの嵐(笑)嫌われてもいい、失敗してもいいと思い込んで行くとそのつもり、その失敗も想定内だから大丈夫なんですよね。他の記事もとてもとても自分に当てはまるのが多くて何度も読ませて頂いてます!
返信する

コメントを投稿