すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

夫婦になる

2008-04-29 21:48:58 | ひとりごと

結婚して、連れ合いができた。

長年の知り合いだったけれど、
恋愛期間は3年ほどだろうか。
まだ3年だから、
馴れ合いの関係ってほどでもなく、
新婚生活も、新鮮で、楽しいことが多い。

でも、一緒にいる中で、
ん?あれ?
ということに、たびたび遭遇する。
バターの使い方、洗濯もののたたみ方などなど、
軽く受け流せるものから、
「二人がこんなに違ってこの先大丈夫だろうか・・・?」
という深刻な気分になる???も。
お金のこと、考え方のこと、それぞれの家族のこと、
なんかで、???が頭の中で点滅することは多い。

恋人時代のように、離れて暮らしていれば、
一人の時間を持って、
そのことについてじっくり頭をめぐらせることもできるが、
一緒にいるので、そうもしてられない。
なんとなく、生活にまぎれて過ぎていく。
そして、違いはだんだん慣れていく。
あるいは、無意識のうちに、
どちらか一方が、あるいは両方が少しずつ、
妥協しているのだろう。

でもたぶん、
慣れていかない違いもあって、
それを解消していけないと、
ある日爆発してしまったり、
離婚騒ぎになったりするのだろうな・・・と思う。

私は、昔は我慢するほうだった。
だから、あのころの自分だったら、
結婚できなかっただろうし、
結婚しても、すぐにつぶれていたと思う。

最近は、我慢しないようになった。
だから、違いに疑問があったり、
慣れていけない違いが自分のなかにどっかり居座っていると、
態度に出たり、言動にでたりする。
それが悪いことだと思わなくなったのも、
自分としては、+の変化だと勝手に思っている。

自分の様子に変化があると相手も気づいて、
なんらかの反応がある、
それについて話し合ったり、妥協しあったり、
葛藤しあったり、時には口論、
あるいは、意識的に口をきかない、
というやりとりをもつことになる。

すべてがそう、とはいわないけれど、
こういうやりとりがあるのは、
関係を長く長く続けていく、コツだと思っている。
違いは、あって当然。
でも、違いにふたをして、
やりとりを放棄する日のくることが、
一番怖い。

夫婦になるっていうのは、
この違いを、ていねいに、根気よく、
つき合わせて、噛み合わせていく作業なのだな、
って実感する。